昨年秋に東芝ＥＭＩからCDを出しているオカリナ奏者の本谷美加子さんです。
メジャーレコード会社から正式にデビューしているのでアマチュアとは言えないの
でしょうけれども、活動はアマチュアみたいだし(^_^;)何よりも『やすらぎの場所』
ということで混ぜてあげてやって下さい。
「毎週木曜日に新宿西口でストリートライブをしている」と教えられ
たのは昨年の11月頃だったと思います。ライブの時間が遅い（大体22時〜）という
ことで、私の場合は、他のライブが終わった後や一度帰宅してから見に行くことも
可能です。そんなこともあり、時間のあるときは足を運ぶようにしています。
夜遅い時間の新宿という土地柄、ホームレスの人達や酔っぱらいがたくさんいる
中、いつも見る顔がどこからともなく湧き出るかのように集まってきます。そして
本谷さんが登場するとすぐに人だかりが出来るのですが、この光景はある種の安心
感と緊張感の交錯する独特な雰囲気を持っています。
2/9は20分ほど遅れて到着された本谷さんでした。小走りにやってきて群衆に深々
と頭を下げ「遅れてごめんなさい」とお詫びをしてから始まります。最近練習を始
めたというクラシック系の曲（バッハとかビバルディとか）では、運指が難しいた
めにときどき引っかかったりしていましたけれども、世界中をオカリナで渡り歩い
てきた本谷さんは、それくらいのことではめげません。新宿の雑踏に響くオカリナ
のメロディーはまるで、都会のオアシス、やすらぎの場所のようです。オカリナの
高く澄んだ音が建物に反響して、何とも言えない感情を引き起こします。この日は
１時間弱の演奏でした。ここで集まったお金は先週同様、震災の義援金として寄付
するとのことでした。
2/16,23はお休みだそうで、3/2は今のところ行う予定だそうです。６月に大阪、
その後東京で行われる「29歳の女たち」(?)というお芝居にオカリナ奏者として出演
するらしいですが詳しいことは分かりません。
ちなみにCDは
本谷美加子『オカリーナ』(TOCT-8599, \3,000-, 941116)
です。その前にもインディーズでCDを出しているようですが、私は持っていません。
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かみと,1995