3/1に渋谷クラブクアトロで行われた鶴田加奈子さんのライブです。彼女の アルバム『Cosmic Cherry』を結構聴き込んでいることもあり、ライブを見に 行くつもりになったのは随分前の事です(アルバムを買う前にライブのチケッ トを買ったという噂も(^_^;))。
 いろいろなところで鶴田加奈子さんのパンフレットが目につく状況でしたが、 実際にライブのチケットを買ったのは100人前後だったのかもしれません。 かなり招待券が出ていたらしく、その人達のおかげで最終的に会場がほぼ埋め 尽くされた感じでした。

 予定時間を10分ほど過ぎたところでスタート。サポートはBs,Gt,Keyでした。 Drは鶴田加奈子さん自身が叩きます。

 1. Q・Pロック
  サンダーバードのオープニングのカウントダウンでスタート。
 2. Miracle Power
 3. Baby, good night
  早くも高音の声が出なくなってきました。ドラムを叩きながら、という
  ことで息が続かなくなり、唄っていないフレーズもありました。
 MC 「こんばんは〜鶴田加奈子で〜す」「1階とか2階とか3階とか工事中
  (WAVEが閉店したため)で淋しい感じですけれども、その淋しさを吹き飛ばす
  ようなライブをしたいと思います」
  ここでメンバー紹介。リズムをキープしながらメンバーを紹介していました。
 4. Go-Go, Drivin' Go
 5. 好きにしたら
 6. シンデレラより
 7. Fool's Paradise
 8. バンキャルトのテーマ
 MC 「本格的なライブは今日が初めて」「子供の頃、鼓笛隊にいたことがドラムを
  始めるきっかけ」そう言って、小太鼓を付けて再登場(着替えに数分かかる)。
  「福岡県には博多というところがあるんですけど…」鼓笛隊で博多どんたくの
  パレードにも出ていたそうです。
 9. 山のふもとの陽のあたる場所
  鼓笛隊のごとく、帽子をかぶり小太鼓を抱えていました。
 MC 「ギターを練習してきました。気分はC7」と言いつつ弾いたのはE7(^_^;)。
  この辺の話し方は半分大阪弁が混ざっていました。
10. すみれ畑Smile
  ギターを弾きながらのアコースティックバージョン。
 MC 「前に出てくるとお客さんの顔が見えて(顔をお客さんに近づける)緊張する
  つるりんでした」
11. 愛をともそうラブキャンドルストーリー
  前に出たまま、ドラム無しのハンドマイクで唄います。
 MC シングルの告知。再びドラムの位置につき「ここが一番落ち着く」。
12. 恋するチェリーパイ
13. 世界一あたたかな詩
14. 君はニャーニャーニャー
  ますます高音が出なくなって、サビの部分などはオクターブ下げて唄って
  いました。
15. 僕だけのMoon Rabbit
16. キラキラ
  感極まって涙ぐんでいました。ドラムを叩きながら、唄いながらなので、
  涙を拭うことも出来ません。
E1. できることもできないこともやってみなきゃわからない
E2. おもちゃ箱

 時間としては90分もなかったと思います。唄も、ペース配分など全く無いかの 如く、早々に声が出なくなってしまいました。もしかするとリハーサルで喉が 終わったのかもしれませんが。唄はそんな感じでしたが、パワフルでエネル ギッシュなステージでした。ライブを見るまでは、ドラムはそれほどうまく ないのでは?と思っていましたが、さまになっていて見事なものでした。3年間 ドラムボーカルでライブ活動をしていた成果でしょうか。
 アルバム自体がライブを意識したような作りだったこともあり、聴き込んで 行った効果絶大で、とても楽しむ事が出来ました。アルバムを聴いていない人には アレンジの妙が一度のライブで伝わるか怪しいところです。
 MCでは博多弁(福岡市出身でも博多弁というのだろうか?)を意識的に使っている のかと思っていましたが、話す毎にリラックスできていたようです。とは言っても ステージ度胸は満点です。「ばってん」は"but and"だという話を聞いた事があり ますが、「ばり」は"very"なのでしょうか。
 やはりクアトロではなく、Egg-manなどの一回り小さな所で見たい内容でした。 そうすれば料金も少し安くなりそうな気がしますし。
 ロックバンド系のファンの方には鶴田加奈子さんはお薦めです。3/5の心斎橋 クラブクアトロに行かれる方(はたしているのだろうか?)は、是非ともアルバムを 聴き込んで行って下さい。
SAIL Music Laboratoryへ戻る
copyright かみと,1997