今日は天気がものすごく良かったので、散歩がてらにどこか行きたいなぁとも 思ったのですが、予定通りTARAKOさんのライブに行ってきました。
 会場に着くと既にいつものTARAKOファンの方々が陣取っていたので、開場まで 東急ハンズで時間を潰していました。そろそろみんな開場に入っただろうという 頃に、渋谷の喧噪に包まれた会場前で来るはずもない人をじっと待っていました。 当然と言えば当然なのですが結局五味chanは現れませんでしたので、開演5分前 についにあきらめて入場しました。
 入り口のところで「CD」「スタッフジャンバー」「帽子」等を売っていまし たが、CDは銀座山野楽器が売っていたようです。客層はいつもとほぼ同じで120 〜130人程が入っていたでしょうか。まあ、親しい人がいるわけでもありませんの で、一番後ろのミキサー卓の前で立って見ていました。この辺りには小林常務、 マネージャーのあべさん、Samさんのお弟子さんの直輝さん等がいて、ちょっとし たスタッフ気分とでも言うのでしょうか。何となく「ライブ傍観者」という雰囲 気で臨みました。

 5,6分遅れてスタートした昼の部はアコースティックライブです。茶色のジャ ケット(?)に茶色の帽子という出で立ちで、
 M01. BLUE EYES
 M02. ひとり遊び
の後、MCはこんな感じだったと思います。
「こんにちは、TARAKOです。昼間はアコースティックでギター、夜はバンドで… 初めての方、初めまして。私が『ナマのTARAKO』です。いつも来て下さってる方、 いつもどうもありがとう。TAKE OFF 7で初めてのワンマンという事で、緊張して います。いつもやっている四谷コタンではだらけている訳ではないのですが… 皆さんはお気軽に、飲物飲みながら、煙草吸いながら、隣の人ナンパしながら気 軽にすごして下さい。今日は『天国にいこうよ』(註・間違えて言っているのだ と思うが…これではそのまんまだ)の曲とそれに入り損ねた曲や、他のアルバム (童謡集など)に入っている曲で、オリジナルの8枚のアルバムに入っている曲 は昼はやりません。次は『あなたの腕の中で笑う』に負けて落ちた曲です」とい うことで
 M03. 好きだから
 ここでSamさん登場。髭をはやしていて、「日本で生まれて、日本で育って、 なぜか外見はインディアン」「最近は女性ファンも増えてきまして、中には男性 で『Samさん素敵』とか言う人もいまして」と、TARAさんにいろんな事言われて ました。
 M04. 林檎
 M05. ビー玉の瞳(め)が好きだった
「『林檎』は歌手・声優の西村ともひろさんの曲。『ビー玉の…』は、裕木奈江 さんのシングルの『冬の東京』のカップリングの『しおり』を書いているのです が、提供する前の詞です(原曲ってことですね)。次は『どすこいCD』『いて まえやCD』の童謡集からですが、自分のアルバムに入れてもいいくらい好きな 曲です」
 M05. 僕が空を飛べたころ
「名古屋テレビで1/15に放送される『イブの逆襲』という番組で、城戸真亜子さ んとガダルカナルタカさんの司会のトーク番組にゲストで呼ばれたのですが、 『うるうる白書』を読んで呼んで下さったそうで、もう一人のゲストが安岡力也 さんで、いったいどんなテーマなのかと思ったら、『修羅場をくぐり抜けてきた 人』ということらしいんです…(ここから番組で紹介された修羅場がいくつか 続く…)。一途な男性もいるわけです」
 M06. 告白
 M07. 不敵な天使たち
「次の曲は詩が小林正樹さん(Makky常務の事です(^_^;))、曲が西村ともひろさ んで、西村さんのアルバムに入っている曲です。これからの予定は1/22大阪ミノヤ ホール、1/23名古屋ハートランド、第4金曜日が四谷コタン。コタンでは入りき らない人が表で聴いてくれているんですけど、風邪とかひかないようにね」
 M08. GOODBYE MEMORY
