Harvestの2日目です。この日の対バンはクリーニングスという人達でした。 ボーカルは女性でしたが、平均年齢の高そうないわゆる中年バンドっぽい印象を受 けました。かつて前衛ロックといわれたもの、とでも言えるのでしょうか。よく わかりません。
 Harvestの出番は最初でした。対バンのお客さんもあまり来ていない状態でスター トします。髪は解いていましたが、一部分はみつ編みになっていました。黄色い上 着に白のスカートでした。

 1. オカリナの歌
  今回はオカリナ持参ということで、東京初のオカリナ演奏となりました。会場
  の音響が良いこともあり、みきさんの声が心地よく届きます。
 MC とりあえずメンバー紹介。昨日と曲が違うのでドキドキしているんですよね?
  「いい演奏をするぞ」と壁に向かって言っていたベース、吉田典正さん。
  昨日の稲生座にシールドからボリュームペダルまで一切がっさい忘れてきたギ
  ター、三好ひろあき。かくいう私も、昨日はステージに鈴を持って上がるのを
  忘れてしまいましたが。西野みきです。
 2. Green of Eden
  昨日よりはるかに良かったです。この曲の良さを存分に味わいました。
 MC 昨日も東京でライブをしたんですけれども、リクエストありますか?と訊いて
  いながら出来ないと言った曲です。
 3. ぶどう売りの少女
  これもまた良かったです。完璧と言っても過言ではないでしょう。
 MC 1曲モンゴルの歌を聴いてもらおうと思いますが。何でモンゴルがいいかって
  いうと、こだわりがないというか。モンゴルから来ている留学生が帰るとき、
  ウランバートルまで飛行機で帰る、ウランバートルからゴビ砂漠も飛行機があ
  る、そこから家まではお母さんが らくだ で迎えに来るのだそうです(笑)。
 4. モンゴルの歌
  前日とは別の方のモンゴルの歌でした。
 5. やすらぎの砂漠
  前日同様サビの盛り上がり方が素晴らしかったです。
 MC 京都から滋賀でライブをして長野を通ってきたのですが、信州ではまだ桜が咲
  いていたのには驚いてしまいました。
  (三好さん)2回春を楽しんだという。
  これも昨日リクエストもらったんですけど、タイトルも何もありません。その
  時の気分で唄った曲と、あともう1曲
 6. 満ちるもの欠けるもの
  2月に稲生座で聴いたものとほとんど同じ曲なので(^_^;)、前回の曲のタイト
  ルを書いておきます。
 7. 言葉にならない
  みきさんのうたもまったくテンションが落ちず、三好さんの演奏も迫力があり
  ました。
 MC 沖縄方面に行くとオリオンビールというものがありまして、そのCMソングにい
  いのではないかと思っていすのですが。冬の帰り道に「これで良かったのよ」
  と思いながら作った曲です。
 8. オリオンは冬の友達
  本当に気持ち良さそうに唄うみきさんです。
 MC この歌はこっちでは初めてかな?皆、いろんなところで見かけるので、どの人
  がどこの人か分からなくなることがあります。京都でばったり会うと京都の人
  だと思ってしまうのですが。
 9. 小さな約束をしよう
  さらっと唄った感じでしたが、高音ののびは素晴らしいものがありました。
 MC この曲は止めようかと思ったのですが、1曲くらい曲を憶えて帰ってもらおう
  かと思いまして。
10. アヨーシの山羊
  最近定着してきたクレッシェンド、1,10,30,50,70,80,90,95,96,97,99という
  感じでした。99匹目ではお客さんの声もかなり出ていました。
 MC 東京の最後の夜にはならないのですが、ライブは今夜で終わりです。唄いたい
  曲はたくさんあります。言葉に出来ないことがあるから唄っているんだろうな
  と思います。友達とかいつも一生懸命話しかけてくれるんだけど、黙っていて
  もいいからね。
11. やさしい人が泣いている
  あたたかさと切なさの同居する名曲だと再確認しました。

 ちょうど1時間のライブでした。
 前日の稲生座で聴きたい曲のリクエストを取っていただけあって、皆の聴きたい 曲が中心だったようです。三好さん、吉田さんの演奏も安定していて、みきさんの 声も良く出ていました。これだけ素晴らしいライブを東京でもやってくれて嬉しい 限りです。今年見たすべてのライブの中でも、かなり上の方に位置づけられる一夜 だったと思います。終了後に「とても良かったです」と言ったら、小さくうなずく みきさんでした。改めてHarvestの魅力を見せつけられた感じです。
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copyright かみと,1995