7/29に遊佐町に行ってきてしまいました(^_^;)。そして五味Chanは今年もまた 熱いステージを見せてくれました。

 新幹線で新潟経由、会場の最寄り駅である吹浦に行こうと思っていたのですが、 ふと「ムーンライトえちご」の名前に目が止まり、切符を取ろうと思ったのが土曜 日。時既に遅く、全席指定の切符はありませんでした。そのこともあり、1分でも 早く会場に行きたいという思いがつのり、急きょ飛行機の手配をしました。7時50分 羽田発庄内行きは予想通り離陸が遅れて、予定より40分遅くなってしまいました。 そのため吹浦方面の電車に乗り遅れ、タクシーを考えた矢先、もしかしてバスが… と酒田駅前のバス停へ。しかしこの決断が遅かったため、目の前を十六羅漢行きの バスが走り去って行きました。西浜海岸へは十六羅漢行き、女鹿行きのバスが便利 なようです。といっても便数は少ないのですが。しかたなく遊佐行きのバスに乗り 終点の遊佐駅へ。そこからは、ついにあきらめてタクシーを使いました。やっとの 思いでたどりついた西浜海岸、時刻は12時ちょっと前でした。これでは電車で来て もほとんど変わらなかったかもしれません(^_^;)。
 今年のステージは去年よりもちょっと後ろに下がったかな、という感じでした。 港の埋立が進んでいるようにも思えるので、そのせいでそう感じたのかもしれませ ん。ステージでは今年も行われるらしいアマチュアバンドコンテストのリハーサル をしていました。杉村さんがステージ裏手にいらっしゃったので、軽く会釈。 海水浴客はそこそこの数がいました。しかし月曜日ということもあってか、地元の 子供たちとかが多かったように思います。天気は快晴、いや、快くないくらい晴れ ていました。

 12:30になり、アマチュアバンドコンテストが始まりました。司会が異常にハイ テンションで、見ている方がつかれるような状況でした。審査員は杉村さん、 MAIさん、五味Chan、トーラスレコードの田中さん、遊佐町の助役さん、FM山形の もんじ(?)さんでした。五味Chan…なんだか前髪がヘン(^_^;)。

 今年の出演者はいかにも初心者という人たちが多く、初めて人前で唄うという 人たちが前半立て続けに出てきて、見ているのがかなり辛かったです(別に見る ことはないんですけど(^_^;))。審査員の皆さんも大変だったことでしょう。 最初の出演者の時にMAIさんがコメントを求められ、「歌詞を憶えていなかったん ですか?それでは2、3ポイントマイナスですね」と厳しい一言(^_^;)。司会が フォローの意味で五味Chanにふると、「何言っているかわかんない」と、さらに 追い打ち(^_^;)。最初からこれですから、二人のコメントは聴き逃せません。 もちろん良い演奏にはそれなりのコメントを付けています。一通り見て、去年よ りもレベルが落ちていることは明らかでした。月曜日なので出演できる人が限ら れてしまったのでしょう。ちなみに優勝したのは海綿体というバンドでした。 私が聴けた唯一まともなバンドだったこともあり、妥当な線かな、と思っていま した。このバンドのドラムの人が、五味ChanとMAIさんのライブでも叩くという ことでした。

