クリスマスイヴだというのに 2 O'CLOCK PARK を見てきました。そして 見事にハマってしまいました。私が今年初めて見たアーティストの中でも 1、2を争うほどのユニットです。対バンも含めて紹介します。
#ちなみに争うとすればDr.Washington、サラダ、東京Qチャンネル、
#Fragrance Balance、米倉千尋さんあたりか(…多すぎる(^_^;))。

○SIO
 男性3人組Bs,GtVo,Gt。ちょっと前のロックバンドがフォーク調の曲をやっ
 ているという感じ。なかなかさまになっていました。
○milly molly mandy
 Dr,Bs,Gt,VoでVoが女性。ありがちなロックバンド。Voの声は相川七瀬さんの
 ようで(本当か?(^_^;))、曲調に合っていたけれど曲自体が今一つ。
○馬渡松子
 現在ライブハウス・スタンプラリー実行中の馬渡さんです(^_^;)。彼女を
 見るのは3回目になります。あの迫力あるボーカルは素晴らしいのですが、
 難解な曲が多くてちょっと抵抗があります。「クリスマスイヴとセックス」
 というテーマで唄っていました。MCで一人でウケながら話すところはいつも
 と変わりありませんでした。
○2 O'CLOCK PARK
 ちざわゆうこさん(Vo,Key)とフジモトマミさん(Bs,Vo)のユニット。今回は
 2曲だけVnとして そえじままさよさん がサポートしていました。サンタク
 ロースの帽子をかぶり、いかにもクリスマスっぽい雰囲気で登場。
 1. 橋
  電車のSEが流れ、演奏を始めます。Bsは基本的に8ビートを刻んでいるの
  ですが、もう少しアレンジした方がいいかもしれません。「別れた恋人が
  住んでいるのは、駅の反対側のホームから乗って行ったところで、二人が
  会わなくなっても電車は走る」という内容の曲。
 2. 大好き!サンタさん
  メルヘンチックな3拍子の曲。「子供がサンタさんにおねだりをしたり
  いろいろ訊いたりして「パパとママの次に好き」と告げる」という内容。
  季節柄、とてもよい雰囲気で唄っていました。
 MC 「イヴの夜へようこそ。短い間ですけれども楽しんでいって下さい」
 3. 月の下のセレナーデ
  ここでVnのそえじまさんが登場。バイオリンで愛を告白する内容となって
  いて、あらかじめVnを入れて演奏することを考えて作った曲とのこと。
  しっとりした曲で聴かせてくれます。
 4. 小さな壁掛け
  この曲もVn付きでした。「昔の恋人から貰った壁掛けを町で偶然見かけて、
  懐かしい気分になる」という内容。「雨にぬれても」のような雰囲気のある
  軽快な曲。
 MC ちざわさん「今日は短めにやって、話すこともあまり考えてきてなかった
  んで、話せと言われても困るんですよ」
  フジモトさん「困った?…うちのバンドは、私は違うんですけど、時間に
  ルーズで…と言っても二人だから…(笑)。リハでも迷惑をかけちゃって」
  ちざわさん「まだトイレ掃除してないや」
  フジモトさん「遅刻した人はここのトイレ掃除をすることになっています。
  …話すことも少しにしたら、時間余っちゃったね(笑)。あと2曲ですが、
  皆さんのご要望があれば…(笑)」
 5. try
  この曲がJ-WAVEで流れたそうです。速いテンポの曲でチョッパーベースが
  バッチリきまっています。「まだ試していないことがある」と勇気付けて
  くれる内容です。
 MC フジモトさん「2月にガレージでライブを始め、ちょっと前までいつも最
  後に唄っていた曲です」
  ちざわさん「迷ってばかりですけど進んで行きたので、見守って下さい。
  みなさんに“素敵な、あとちょっとの今年と来年”が訪れますように」
 6. WHERE IS THE HARBOR
  「目指す港はどこにあるの?泣いても叫んでも船は進まない。ずっとここに
  いるわけにはいかない」という内容の曲。4ビートのスローバラードで、
  唄いあげる感じのサビが印象的。

 MC ちざわさん「(アンコールということで)無理矢理の前振りがあったよう
  ですが(笑)」
  フジモトさん「1年の感謝を込めて」
  ちざわさん「皆さんに届くように」
E1. たくさんのあなたへ
  前回この曲でハマったと言っても過言ではありません。KeyとBsだけなのに、
  ものすごい広がりをもった曲。ボーカルが会場中に響き渡る壮大なバラード。
 MC 「来年もまた会いましょう」

 ちざわさんのボーカルは基本的に低音でハスキーなタイプ。ファルセットは sinonさんのような味わいがあります。中音域は渡辺美里さんに近いかも。 6のシャウト気味なところは篠原美也子さん風とでも言いましょうか。全体的に ハスキーでありながら伸びのある声で、唄にパワーがあり、ビブラートのかけ かたも実に見事です。ppからffまでの使い分けもうまく、表現力も豊か。
 女性らしい詩の内容がそうさせているのか、とても優しくあたたかみのある 楽曲ばかりで、曲のテンポからして私の好きなタイプ。流れるようなメロディー は印象的なものが多く、メロディーメーカーとしてのセンスも私の好みです。 コード進行、半音の使い方、どれを取っても申し分の無い楽曲たちです。
 自分で言うのもなんですが、私がここまで絶賛するのは珍しいです(^_^;)。 私の文章にパワーが無いため、どうもうまく伝えきれませんが、どれだけの人に 興味をもってもらえますか…。誰も興味を示さないのは力不足なのですね。
 今回はちゃんとデモテープを買ってきました。4曲入り3百円、まだ聴いて いませんがお買い得です(^_^;)。ちざわさん宛の葉書が入っていて、感想を 送るようになっています。抽選で毎月1組2名をライブにご招待だそうで(^_^;)。

1. try(作詞・作曲:ちざわゆうこ)
2. たくさんのあなたへ(作詞:フジモトマミ・ちざわゆうこ 作曲:フジモトマミ)
3. 橋(作詞・作曲:ちざわゆうこ)
4. WHERE IS THE HARBOR(作詞・作曲:ちざわゆうこ)

 実は12/18に東京駅で行われた2 O'CLOCK PARKのイベントも見に行っていま した。年の瀬の平日で16:00からのチャリティーライブ、演奏中に主催者から スタンダードを要求されていましたが、オリジナル曲で通していました。
#この日も、ちざわさんは遅刻してきた(^_^;)。

次回ライブは以下の通り。
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copyright かみと,1996