「風邪ひいたときに一番良い治し方をご存知な方?」(会場から「酒!」の声が かかる)「酒は人を狂わす狂い水だわ」ここでSamさんから「それで本が書けたん じゃないですか」と突っ込まれる。「年末に沢田聖子ちゃんの家でパーティーを やったんですが、インスタントラーメンを自分で作って、ワインを飲んで…今日は 絶対に醜態は見せないぞ、とワイン2,3杯で止めたのですが、そしたら『つまんな い、TARAちゃんつまんない』『あのね、このあいだのクラブチッタの後で酔って 聖子ちゃんに絡んだばかりなんだよ』『いいじゃん。酔わないTARAちゃん、TARA ちゃんじゃない!』とまで言われてしまいました」
 とまあ、こんな感じで続いていきます。この辺りで大体半分くらい過ぎたところ だったと思います。今回のアルバムの曲は一通りやったのですが、『海を抱く空』 はまだ『S1』と言っていた頃の古い歌詞でした。
 このタイプのアコースティックライブは、最近大阪・名古屋で行われていること もあり、安心して聴けるというか、逆に言えば新鮮味がないというか、特に取り立 てて言う事はありません。
#実はこの辺りからぼーっとしていて、あまりよく覚えていないのでした(^_^;)
#まさに意識がうすれていく感じでした。個人的にはこういう音楽が好きなので
#すが…

 なんとなくサクッと終わってしまった印象があります。十分、夜に期待を持た せる終わり方でした。

 昼と同様、開場時間から開演時間まで表で五味chanを待っていましたが、当然の 如く来ませんでした。
 あきらめて会場入りし、昼と同じミキサー卓前で開演を待ちました。小林常務が 私を含めた周りの人に「椅子ありますよね?荷物を置くような…」と心配して下さ いましたが、初めから立ち見の予定だったので、ほとんど無視同然ではありました が、その場にいました。「CDを買って下さった方にはポスターが付きます!」 「ポスターののこり5本です!」という声を聞き流しつつ、さらに待つ事10分、 TRASHの ながたまりこさん(漢字忘れた) のキーボードによる伴奏が始まりました。
 M01 銀の匙
(終了と同時に他のメンバーが出てきてスタンバイ)
 M02 あなたの腕の中で笑う
(この曲の1フレーズが終わったところでドラム、ベース、ギターが入ってきます)
 M03 BLUE EYES
 「今晩は、TARAKOです。昼間に引き続き来て下さった方、拍手下さい。(会場か ら拍手が起こる…)夜来たよっていう人、拍手下さい(少し減ったかな、という感 じの拍手)夜来たっていう方は後ろの方に多いようですね。前の方は見知った顔ば かり…今日は久々TRASHとで帰ってきたなぁ、という感じです。次は『天国より高い とこいこうよ』のアルバムのタイトル曲です。アルバムとは若干アレンジが違いま すが…」
 M04 天国より高いとこいこうよ
 この辺りのドラムはとても心地いいですね。打ち込みとは違うぜぃ!という実川 秀一さんの意気込みが感じられます。
 M05 ひとり遊び
 M06 やさしさの断片(かけら)
 懐かしい曲が続くと、やっぱりTRASHじゃないとっていう気になります。
 「改めましてみなさま、今年もよろしくお願いいたします。今年は戌年です。絶 対に良い年です。街で犬を見かけたら『やぁ』と声をかけてあげて下さい(何とな く先日の『盲導犬育成基金チャリティーライブ』の事を思い出している私。盲導犬 には触ったりはもちろん、手を振ったりしてもいけないという話し)今年は皆さん にとって良い年でありますように。一人者の人はとても素敵なパートナーが見つかっ て、二人者の人はずっとそのまま続いて、今三角関係の人はできればうまく3人で 仲良くやって…誰も泣いて欲しくない」TARAさんの優しさを感じるコメントだと思 います。
 「ここでメンバー紹介。ベース『てっちゃん』(さとうてつやさん)お父さんな んだよね…子どもの名前は?」等という会話が続きます。「ギターさん、いっちゃ いましょうかねぇ。ベース『Sam君』です」いきなり間違えるTARAさん(^_^;)元々 TRASHのメンバーではないのですが…岩尾徹さんはどうしちゃったのでしょう。夜の 部では髭を剃って現れたSamさんですが、久々のエレキギター、譜面台がない等の話 題が続きます「今年の抱負は?」「豊富にあってわからない」「そういう洒落は秀 ちゃんだけでいいから…」「キーボードまりちゃんです。最近変わった事は?」
