1994/09/29 心斎橋MUSE HALL(中司雅美、Harvest)

　関西地方は台風直撃だそうで…まことにご愁傷さまです。といいつつも直撃寸前の心斎橋に行っていました。もしかしたら一部の方にご心配をおかけしたかもしれないので状況を説明しておきます。
　今日は待ちに待った「秋のひな祭り＠心斎橋ミューズホール」の日でした。出演は中司雅美さん、吉川裕子さん、Harvestということで、その方面のファンにはたまらない顔合わせです。
　台風が心配だったので予定よりずっと早い8:00東京発の新幹線で大阪へと向かいました。途中の静岡辺りでは青空まで広がっていて、台風がきているということが信じられないほどでした。それでも名古屋を過ぎたころから雲行きが怪しくなり、大阪は小雨が降っているという状況でした。それほど風はなかったと思います。大阪着は11時を少し回ったくらいでした。
　天王寺で金曜日のバスの乗り場を確認し、少し買い物をして心斎橋へと向かいました。それでも13時だったので、ロッテリアで軽く食べようとトリゴボウバーガーセットを頼んだのですが、包装と中味が違っていてエビバーガーが来てしまいました。何でも良かったのですが、こういうことがあるとお店でも困るのでは、と思い
「違ってましたよ」と軽く言ったところ、取り替えてもらうことになったりコーラをサービスされたり、と必要以上に満腹になってしまいました。

　会場前でうろうろしていると13:50頃に中司さんが車で登場されました。中司さんが会場の入り口にさしかかったところで、それほど強くない風だったのにも関わらず、近くに置いてあった大きな植木鉢が倒れ、中司さんと顔を見合わせて驚いていました。やっぱり台風だなぁ、といったところです。
　東京から来たと言うと相当驚いていたようでした。私の顔は覚えていて下さったようですが。「お客さんが来なかったら台風のせいにしようと出演者で話していた」ということもおっしゃっていました。
　この時点でもそんなに風雨は強くなかったのですね。中司さんのキーボードを運んで手伝ったところ、「これでジュースでも買って下さい」とお金を渡されそうになりましたが、さすがに遠慮しておきました。ちょっと前にジュースを飲み過ぎたところでしたし。終了後の天気によってはお客さんを駅まで車で送ろうか、とまで考えていたそうです。

　14:45頃いつもの機材を抱えて某氏の登場。セッティングがあるのでもう出て来れないかもしれない、とおっしゃって会場内へと入っていかれましたが、すぐに戻ってこられました。そして一言「今日中止だそうです…」
　かなりショックでした。ミューズホールは17時には閉めてしまうということが確定したようです。そこで中司さんだけでもミノヤホールで軽くライブをしようかという話になってきました。スタッフの方々は対応におおわらわでした。
　この時点でポリンちゃんこと吉川さんは自宅待機、Harvestは既に京都を出た後で会場に向かっている途中との事でした。
　話をしているうちに、やはりミノヤでやるのもちょっと、という方向になってきました。「折角来てくれた人のためにミノヤで」ということだったのですが、それもちょっと大げさすぎるので、中司さんと某氏と私の３人で食事でもして、ということで落ち着きました。
　15:10にHarvestが登場しました。パーカッションの大山さんも一緒でした。この時の西野美樹さんは、ほとんど寝起きか？というような表情でした。どことなくボーっとしていました。下野さんの紹介でHarvestと中司さんが対面している光景はとても意外でした。初対面だったとは知りませんでしたね。

　今日のライブを中止にすると払い戻しなどの業務が大変なので、延期という事になりました。日程は 1995年１月26日(木) です。中司さんは「土日はダメなの？」とスタッフの方に訊いていましたが、土日の場合は200人の客を集めないといけないそうです。会場の方は1/26で大丈夫なようで、中司さんは各方面からの許可も出てＯＫ、ポリンちゃんも多分大丈夫だろうということでした。Harvestはまだどうなるかわからないが、場合によってはメンバーに変更があるかもしれないという事でした。