 コンテストが終わり、五味Chanらに挨拶に行きました。とりあえず恒例になって いる“CDジャケットにサイン”をしてもらいました。MAIさんの方は、濃いファン の方にお任せしていましたが、昔の年賀状にサインをしてもらっていたようです。 既にサインが入っている年賀状を見てMAIさんが「ねぇねぇ、遠野舞子のサイン」 とか言っていました(^_^;)。「皆に(遠野舞子だと)宣伝していいですか?」との 問いには「どんどんやって。でも投稿写真とかに送っちゃだめよ」と答えていて 皆で笑っていました。
 これから食事ということで、二人は控え室のバスに戻られたので、我々も海の家 に避難。しばらくくつろいでいると、五味Chan、MAIさん、杉村さんの三人が私たち のいた海の家に現れました。五味Chanに「あ、ビール飲んでる!」とチェックされて しまった私(^_^;)。3人はイチゴのかき氷を食べていました。
 そのままほっておく手は無い、ということで杉村さんにリハーサルの予定を訊い てみました。「ここにいる間はやらないんじゃない?」とのごもっともなお答え。 そういえば昨年は放送で呼び出されたりしていたなぁ、などと思い出しつつ、一度 自分の席に戻ったのですが、「集まる会の件を相談しなくちゃ…」という口実で 再び忍び寄る私。MAIさんに「何の用?」と言いたげな目をされながらも、それに めげず五味Chanに話を切り出しました。既に9/15のスケジュールは空けているそう です。場所は陣太で問題なさそう。でもボウリングへの思いが残っているようで、 どこかでボウリングをしてから移動、ということもあるかもしれません。
 私が陣太に行ったことも既にバレていて(当然か?)、話は通りやすかったです。 現時点、私の考えている集まる会のプランを話したところ、それほど悪い印象では 無かったようですが、私自身もうひとひねり欲しいかなとも思っていますので、 まだ内容は具体的には書けません。五味Chanは「マジカルバナナとかは?」と言っ ていましたが、マジカル関連のゲームに詳しい方いらっしゃいます?
 この日のステージがMAIさんの本格的な最初のもの、という話題になり「プレッ シャーかけてんの?」と突っ込まれてしまいました。今更緊張するような人だとは 思えませんが(^_^;)。
 バンドコンテストの話題では、審査の舞台裏の話をいろいろと聞かせてもらい ました。無理矢理に賞をあげてしまったとか、○○はつまらなかったとか。昨年の 話題が出たので、丸山みゆきさんについても訊いてみました。横浜に引っ越された そうで、3ヶ月くらい連絡を取っていないそうです。
 「Radio Town」に葉書が来ないと言っていましたが、私は既に2通出してます。
 そろそろリハーサルだろうということで3人が戻られたのをきっかけに、私たち も移動したのですが、まだちょっと早すぎたようで炎天下でしばらく待つことに なりました。ちなみに…五味Chanは今年もビーチサンダルを買っていました(^_^;)。

 17時を過ぎた頃、やっとリハーサルの時間になりました。まずはFM山形の放送の 為のリハーサルでした。FM山形のもんじさんが本番さながらのリハーサルを行って いて、まるで既に放送が始まっているかのようでした。昨年同様、放送の方は全て カラオケです。
 まずはMAIさんから。五味Chanはステージ下の砂浜で踊りながら見ていました。 MAIさんは袖が長めの白いシャツに白の短パン、サングラスをしていました。

R1. YOU〜あなたの胸の中で〜
  サビの「YOU」という部分で手を上げる振り付けがあり、五味Chanも真似して
  ました。
R2. 低空飛行
  この曲はメロディーが印象的で憶えやすく、耳に残ります。

続いて五味Chan。五味Chanは緑色のTシャツに白黒斑のミニスカート。サングラス をしています。MAIさんの歌を唄い踊りながら登場。

R3. Bird
R4. ONNA

何の問題もなく、さらっとリハーサルは終了しました。

 続いて夜のライブのリハーサルが始まったのは18時を回った頃でした。この頃に なると、日も傾き始め、少しずつ涼しい風が吹くようになります。
 バンドはこれまでと同じくCAT WALKのメンバー。といっても今までと完全に同じ メンバーなのかは自信がありません。
 こちらもMAIさんからリハーサルが始まりました。

R5. Shake My Body
  タイトルは「Shake My Soul」に変わったんでしたっけ。歌詞だと「Shake My
  Body」かもしれません。激しいタイプの曲だと思うのですが、MAIさんの口元
  が笑っているようで、見ていてなんだか楽しくなってしまいます。
R6. 私より私を愛して
  全体的に音程がフラット気味でした。

