ということで、行ってきました。先日又紀仁美さんを見に行ったときは開演間際 に只券が出ていたので、それを期待していたのですが(^_^;)、今回は全くありませ んでした。それほどお客さんが集まっている様子もなかったので、かなり粘ってみ たのですが、無いものは無いということで、ミニアルバム『situation』を買って 入場しました。開演5分前に入場して番号は88。80ほどある客席がちょうど埋まっ た直後でした(^_^;)。若干年齢層の高いお客さんで占められた会場は異様に静まっ ていました。最終的に立ち見が20人強といったところでした。ステージ真正面の 一番後ろの壁にもたれながら聴くことにしました。
 5分ほど遅れて司会のお兄さん登場。「前回はシングルを買わなかった人にも 参加してもらったんですが、今回は皆さんに買っていただくことにして…」という ことでした(^_^;)。「NHKの『歌謡コンサート』に出演されていることもあり、
『花』の売上は10万枚を越える勢いです」と紹介していました。前回のイベントに も参加した人がいるかお客さんに問いかけていて、少なくとも10人くらいは即座に 手を上げていました。11月最終週かその前の週放送予定NHK「ときめき夢サウンド」 の収録をしたということで、カーペンターズのカバーをしたそうです。
 一通り宣伝が終わったところで石嶺さんを呼び込みます。遠かったのではっきり とはわかりませんが、茶色のワンピースに白の上着という服装に見えました。十字 架のネックレスをしていたようです。

 1. 青空
 MC 「こんにちは、石嶺聡子です。皆さん大人しいですね。全然動かないで聴いて
  いてくださっていますが…」
 2. 私がいる
 3. もう一人の私
 MC 「次の曲はビリージョエル…じゃなかった、スティービーワンダーのカバーです」
 4. Isn't she lovely
  曲中にサポートメンバーを紹介。Gt.つかだこうじさん、Key.あんどうさくらさん
  とのことです。
 MC (石嶺さんがハウリングを起こして、驚いて2、3歩後ずさります(^_^;))
  「私は沖縄出身なので、次の曲の歌詞に出てくる粉雪に憧れます。ロマンチック
  ですよね」
 5. Say you love me
 6. 花

 ここで再び司会のお兄さんが登場してインタビューします。「2回目はどう?」
とかアルバムの話とかでした。「青空のX'mas Time」はア・カペラですが、全ての
パートを石嶺さんが唄っている、東京のライブは即日Sold Outだった、ということ
も話していました。石嶺さんは「はい」「そうですね」「ありがとうございます」
程度しか言っていなかったような…(^_^;)。
 「次の曲は新しいアルバムの3曲目でしたっけ?」「いえ、6曲目?」「あ、
4曲目ですね。二人で間違えていますが…(笑)」という感じで最後の曲。

 7. 笑顔届きますか

 ちょうど19時に終了。会場でアルバム&シングルを売っていて、『situation』の ポスターが付いていました。
 ちなみに山野楽器では『situation』に次のようなキャプション(と司会の人も言っ ていました。CDのビニールに貼られたシール)が付いています。
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 疲れてるあなた…忙しいあなたに…石嶺聡子のこのアルバムは効きます。 しっかりした歌唱力、耳に心地よい声、そしてハートに伝わるメッセージが、 都会で暮らす私たちに心和ませてくれそう。収録曲6曲の中にきっと『あなた』を歌ったナンバーがあるはずです。是非確かめて下さい。
   山野楽器は自身をもっておすすめします。
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   お求めの方から応募抽選にて、山野楽器独占企画
   石嶺聡子直筆サイン入り'96カレンダーをプレゼント!
とも書いてありまして、このシールを山野楽器に送れば抽選で20人にプレゼント されるそうです。12月末日締め切り。

 では感想でも。まるでCDを聴いているかのような安定した唄でした。NHKにウケる のも納得といったところでしょうか。前半3曲は力の8割くらいしか出していない ように思えるほど、良く言えば余裕がある、悪く言えば物足りないという感じでし た。後半の方でいい感じになってきましたが、それでも持っている力そのままのよ うに思えます。唄の調子の善し悪しの波がほとんど無いため常に合格点だけれども、 それ以上のものを期待していると裏切られるという感じでした。ベテランならまだ しも、まだ若いのに「完成された歌唱」という印象で、それはそれでいいのですが、 今後の成長を期待していいのか悩むところです。頭の上の壁を破ることが出来たら、 かなりの歌手になると思います…といったところでいかがなものでしょう?
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copyright かみと,1995