1994/10/14 【吉中美樹】原宿ルイード

　吉中美樹さんの名前をライブ告知に見つけて、張り切って見に行ってきたのでした。３組出場の一番最後に登場した吉中さんは、バックにBassとSax、本人がキーボードを弾くというシンプルな３人の構成でした。


 1. 雨の日が好き
 MC 「今晩は、吉中美樹です。１月に出たデビューアルバムの曲と、次のアルバム
　　のために書いている曲を唄いたいと思います」
 2. 彼女の魔法
 3. 素顔
 MC 「『彼女の魔法』と『素顔』はアルバムに入っていた曲です」
 4. 真昼の月
 5. 風に吹かれて
 MC 「次の『あったかいね』ですが、タレントの清水ミチコさんに捧げた訳じゃな
　　いのですが、気に入って下さってCDの中で唄って下さった曲ですが、私のCDの
　　中ではストリングスなどで大人数でやったのですが、今日は一人でやりたいと
　　思います」
 6. あったかいね
 MC 「ちょっとお知らせがあります。11/21にシングルを出す事になりました。
　　『Day by day』というシングルなんですけれども、今までオリジナルしか唄っ
　　たことがなかったんですが、今回は矢野アキコさんが大阪ガスのCMで唄ってい
　　らっしゃる曲で、その曲を唄う事になりました。今日は本当はやりたかったん
　　ですけど、バンドっぽい音になっていますのでそれを先に聴いていただこうと
　　いうことで、来月出ましたらぜひ聴いてみて下さい。次の曲はSaxと二人でやり
　　たいと思います。7,8年前に書いた曲ですが」
 7. 月にドライブ
 MC 「この曲もわりと古い曲です。二人組のバンドをやっていた頃の曲ですが、聴
　　いて下さい」
 8. 密かなプレゼント
 MC 「最後の曲になりました」
 9. 台風娘

　全部で40分ほどのステージでした。ピアノは安心して聴けます。前半の方は涙ぐんでいるような感じで唄が少し不安定でしたが、後半はしっかり唄ってくれました。予想通りの「あたたかさ」を感じるライブでした。MCでは、あまり素顔に触れる事が出来ませんでしたが、どんな人なのでしょうね。アルバムからの曲は2,3,5,6,9の５曲です。パンフレットによれば、6.は「コンデ “杜中茶”のCMイメージソング」だそうです。また、ルイードのチラシでは「２度目のルイードでのライブ」ということでした。
　春・秋が又紀仁美さんなら、夏は菅井えりさんで、冬が吉中美樹さんという感じです。冬の寒い日に暖炉にあたりながら（暖炉なんて無いけど(^_^;)）、温かい紅茶を片手に聴きたいアルバムです。で、１月に出たアルバムですが早くも入手困難かもしれません。機会がありましたら一度聴いてみてはいかがでしょう。

　ちらっと対バンについても書いておきます。最初のバンドはT.I.Lという人達で、フュージョンとクラブミュージックのアコースティック版という感じで、個人的にはB.G.M.にもしたくないタイプの音楽でした。1m強の竿に20本ほどの弦を張ったエレキハープとでも言いそうな珍しい楽器を使っていました。弦が扇形に張ってあって、下の方は20cmくらいだったでしょうか。体の前に旗を掲げるような姿勢で弾く楽器ですが、名前をご存知の方はいらっしゃいますでしょうか？
　もう一つのバンドは東京なにわカープという人達でした。The Alfeeの出来損ないみたいな雰囲気でしたが、スタンダードも何曲かあり、それほど聴けなくもありませんでした。客のほとんど（女性ばかり）はこの人達のファンだったようです。
＃たくさんいたお客さんも、吉中さんの時には30人程度に減ってしまいました(^_^;)
＃見本盤では申し訳ないので、会場売りのCDを買ってきてしまった(^_^;)

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かみと,1994