6/12のOTHER SIDEでのHARVESTのライブの模様です。

 この日は、水割り片手に登場した原尾優子さんのステージから始まりました。 大ざっぱな感想ですが、最近あまり見かけなかったカントリー風の素朴な曲調は、 何か懐かしい物を感じさせてくれます。ニコッとする仕草がなんとも魅力的です。
 途中でE.G.の松崎ヒデユキさん、ハーモニカの北条しょうじさんが加わり、いろ いろなタイプの曲を演奏されていましたが、「あのね」が一番気に入りました。結 構酔っていらっしゃるのか、演奏が終わる度に笑っていました。

 HARVESTのライブが始まる前、某氏に「ようやって1時間20分くらい。まあ、 10時半には終わるやろ」と言われたのですが、京都駅発22:50のバスに間に合うか とても心配しながら見ていました。今日は西野さん三好さんに加え、パーカッショ ンに大山さんという方が加わっていました。

 1. Green of Eden
#いい雰囲気の三好さんのギターから始まったのですが、4弦あたりのチューニン
#グがまるっきりデタラメで、つかみのギャグかと思ってしまいました(^_^;)。で、
#気を取り直しての演奏です。
 MC 「今晩は、HARVESTです。昨日の今日で来てくれた人はどうもありがとう。晴女
  なんで、ライブの日に朝から雨が降るのは珍しいと思います。今日は少しいつ
  もと違う曲をやりたいと思います。次は「月へ向かう船」です。外務省の人が
  『核兵器は国際法違反じゃない』と言ったとかで、こんな時代がやっぱり来る
  のかな。」
 2. 月へ向かう船
#久々に聴いたような気がします。この曲も好きで、よく街中を歩いているときに
#口ずさんでいます。
 MC 「いつもこの辺りでモンゴルシリーズをやるんですが、この後に及んでまだ悩
  んでいます。最初は「葡萄売りの少女」をやろうと思ったんですが、今日は子
  供さんが沢山いるんで「らくだとわたし」しようかと思ったんですけど…、葡
  萄売りにしましょか。大山さんとこのお子さんはいかがですか?」ここで大山
  さんのお子さんが飼っているザリガニの話し。脱皮したら弱って死んでしまっ
  たそうです。三好さんが似たような話しを聞いたことがあると「知り合いのギ
  タリストが飼っていたカタツムリのジョセフィーヌが、あと数日で梅雨という
  時に死んでしまった」という話も。「じゃ、そのジョセフィーヌに…。」
  「いきなり唄ってもわかりませんね」と、モンゴルについて簡単に説明。
#鍵盤ハーモニカの弾き始める位置を三好さんに確認していた西野さんでした(^_^;)
 3. 葡萄売りの少女
 MC 「この歌、私が作ったんですが、こう見えても私は楽器がほとんど出来なくて…。
  『こう見えても』って見えてるよな、ひとりでに。どうやって曲を書くかって
  いうと、鼻歌です。で、三好さんに『曲が出来た』って聴かすんです。で、
  コードを付けてくださるんですけれども、鼻歌で作ったから、楽器を弾く人に
  は無謀なことを要求しているようなんです。だからギターをご覧になった方は
  わかると思うんですが、苦しいんですよね。」
  「次もモンゴルシリーズです。砂漠の歌です。」ここで「やすらぎの砂漠」の
  元になった話を紹介。
 4. やすらぎの砂漠
#何と言っても三好さんの12弦ギターの音色は美しい
 MC 「ここいらで一息入れるために三好さんのほっこりした唄を聴いていただきた
  いと思います。もうちょっとしたらきっと新曲が出来ると彼は言うのですが、
  出来るのですか?ほっこりした歌詞が出来るといいですね。」
  「同じ歌でも唄い込んでいるうちにだんだん味が出てくるというか…。」
  三好さん「峠を越えたら下る一方です。僕の課題は出だしの第一音です」
 5. ねこがねてる
#「やっぱりちょっとおかしいな」と唄い直してました
  「今日の出来ばえは?」「20点くらいです」
 MC 「肩の荷が下りたと思ったら全然下りてない。昨日の雪辱戦という事で、今日
  も唄いたいと思います。」
 6. 遅すぎるこの気持ち
 MC 「昨日の今日で、1日で大した事件が起こるわけでもなく、何を話そうか迷っ
  ているのですが、先日、自分の声が入っているのではないかというCDが会社の
  方から送られてきまして、ポンキッキで流れてた曲のレコーディングに居合わ
  せまして、子供のコーラスに混じって唄ったのですが、私の声がどれかわから
  ない…。これ、私の声が入っているという事で買った人もいるんですよね」
  「久々にやる曲です」
 7. 少年
