Dr.Washington@名古屋ハートランド、福間未紗@高円寺洗濯船をやめて ソールドアウトのJungle Smileを見てきました。
 開場が17時、開演が18時ということからもわかるように(?)、会場前は 年齢層の低いファンが詰めかけていました。会場前では早くもジャンスマの 二人のデザインしたTシャツが売られていました。郁乃さんバージョンと ゐさおさんバージョンの2種類、それぞれ1,500円。特に買うつもりはあり ません。整理番号3で、実質的には2番目に入場。問題なく最前列中央を キープ出来ました。
 開演までの1時間には、DJ(後にジャンスマの宣伝担当者と紹介される)が '60っぽい曲をかけていました。

 18:10になりDJがステージを下りたところで、いかにもゐさおさんが 作ったと思われるDJ風のミックスになったBGMが流れ、バンドのメンバー、 ジャンスマの二人が登場。郁乃さんは上が紫色のペチコート風のもの、 下は茶色のパンツ、踵の高い赤のサンダルでした。唄うときはサンダルを ぬいで、MCでは毎回サンダルをはいていました。ゐさおさんは虹をイメージ したのかどうかしりませんが、赤や黄色や紫の横縞のシャツ、オレンジ色で ビニール地のジャージ。赤いジョギングシューズ。

 1. 冒険(ロマン)
  以前見たOn Air Eastの時に比べ、今日は手の動きが静かな方でした。
  Dr.の山下政人さんが例の如く要所要所で張り切っています(^_^;)。

 MC 郁乃「喉乾く」
  ゐさお「いらっしゃいませ、Jungle Smileです…知ってるって」
  ここで自己紹介。さらに
  ゐ「最後までくつろいでいって下さい」
  郁「“虹のカプセルツアー”ということで、やる気まんまんで来ました。
    でも次はリスナーからやる気を無くすると言われる曲です」

 2. 2:05 PM
  この曲でゐさおさんはトランペットを担当。ちょっと危なっかしい。
 3. 擬似恋愛
  会場に手拍子を求めます。お客さんもそれに応えているのですが、初めは
  ちゃんと裏で合わせていたのに、途中のリズムが変則になる部分以降、
  2コーラス目の同じところまで表でリズムをとるお客さん多数(^_^;)。

 MC 郁「私たち、いつのまにかロッカーです」
  デビューしてから10ヶ月経ったということで、ジャンスマの歴史を紹介。
  郁「(デビュー曲「風をおこそう」は)全然売れなかった。プロデューサー
    には、(デビュー曲は)名刺代わりみたいなもんだと言われた」
  ゐ「それぐらいにしよう」
  (中略)
  郁「『虹のカプセル』が発売になって…」会場から拍手が起こる「嬉しい!
    すごい親切。こんなとこで拍手もらえるなんて調子狂っちゃうよね。」
  (中略)
  ゐ「(ライブツアーは)尾張名古屋で始める…名古屋ではウケたんですけどね。」
  (中略)
  ここで揺れまくった飛行機のネタ。

  郁「頑張って、っていう言葉があるけれど、頑張ってもうまくいっていない
    人もいる。変わりに「風をおこそう」って言うようにした」

 4. 風をおこそう
  「片思い」と「風をおこそう」だったら「風を…」の方が私は好きです。

 MC ゐ「(靴を履いている様子を見て)また靴をぬいでる」
  郁「だって、靴に合わせてズボン買ったら全然丈が長かった」
  ゐ「…俺の答になっていないじゃん(笑)」
  郁「靴履いていると唄いづらいから」
  ゐ「それでまた!わかりました。」
  郁「喧嘩売ってんの?」

  突然笑い出す郁乃さん。
  郁「(ステージのスモークについて)これがあると顔がきれいに見えるらしい
    の。今日はスペースシャワーTVが入っているから、ちらっと流れるかも
    しれません」
  郁「唄っていると(マイクに)歯が当たる。本番は一生懸命唄っているけど
    リハーサルの時とても気になった。これ差し歯なんですよ。」
  ゐ「いいの、そんなこと言って。」
  郁「中森明菜だって全部差し歯だって言ってたよ(笑)」
  ゐ「(スタッフに向かって)「ピー」用意して(笑)」
  郁「大丈夫だよ。いないよね(笑)」

  郁「スキーしていて歯を折ったんです。救急病院で仮歯を入れてもらった
    んだけど、次の日の昼ご飯の時、友達と輪になってお弁当を交換し
    ながら食べていたら、友達に渡したメロンパンに歯が刺さったまま
    で驚かれた。友達に投げ捨てられたメロンパンのところへ行って
    差し歯をはめた。皆が笑ってくれれば気が楽だったのに、そのまま
    残りの時間をだまったまま過ごした。(歯がマイクに当たると)その時の
    ことを思い出す」
  ゐ「よく転んだ後に笑っている人いますよね。」
  郁「そんなのしょっちゅうだよ」

