5/3に吉祥寺MANDA-LA2で、ぼんとらぼるし と べるべっとないふ のライブが 行われました。開場後20分ほどして行ったのですが、お客さんは全然入っていま せんでした。開演時にはほぼ満席、最終的にはそこそこの立ち見が出るほどだった のですが。この2組の他にレッツゴーキャラバンという人達が出演することになっ ていたのを知ったのは、会場入り口の看板を見てからでした。

○ぼんとらぼるし
 1. ビー玉 2. よいねむり 3. ぼんとらぼるしのテーマ 4. 花の咲く日  5. なのはな 6. 生まれたまちでございます 7. ゆうぐれ 8. ハナ・ペッチャン  9. 花火娘 10. 空には大きなアドバルン 11. しりとり 12. ぐらぐら  13. Here 14. たいこ 15. はないちもんめ

 バンド形式でやることもあるそうですが、今回は2人ユニットでした。Vo.の 女性は和服でした。Pf.、WBs.、リコーダー、太鼓と、いろいろとやっていましたが、 どれをとってもたどたとしく、逆にそれが売りなのかもしれません。唄もたどたど しい感じでした。妙に音程のずれたベースは、コミカルな曲には合っているのです が…。もう一人はPf.で、淡々と弾いていました。
 MCはとても変でした。「着物を着るのは大変で、とても疲れてしまいました。 ドリンク剤を飲んだので大丈夫だと思います。」とか言っていました。
 素人っぽさを売りにしているようで、その狙いは合っているように思います (実は単なる素人で、あれが精いっぱいだったらちょっと悲しい…)。「しりとり」 は、もう一工夫すればかなり面白い作品になると思います。歌詞がしりとりに なっていて、一部に情景を思い浮べることのできるつながりがありました。これが 全体に渡って、情景描写をしりとりでつないだ歌詞になっていたら、と思います。

○レッツゴーキャラバン
 1. レッツゴーキャラバンのテーマ 2. みよちゃん〜春がやってきた〜  3. きりぎりす 4. 幸せのふりかけ 5. チビチビパンチでGo! 6. 太陽と土と水と  7. しりきれトンボ

 ぼんとらぼるしが終わったところで次のセッティングをしていたのは べるべっとないふのメンバーなどでした。てっきりべるべっとないふが次の出番 だと思っていたら、レッツゴーキャラバンでした。べるべっとないふとHIMARAYAの 混成バンド、女性のツインボーカルになっていて、ロックンロール、ロカビリー、 タンゴといった曲調のものを演奏していました。ボーカルに力があり、聴き応えが ありました。バンド構成はVo.x2,Bs.,Gt.,Perc.でした。
 聴いていて嬉しくなるほど楽しいステージでした。ボーカルの二人は十分すぎる ほど声量があり、ハーモニーも見事に決まっていました。お互いの声の特徴を生か した作り方をしていて、聴いていてゾクゾクしてしまう人達でした。
 レッツゴーキャラバンとしての次回のライブ予定は未定だそうですが、2組の バンドのスケジュールを合わせなければならないので、大変かもしれません。

○べるべっとないふ  1. ピアノイントロ〜さくらさくよ 2. 空の人 3. ぼくらの町は川っぷち  4. おばけえんとつ 5. ワルツ〜チャルダッシュ 6. ピクニック 7. ねむりの王様  8. HAPPY LIFE 9. 幼い少年 10. 柳の木の下で

 べるべっとないふは基本的に双子の高橋姉妹の2人ということで、かつて彼女 らと一緒にやっていたPerc.は、現在はHIMARAYAに所属しているようです。サポート はBs.,Vn.でした。迫力ある唄は変わっていませんでした。以前のような芝居 仕立ての内容ではなかったのですが、「次回からはまた台詞のような歌を唄う」 とのことでした。
 アンケート用紙があり、2人だけが良いかバンド形式が良いか?という設問が ありました。べるべっとないふを結成して10年だそうですが、一つの転換期である のかもしれません。

 レッツゴーキャラバンのステージが始まる前、話しかけてくる人がいたので誰か と思ったら、よねやまたかこさんでした。べるべっとないふのサポートをしていた ベーシストとライブをするかもしれないそうで、どういう人か見に来たのだそうで す。予想通り今度のアピアでのライブの宣伝をされてしまいました。
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copyright かみと,1996