「まあいいじゃないですか」「今なにやっているの?」「まあいろいろと…」一体 ながたさんは他で何をしているのでしょう?「バンマス、バンドのますおさん、秀 ちゃんです」「明けましておめでとうございます…」(以下堅い挨拶が続く…) ここでJリーグの話しになる…「ホモなのかな、カズが好きになっちゃって」「私 ジェフ市原が好きなんだけどなぁ」「どんな選手が好きなの?」「知らない」TARA さん、かましてくれます。「最近秀ちゃんはCCガールズのバックバンドをやって いまして、後ろでニカニカしながらやっているんじゃないかと思いますが…」 秀ちゃんとTARAさんの掛け合いはまさに漫才の様…
 「次は懐かしい曲です」
 M07 リフ・レイン
 M08 ひとりイブ
 「アルバムを作るに当たってはいろいろな方にお世話になりました。バラードだ けになっちゃたのですが、TARAちゃんらしいねって言われると一体どんなんだろうっ て思います。小田急ミロードでDJをやったのですが、知らない人にもCDを買っ てもらったのは嬉しかったです。小林常務と『それだけで来た甲斐あったね』と話 していました。ファンの中には一人で十何枚も買ってくれる人もいて、とてもあり がたいです。
 ライブが終わると感想を送ってくれる人がいるんですが、今回も楽しみにしてい ます。アンケートを書いてもらおうかと思ったのですが、ライブが終わってざわざ わしている中で書いてもらうのもなんだから、という事で止めました。何かありま したら郵便番号160、東京都…」会場からざわめきが…「えっ、150なの?私ずっと 160で書いてたわ…」
 M09 SMILE
 『ひとりイブ』や『SMILE』は弾き語りの方が良いと思います。
 M10 季節風
(ここでついに客がステージに駆け寄る)
 「そのままのノリで!」
 M11 愛ってやつかもしれない
 M12 I wish
 M13 ルール
 古い曲は、徹さんのギターをほとんど忠実に再現しているSamさんでした。まりこ さんがSaxを吹きだしたのにはびっくりでした。あまり音は出ていませんでしたが(^_^;)
 「森進一の声になってしまった」客が一斉に席に戻ると「戻る時って淋しいでしょ う。今日はスタンディング無いんじゃないかという曲順だったのですが、いきなり来 てしまって、『あめぇよ、おまえ』の世界ですね」ここでマネージャーのあべさんが ジュースを差し出す。「これジュースだよ!」
 「次は最後の曲です」
 M14 海を抱く空
 ここからアンコールに入ります。
 「ありがとうございます」メンバーを呼び込むTARAさん。「後ろで獅子舞いのよ うになっていてすみません」とはSamさんの言葉。秀ちゃんの一言は「明けまして おめでとうございます…」と、初めと同じメッセージ(^_^;)
 E01 ふ・わ・ふ・わ
(再びスタンディングモードに入る)
 E02 好きだよ
 ここで舞台裏に引き込む
 そんでもってダブルアンコール。
 E03 たった一つの願い
 ここでお客さんが席に戻る。バンドバージョンも感動でした。久々に背筋がゾク ゾクする感じを味わえました。これぞ『TARAKO』という唄い方で、この1曲を聴け ただけで十分見に来た価値がありました。
 TARAさん、メンバー全員が舞台裏に引っ込むと、さらにアンコールがかかる。 しばらくして出てきて、前に並び「恒例の三本締め…」と言うと会場からブーイン グがあり、急遽
 E04 ルール
 その後、三本締め(実際には五本?)で終了となりました。
 毎回ライブ終了後には、TARAKOさんと話せる機会があるのですが、いつもいつも そそくさと帰ってしまう私でした。

 ずいぶんとご無沙汰だったバンドライブだっただけに、ファンの人たちも異様な 盛り上がり方でした。それにしてもTRASHってどうなっているのでしょう。ドラムの 秀ちゃんは「TRASHも無事年を越せた」と言っていましたが…
 会場では昼夜とも、毎年恒例の「スキーツアー」案内パンフレットを配っていま したがが、今までのように旅行会社主催(仕切)ではなく事務所が中心となってや るみたいです。参加者全員に会場でも売っていたTARAKO帽子をプレゼントという事 です。ちなみに3/4〜3/7で志賀高原だそうです。
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copyright かみと,1994