　Harvest待ちも解消され、Harvestの皆さんは10分足らずで京都へと戻られました。私たちも会場を後にし、３人で近くの喫茶店へ行こうとしたところ、オーダーストップと言われてしまいました。ふと周りを見渡すと、どこも台風に備えて閉店準備に入っているところでした。
　このままでは今晩の宿の都合が危ぶまれるという事もあり、中司さんの誘いに後ろ髪を引かれつつも、16:04の新幹線で大阪を後にしたのでした。

　行く事が出来ないと思い、くやしがっていたga-bianのライブに行って来ました。
　台風の大阪を後にして新幹線が東京駅に着いたのが19時ちょうど。19:20からの ga-bian＠原宿ルイードにはちょっと遅れそうでした。ひたすら走りまくり会場に着いたところ、セッティングの最中でまさに始まる寸前でした。わずか１分も逃さず見ていたいという思いがあったので、最初から見られたのはとてもラッキーでした。私は何故か一つだけ空いていた中央の椅子を少し後ろに引いて、音響的に少しはまともな位置を確保しました。会場は立ち見も結構いて（そもそも椅子が少ないという噂もあるが(^_^;)）なかなかの盛況ぶりでした。ステージではga-bianからのお知らせがあったようにバンドのメンバーが準備をしています。構成はキーボード、ベース、ドラム、ギターでした。
　19:35頃３人が登場。今までは全身真っ白の衣装ばかりだったのですが、今日は３人とも白と水色をベースにした衣装でした。


 1. 空色の自転車
＃私が以前聴いたときのメロディーとは少しだけ変わっていました。全体の雰囲気
＃は変わっていません。自転車に乗っているスピード感や爽快感のある曲。
 MC 「皆さん今晩は。外の雨を吹き飛ばすような元気なライブをしたいと思います」
 2. 最後のLove Fish
＃メロディーは結構難しい。「シャラララ…」の部分がポイントになっている。
＃曲中でメンバー紹介。バンドのメンバーも見た感じ、比較的若いです。
 3. 待ちくたびれて
＃ワルツのしっとりとした曲。ga-bianの元気なイメージからすると予想外？
 MC センパイ「僕たちの気に入っている曲です」
 4. Heart to Heart
＃センパイがメインを取って、しっかり聴かせてくれます。
 MC ちげ「改めましてga-bianです」Kyoko「台風の中ありがとうございます」
　　「こんなに大人数でやるのは初めてです」ちげ「毎月ルイードでやっています
　　が、毎回２曲ずつ新曲を増やしていっているんです」「ライブが近くなっても
　　詩が出来ていなくてラララで唄っていたりとか」
　　自分達のオリジナルで好きな曲の話。
 5. ジョンとメリーの関係（アカペラ）
＃圧巻でした。これまでの曲ではボーカルがバンドの音に消され気味だったのです
＃が、見事としか言いようがありません。曲全体の雰囲気はもちろん、抑揚もしっ
＃かりと表現できていました。
 6. 君と僕の約束（新曲）
＃今回聴いた事がなかったのはこの曲だけでしたが、爽やかなga-bianらしい曲で
＃した。前回のライブのオープニングの詩がこんな明るい曲になるとは…。
 7. Boy
＃Kyokoさんのソロが聴き所です。メジャーからマイナーに変わる瞬間がたまらな
＃くいいです。転調した後もなかなか。
 8. (もっと)^5
＃ちげさんの魅力満載のこの曲、本当に楽しい気分になります。

　今月でしばらくルイードでのライブをしなくなるという話でしたが、そういった MCは一切ありませんでした。メジャーデビューに関してもコメントはありませんでしたので、まだ本決まりという事ではないのでしょう。
　ますますこれからの活動が楽しみな３人です。
＃明日は再び大阪出没か？(^_^;)

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かみと,1994