続いて五味Chanがステージに上がり段取りの打ち合わせを始めるのですが、マイク を持ったまま話しているので、すっかりこちらまで聞こえてきました。

R7. Jamaican in New York
  二人で唄います。いかにも二人の好きそうなタイプの曲です。英語詞ですが
  なんだか子供っぽく聴こえてしまうのがなんとも…。誰かの曲かと思うので
  すが、私は知りません。

ここから五味Chanのリハーサル。五味Chanは次の1曲のみでした。

R8. 僕だけのピンナップガール
  イントロが終わったところで、着替えの終わったコーラス隊が慌ててステージ
  に上がり、唄い出す様子が笑えました。

 19時からFM山形の生放送が始まりました。月曜日ということもあってか、見物人 はあまり多くありませんでした。海水浴客が続々と帰る中、花火目当ての人も しだいに増えてくる、という状況。ステージから放射状に客席に大きめの蝋燭が 用意されていました。昨年の私たちのネタを取られたかのような気分でした(^_^;)。
 オープニングの挨拶が終わったところでCMとなり、五味ChanとMAIさんがステージ に上がりました。簡単な挨拶の後、五味ChanがMAIさんに西浜海岸の情報をインプッ トしていた、ということでMAIさんがコメントを求められていました。五味Chanの 紹介は「皆さんにはもうすっかりお馴染み」ということでした。「Betty Street」 は、それなりに定着しているようです。盛り上がりは今ひとつですが(^_^;)。
 さっそくMAIさんのステージとなりました。MAIさんはリハーサルの時の服装から サングラスを取って黒いキャップを被った格好でした。帽子を深く被っているので 目の動きがあまりよくわかりませんでした。

 1. YOU〜あなたの胸の中で〜
 MC 「砂浜で唄うのは楽しい。自分の世界に入ってしまう。」といった内容。
#流石に元アイドル、司会との受け答えは見事です。視線の配り方も手慣れたもの。
 2. 低空飛行
  「東京、名古屋、大阪」という部分で左、前、右という順に指差す振り付けが
  あります。

続いて昼間のアマチュアバンドコンテストで優勝した海綿体が紹介された後、 五味Chanのステージとなり、ちょっとしたトークがありました。 『後悔という愛し方』のMINIにある「Miho」の文字はマッキントッシュで書いた、 ということです。

 3. Bird
  全体的に音程が不安定でした。モニターが聴こえにくかったのかもしれません。
 MC 遊佐町の町長とのトーク。遊佐町にテニスやコンサートの出来るドームなどを
  作るということでした。岩牡蛎を食べたい、ということも言っていました。
 4. ONNA

最後にエンディングの挨拶があって終わり、というものでした。今年はメロンは 出ませんでした(^_^;)。エンディングに合わせて打ち上げ花火が始まりました。
 花火が40分以上続き、20:45頃になってやっと二人のライブの時間となりました。 MAIさんのステージからです。黒白のチェックのワンピースで登場。

 5. Shake My Body
 MC 「沖縄の浜辺で花火を見たときは、ずっと上ばかり見ていたので首が疲れた
  憶えがあります」
 6. YOU〜あなたの胸の中で〜
 MC 遊佐はもちろん、山形自体初めて来たという話。「遊佐町って佐藤さんが遊
  ぶって書くんだっけ。遊びがあっていいですよね」
 7. 私以上私を愛して
 8. 低空飛行

ここで五味Chanを呼び込み二人で唄います。五味Chanは黄色のワンピースでした。 その前にメンバー紹介。MAIさんの曲のコーラス2人と交代して見たことのある 3人のコーラスが登場しました。バンドの構成はKey.,Gt.,Bs.,Dr.x2,Perc., Cho.x3でした。

 8. Jamaican in New York
  何だか二人とも自信なさそうに唄っていました。
 MC 「MAIはデビュー前。ステージは今日が初めて」おいおい!と突っ込みたくなる
  トークでした(^_^;)。MAIさんのデビューは秋口になる見込みだそうです。
  「低空飛行」に出てくる地名の話。
 9. ALWAYS
  「皆さん知っているようなナンバー」と紹介されていました。五味Chanの
  声にはキーが低すぎたようです。前半は苦しそうでした。

