今朝は10:02の東京発の新幹線で仙台へと向かいました。天気予報では仙台方面は 雪との事だったのですが、東京はとても天気がよく、信じられないくらいでした。 宇都宮辺りでは雪景色になっていたものの、郡山、福島、仙台と激しく降っている ところもなく、すがすがしい一日だったと思います。
 12時をちょっと回ったところで仙台に着き、早速地図を探しに歩き回りました。 目的地のポケットパークの住所は「仙台市泉区七北田赤坂」です。まずは場所が分 かりませんでしたから。
 駅ビルのS−PALが定休日だったので、駅前の本屋さんで地図を見ていたので すが、まともなものがありません。再び駅に戻って仙台市内の地図を買って確認す ると、仙台市の北の方にあたるんですね。地下鉄で行けば良い事が分かりました。 数年前に仙台市が周りの市町村を合併したときに泉区になったらしく、それまでは 泉市だったとのこと。
 時間がどれくらいかかるか分かりませんでしたが、地下鉄に乗ったのが12:30頃で したので、何とか14:00には間に合うだろうと思っていました。15分ほどで終点の泉 中央駅に到着です。仙台のベッドタウンという感じで、広い敷地にドーンとイトー ヨーカドーがあるくらいで他にはなーんもない、いかにも東北らしい街でした。駅 前の地図で調べると七北田(ななきた)赤坂はそんなに遠くないようでしたので、 歩いて行ってみました。ところが…ボーリング場があるくらいで、周りはずっと住 宅街…。これはまずい、「ここには事務所しかないのでは?」という結論に達しま した。とりあえずポケットパークに電話してみると…
「今日そちらでLaLaさんのイベントがあると聞いてきたのですが…」
「はい。新社屋完成記念パーティーが仙台プラザホテルでありまして、そちらに出 演されます」
「…」 絶句していました。そんな気はしていたのですが、もっと早く確認していればよかっ た。その上、
「失礼ですがどちらさまでしょうか?」
「ファンのものですが…」
「申し訳ありませんが、一般の方は入場できないと思います。従姉妹にあたるもの が社員におりまして、そういう関係で出ていただいたのです」
「そうですか…」
 一体私は仙台まで何しに来たのだろう…そんな思いが頭を駆け巡ります。この畳 み込むような衝撃の嵐に呆然としてもいられず、すぐに地下鉄に乗り込みました。 ここで大体13:15くらいでした。
 地下鉄内で調べたところ、ホテルの場所は勾当台公園駅に近いという事で、途中 下車してホテルへと向かいました。ジーンズにセーター、その上にコートという格 好でホテルの中へ入ると、確かに「(株)ポケットパーク新年なんとかパーティー」 とか書いてあって、なりふり構わず会場の3階へとエスカレーターで向かいました。 ここで13:45頃。

 大きなホテルだったので別に呼び止められるといった事もなかったのですが、3 階に上がるとすぐ受付があったので、しかたなく受付から最も目立たないあたりに いて様子を伺っていました。
 結構お客さんの出入りが激しく、みんな名札とか付けてるし、きちんとしたパー ティー向けの格好をしているので、ますますもって危険な状態です(^_^;)「失礼で すが、あなたは?」等と訊かれたらどう答えていいものか、とばかり考えていまし た。
 「札幌と名古屋の支店から…」「ここでスタッフの紹介を…」といった声が聞こ えてきます。一体「ポケットパーク」って何の会社なんだろう?と思いながら、人 の出入りの際にちらっと中を見てみると、立食パーティーで盛り上がっています。 参加者の中には帰り始める人もいて、もしかしたらLaLaさんの出番は終わってしまっ たかもしれない、という雰囲気でした。15分ほどネバっていたのですが、どうも怪 しい(私が一番怪しいのだが)。半ばあきらめかけて1階へと下りて行きました。 そこで5分ほどいたのですが、1階の方が意辛い気がしたので、思い切って3階の 受付の人の訊いてみるつもりで、再度3階へエスカレーターで向かいました。
 その途中でだんだん音楽が聴こえ初めて、よく聴いてみると『花のように』です。 その瞬間、「ああ、良かった。まだいた」というのが率直な思いでした。

