17日のMANDA-LA2以来、私自身も他の人のライブを見る事無く福間未紗さん のライブを迎えることになりました。
 DMやライブでさんざん告知していたためか、開場前から10人以上のお客さんが 寒風吹きすさぶ中を待っていました。私はさすがに並ぶ気にはなれず、開場した 直後に再び訪れて入場。その時点で既に20人以上の人がいたと思います。今回は 通路の中央付近、カウンターの向かい側がステージとなっていて、入り口付近の 人も見えるように配慮されていました(#482参照)。予想以上のお客さんの数だった ためか、お店の方も大変だったようで、しばらくは料理の注文も受けられない状況。 前回同様満員で、立ち見も多数出ていました。
 今回も斉藤さんがサポートとして登場します。二人とも立ったままで、最初は 未紗さんが入り口に近い側でした。例によって初めて未紗さんのライブを見る 人の数を確認。今回は3人だったと思います。

 1. 夏の星座
  「ずっと待っててあげる」という歌詞の出てくる、優しさのあふれた曲。
  お気に入りの1曲から始めてくれたので、私の気分も上々。
 2. 7月最初のワルツ
 3. 春の光

  この辺りのMCでは関西でのライブについて話していました。東京以外の
  ライブは初めてだったそうですが、周りの人が皆普段と変わらない雰囲気で、
  遠距離のために遅刻しても、いつもと同じような言い訳をする様子が
  面白かったということです。

 4. ジャム
  今回初めて聴いた曲。「ユリの丘」などの曲に近い雰囲気で、RISUの頃の
  唄ではないかと思われます。軽快なリズムで印象に残る曲。
 5. 一瞬だけ
  何度聴いてもこの詩はすごいです。ドア越しに別れようとする恋人同志の
  様子が、まるで天井から息を詰めて覗き見ているかのように伝わってきます。
  そして聴き手も一瞬だけ死ぬのです。
 6. ユリの丘
−−休憩−−
  休憩の間に第3回のプリントが配られました。今回の内容は「服装と運勢に
  ついて」と題されており、かつてのRISUの話から始まっていました。RISUは
  福間ミサ(Vo.G)、友沢ミミヨ(大正琴)、斉藤哲也(Key)、なかのけいた(タイコ)、
  園部啓一(オカリナ)の構成、「円盤旅行」「ユリの丘」「クロアゲハ」は
  RISUの曲だったとか。当時は長髪で、普段からずっと着物を着ていたそうです。
  その後は黒い服しか着なくなり、その後ポリスターで1年ほど「特訓」して
  いたそうです。特訓中は渋谷系の服を与えられ、パンツしかはかなくなった
  のだとか。ミニスカートをはきだしたのはごく最近らしく、自虐的な気持ち
  と実験的な意味があってのことだそうです。ミニスカート状態は「ほどよい
  緊張感」と女装して外出する男性のような「愉快な気分」だったということ
  です。それによって心理状態がUPし、「いいキモチのカケラ」が集まり、
  「いいキモチの親玉」がやってくる、と書いてありました。

  2部が始まる前のMCで、最近の携帯電話について話していました。どんどん
  小さくなってきて、そのうち頭に埋め込もうと考える人がいるんじゃないか
  と思っているそうです。そうなれば携帯電話を忘れることもない、と。でも
  テレパシーの方が安上がりで簡単、と、いかにも未紗さんらしい発言。
  刀の鍔の話もありました。うだつの上がらない侍が、立派な鍔をもらったこと
  をきっかけに、努力して立派な刀を持てるような侍になったという物語を
  聞いて、未紗さんはカポタストとギターに置き換えて説明していました。
 7. ホーヘイ
 8. 満月
 9. ...
  初めて聴く曲でした。曲名を言わなかったので、ライブ終了後に訊きました。
  「てんてんてん」と読むそうです。「.」でも「。」でも構わないそうです。
10. 真夏の花
11. 春まつり
  この曲の前のMCで春一番の話が出て、ふと思い出した曲だそうです。2年に
  1度くらい唄うそうです。
12. クロアゲハ
13. 雪
14. 落ち葉
  シャンソンの雰囲気漂うお気に入りの曲の一つ。落ちつつある葉は恋人から
  離れる自分であり、枝から離れて自由になるということを意味すると思って
  聴いていたのですが、今回は落ちた葉は風に飛ばされること無く根元にあって、
  やがて栄養分となり再び葉になるのではないか、という輪廻を思いめぐらし
  ながら聴いていました。
15. 春2
16. 円盤旅行

 ライブ終了後に洗濯船と交渉していて、お客さんが帰り始める前に 3/28 高円寺洗濯船 が決定しました。その間にアンケート用紙が配られましたが、レポート用紙 に自由記述ということでした。前回の洗濯船同様、両面にびっしり書いて提出 してきました。
 今回は関西方面から来たお客さんも数名(男性一人、女性3名?)いて、夜行 バスで帰る(男性)とか今晩の宿が無い(女性)といった会話が聞こえてきました。 よく耳にしたり口にしたりする会話ではありますが、未紗さんのライブでそういう 会話が聞こえてくるとは思いませんでしたね。しかも、その人達からミノヤの岸田 さんの名前が出てきたりして(つまりミノヤの常連である可能性が高い)、思わず 頭を抱えてしまう私(^_^;)。関西方面では4月頃にライブがあるかもしれない、 ということでした。3/3から2ndアルバムのレコーディング、3/27にボーカル録りが 終わる予定だそうです。
 帰り間際にわからなかった曲名を訊いたとき、「(これまでのライブの曲順を 憶えていないので)今度コピーして教えて下さい」と言われましたが(^_^;)、 全てのステージを見ている訳ではないし、なんとも困ったものです。
SAIL Music Laboratoryへ戻る
copyright かみと,1997