 MC 「原尾優子さんと対バンだったのですが、切望しておりまして私、一度やらし
  てくれと。ちょっとは考えて、一緒にやらないほうがいいのかしら。どうして
  私がそう思ったかというと、だって原尾優子さん可愛いんですもの、ステージ
  ぶりが。私のがらっぱちが目立って仕方がないんじゃないかと…」
  「明るい曲をやってみたいと思います。三好さんはここで暮らし続けたいと思
  いますか?」「俺はベルギーに住みたいと思っているから」「何やそれ。三好
  さんは京都の人じゃないでしょう?」「サンフィレッチェ広島が…」「野球は?」
  「広島カープ…」「大山さんは大阪の方でしたっけ?大阪に暮らし続けようと…」
  「うーん、壮年期の死亡が早いとか聞きますからね」「引っ越したら長生き出
  来るでしょうかねぇ」
 8. ここで暮らそう
 MC 「さて、お子さまの時間がやってまいりました。次の曲は、折角ライブハウス
  に来たのだから唄っていただこうかと思っております。お母様方もご協力を。
  子供ほったらかしで呑んでる場合じゃない、って違うか…。今日は特別ゲスト
  を呼んでおります。人前でこの楽器を弾くのは初めてなんではずかしがってい
  らっしゃいますが、シャイな中村ゆきまささんです。彼が持っている楽器はマ
  ンドリンと言います。今日に向けて特訓を積みました、昨日の夜。」
  「羊の鳴き声をやってもらいたいんですが、お子さんたちはいないのか?もし
  かして。どこへいったんだろう。この辺の手慣れの人々がいらっしゃいますの
  で、見本を示してみたいと思いますが…」
  〜羊の鳴き声は
  〜めぇめぇめぇ
  「もう何も言わないでも出来あがってますので、皆さまはこの輪の中に入って
  頂けるといいのであります。私ももうちょっと可愛い羊の声を聴きたいと思い
  ますので、この辺の人達も可愛い羊になったつもりで。いいですね。その辺の
  お母様方も若返った気分でお願いします。」
 9. アヨーシの山羊
#曲中、「ここで唐突なんですが、テープに録音したときにコーラスで参加して下
#さって、原尾優子さんのバックでギターを弾いていた松崎さんにもコーラスに加
#わってもらいます」
 MC 「HARVEST最後の曲にしたいと思いますが、松崎さんと原尾優子さんと総勢何
  名かでもう少しだけやろうかと思っています。アンコールがあろうとなかろう
  とやるので。」
#ここでライブ告知。来月はHARVESTお休み月間だそうで…
 MC 「これまた滅多にやらない歌で、今日来たお客さんはラッキーです。」
10. 懐かしい人
 アンコールに入ります。ほとんどの出演者が登場。原尾優子さん、酔ってほっぺ
たの辺りがすっかり赤くなってました。
 MC 西野「とりあえず原尾優子さんの曲を1曲唄わせていただきたいんですけど…。
  原尾優子さんの曲は優しい感じなので、パキパキっとした私には難しいものが
  あるんですけど、できるだけ優しい気持ちで唄いたいと思います。」
  三好「夕べ中村ゆきまさ君の練習が終わった後、我々寝ずにいままで練習しま
  して、やっとここまでたどり着いたという…」
#ここで西野さんが原尾さんに作曲の仕方に着いて尋ねておられました。
E1. あのね(Vo.西野みき)
 MC 西野「『あのね』っていうのが可愛くっていいなと思ったんですけど。で、原
  尾優子さんにも1曲、私の曲を唄ってくれません?ってお願いしたら、選んで
  下さったのが「ヤルゴイの花」っていう曲です。」
  原尾「あのう…ギターを持たずに唄うっていうことが無いんで、手持ち無沙汰
  なんでグラス持ちます」
#曲の解説を原尾さんがされます
E2. ヤルゴイの花(Vo.原尾優子)
 MC 西野「もう1曲聴いて欲しいんですけど、折角だから男達にも唄ってもらおう
  かと。これが締めっていうのはあんまりかっていう意見もあるんですけど。」
E3. ラムの歌(?)

 ここで終了したので、何とか最後まで聴くことは出来たのですが、帰りのバスの 時間にぎりぎりだったのであわててOTHER SIDEを後にしました。
 OTHER SIDEに来るといつも思うのですが、とても居心地のよいライブハウスで、 落ちついて音楽を聴くことが出来ます。今回はすぐに帰らないといけなかったので、 それがちょっと残念ではありましたが、またぜひ遊びに行きたいと思います。
 最後になりましたが、関西方面の皆さま、いろいろとお世話になりました。あり がとうございました。
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copyright かみと,1994