 先ほどと同様、中に入る事は出来ませんので、外で漏れてくる音を聴いていまし た。相変わらず、なるべく目立たないところでしたが。唄い終えたところで、
「このような形で応援する事が出来て嬉しいです。それに、仙台がこんなに美しい 街だと知る事が出来ました。私は昨年の11月にデビューしましたが、ポケットパー クさんも昨年の10月にスタートという事で、一緒に年輪を刻んでいきたいと思いま す。次の曲はデビュー曲『胸が痛くて』です」 とのメッセージから曲に入ります。全体で15分程だったのでしょうか。唄い終えた 後、司会者から「将来が期待される歌手です。応援よろしくお願いします」という 激励を受けて、LaLaさんが会場から出てきました。

 若い女性とともに出てきたLaLaさんは、周りの人に挨拶したりしていました。真っ 白いパーティードレス(?)でした。そうしているうちに私と目が合い、やっと気 付いてもらえました。一緒に出てきた女性と写真を撮り、私の方に寄ってきたLaLa さんは
「どうしてここが分かったの?事務所から?」
「はい」
「こちら私の従姉妹なんです」 LaLaさんよりちょっと若いかな、という感じの女性でした。
「今日は一人なんですか?」 新マネージャーの宮内さんがいらっしゃるかと思って、そう訊いてみると
「うん。私、大人だもん」
という返事。その後、
「写真撮ろう」 と言われ、あえて金屏風の前は避けて(^_^;)LaLaさんの従姉妹のカメラで記念撮影。
「写真送るね、Sha La Laから。頑張ってね」
「あ、はい。LaLaさんも頑張って下さい」 ここで何故か握手を求められてしまいました(^_^;)全て立場が逆じゃないか、と思 いつつも握手し、
「これからすぐ帰られるんですか?」 と訊くと
「ちょっと仕事があって、それから帰ります。どうもありがとう」 とのこと。

 もう少しそこにいたかったのですが、帰る雰囲気になっていましたので、とりあ えずホテルの外まで出ました。雪のちらつく中で待っているのは辛かったので、仙 台駅に行きましたが、このまま帰るのはもったいないので、ここで今日最後の企み、 しばらく駅で待ってみる事にしました。この時が15:00ちょっと前でした。
 タクシー、地下鉄のどちらで来てもきっと新幹線中央口にいれば大丈夫だろうと 思い、改札近くにいたのですが、さっぱり現れません。やはりそううまくはいかな いようで、結局逢う事は出来ませんでした。18:00ちょうどの新幹線で帰ったので、 3時間待って逢えなかったら、これはもうあきらめるしかないでしょう。

 待っている時間や帰りの新幹線の中で、いろいろと考えてみたのですが、今回の イベント(?)は事務所がほとんど関与していないものだったのでしょう。従姉妹から 直接依頼されて、半ば個人的に動いていたものだったようです。当然事務所の了解 は有ったのでしょうけれど。
 今回の反省点、というほど大げさなものではありませんが、もっと確認が必要だっ たのかもしれません。「ポケットパーク」という名前から娯楽施設を勝手に連想し ていて、平日の昼にある「不可解な」イベントという点まで意識が回らなかったの は愚かでした。一人だったから他に迷惑がかからなかったものの、こんな事ではい けないと思っています。個人的には一見無駄だ(or無謀だ)と思える行動ってとて も好きなのですけど。
 仙台まで行くだけでも無謀だと思うのですが、訳分からず泉区まで行き、入れな いイベントを外で聴いていた(しかもわずか15分)だなんて…恥ずかしくて人には 言えません(^_^;)

 何はともあれ、LaLaさんに逢えたので良かったという結論にしたいところです。 BLESS内でどういう言われ方をするのか心配だなぁ。
#LaLaさんが仙台土産に何を選んだか知りたかった…何も無かったりして(^_^;)


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copyright かみと,1994