ここでMAIさんがステージを下り、五味Chanのステージとなります。

10. 僕だけのピンナップガール
  昨年も盛り上がったこの曲からスタート。今までのステージングが嘘のように
  のびのびと唄っていました。
 MC 会場から「ラパス!」の声がかかり「ピンポーン。生活館とラパス!」という
  と、異常に盛り上がる会場でした。
11. Kissは短く
  唄い出しのキーをうまく取れず、唄いなおしました。ステージ前を列になって
  踊りながら横切る若者たちを見て、笑いそうになりながら唄う五味Chan。
 MC 「ここ(ステージ前)を何か通った(笑)?去年ステージで虫を踏んでしまって
  可愛そうなことをしてしまいました。今年は踏まないようにと思っています」
  ペットの話に続いて、ゴールデンなんとかショートヘアダックスフンドとかい
  う犬を飼いたいという話。
12. 西風
  これも唄い出しをトチってしまい、「ゴメンネ」と唄いなおしました。
  「Wow wow」を一緒に唄うようにという指示。CDに入っているスチールパンの
  音をシンセドラムで再現していて、かなり聴き応えがありました。もう少し
  バックと練習を重ねていればもっと良くなったでしょう。この辺から歌詞の
  間違いが目立ち始めていました。
13. 太陽の中の恋
  イントロが流れた瞬間に、信じられないという思いと感激でいっぱいでした。
  この曲を生で聴くのは実に久しぶりです。私が五味Chanにどっぷりハマって
  いた頃の代表的な1曲だけに、感慨もひとしお。この曲を聴けただけで遊佐
  町に行った甲斐があったというものです。1番と2番の歌詞がごっちゃになり、
  さらに間違いもありましたが、唄い上げた時にパッと手を上げたときの表情
  で帳消しにしましょう。
 MC 『後悔という愛し方』の話。作曲法について。車を運転しながら作曲する
  ことが多いとのこと。好きな海について。東京の晴海埠頭と金沢の千里浜
  と遊佐町の西浜が好きな海ベスト3だそうです。
14. ONNA
  やけににこにこして唄っていました。
15. Paradise Holiday
  昨年「WINTER GAME」を唄ったくらいなので、今年はこれを入れてくるだろう
  と予想していました。会場をホットな雰囲気にする1曲でした。

ここで一端終了。イベントの司会の西沢もとさん(?)が盛り上げてアンコールと なりました。 E1. Paradise Holiday   五味Chanがお客さんに立つように促し、ステージ前にたくさんの人が集まり   ました。途中でMAIさんもステージに上がりコーラスを入れます。二人で踊り   まくり状態でした。ステージに押し上げられそうになったお客さんを慌てて   係員が押し戻すシーンも。最後の「Paradise Holiday」の部分を何度か繰り   返して盛り上がりました。  ここでイベントは終了。控え室代わりのバスの前にいた杉村さんに挨拶をし、 しばらくしたら五味Chanがバスの前にいたので、軽く挨拶をして帰りました。 MAIさんはずっとバスの中にいたのか、姿が見えませんでした。
 私たちは吹浦駅前からタクシーで酒田へ。20分強、6000円程で到着しました。 タクシーの運転手さんによれば、遊佐町吹浦ではあるけれども、遊佐町と吹浦は ほとんど交流がないということです。山形は結構そういう敵対意識みたいなもの が残っているところで、庄内と置賜同様に交流が少ない地域であるようです。

 イベント及び唄のレベルとしてはそれほど高くないと思うのですが、異様な 盛り上がり方をするゆざ町夕日まつりの五味Chanのステージ。毎年7月29日の ようなので、またしても平日になるだろう来年こそ行かないぞと心に誓いつつ、 でもどこかで来年も有ったらいいなと思う私。はたして来年はどうなることやら。
#今年、岩牡蛎を食べ損ねたことが一番悔やまれる…(^_^;)。
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