  ここでバンドメンバーの紹介。バンド名は「虹05(にじごふん)バンド」。
  Gt,Dr,Bs,Keyの4人。山下さんの紹介で
  郁「名古屋のライブの時、着替える場所がなくて近くのゲームセンターの
    トイレで着替えようとしたら、女性が2人来て『Jungle Smileさん
    ですよね!』と言ってきた。サインかと思ってペンを用意したら
    『私、ドラムの山下さんのファンなんですけど、チケット買えなかっ
    たんですよ。そんなに売れっ子だと思わなかったんで』怒るところかと
    思ったけれど『残念でした…』というと、『ドラムの音だけしっかり
    聴いているのでドラムの音を一番大きくして下さい』…どういうファン
    や、山ちゃん!でも素敵なファンでした(笑)」
  Keyのヨーシーさん(?)はゐさおさんの物まねを披露。

  郁「乾燥してます」
  そう言って うがい をする郁乃さん。

 5. ランドセル
  ここでゐさおさんはDJの如くレコードプレイヤーを使っていました。
 6. あの頃の海
  続いてゐさおさんはアコーディオン担当。CDと同じような雰囲気をうまく
  出している1曲でした。
 7. 無言電話
  さらにゐさおさんはチェロを担当。

 MC 郁「アンケートで好きな曲に「留守番電話」と書いてあった。他に雑誌
    で「紅のカプセル」と書いているのがあった。豚みたい」
  ゐ「雑誌に「虹のスマイル」と書いているところもあった。」

  郁「(口の横を触りながら)ここが切れているんです。胃腸が悪いんだって
    言われるんですけど。昔は胃が悪くなるとナメクジを飲んでいた
    じゃないですか。
  ゐ「…えっ!(笑)」
  郁「ナメクジを飲むんだよ…」会場からも「えーっ!」という声。
  郁「うちのお父さん毎朝飲んでいたよ。おばあちゃんが夜のうちに紫陽花
    とかに水まいておくと、次の朝に小粒のナメクジが取れるんですよ。
    お父さんはそれをオブラートに包んで飲んでいたよ。今はナメクジが
    取れないから薬飲んでいるんじゃない。新潟に引っ越してからは、
    ナメクジが大きいんで、それは飲めない。」
  ゐ「ナメクジは塩かけると溶けちゃうんだよね。」
  郁「だからうちのお父さんは塩かけると溶けちゃうの(笑)」
  ゐ「どこまでが本当かわからない」
  アレルギーになるのは農薬などによってお腹のぎょう虫がいなくなったから、
  という郁乃さんの話。
  ゐ「胃腸が悪いときは ぎんなん がいいですね。銀杏(イチョウ)によく
    なるでしょ。」
  郁「胃腸(一応)オチ?」

  郁「新曲が出来ました。2曲できて、いつでも出せるんですけど。」
  ゐ「もう次のアルバムの制作に入っています。」
  郁「それで今日はこっちをやることにしました。」
  ゐ「もっと盛り上げようよ。」ここで巧みな話術で盛り上げます。
  ゐ「トークはこうやるんだよ。」

  郁「ラブソングを避けて通ってきてたんです。今すごく大切な人がいるん
    ですけど、恋愛の力ってすごいなと思っています。その人と一緒にいる
    ことで自分の持っている力以上のものを出せるようになった。」
  郁「嫌がられても自信が無いので、何度も「好き?」って聞いてしまう」

 8. 小さな革命
  涙を流しながら唄う郁乃さん。これもまたどこかで聴いたようなメロディー
  ラインではありますが、ジャンスマらしい切なさのあふれる曲。途中で
  半音上がるのですが、ゐさおさんはギターを変えることで対応。
  また、後半でゐさおさんの絶唱が入りました。
 9. 片思い
  ア・カペラで唄い出すのですが、伴奏とは重ならないので少しくらい音が
  ずれていてもバレにくい(^_^;)。

 MC 郁「げっぷ出そう。こういうことを言うとお母さんから怒られるんです。
    留守電に入っているんです。『いいかげん22歳なんだからウンチとか
    言わないで下さい』って涙声で。こっちも辛いよ。一番わかってくれ
    る親がこれじゃ」
  ゐ「(話題に詰まって)最近どう?」とお客さんに振る。
  ゐ「最近忙しくて。」
  郁「忙しいって“心を亡くする”って書くから使わない方がいいよ」
  ここでゐさおさんの銀行に記帳しに行った話と献血をした話。
  ゐ「最近の献血はいろんなことを聞かれるんです。最近いつHしたとか、
    同性としたとか、外人としたとか。俺全部当てはまるから(笑)」
  ゐ「血を取られている間に貧血気味になって横線が見えてきた。よっぽど
    (もう片方の腕から)輸血してもらおうかと思ったけど…男だから。
    献血なんてするもんじゃない(笑)」

  郁「最後の曲になりました……「えー?」とか言わないの?(笑)」
  ゐ「言い方が悪い。そんなこんなで(笑)次が最後の曲です!」
  会場一丸となって「えーっ!!(笑)」
  郁「違う!皆グルになっているよ!」
  ゐ「トークとはこういうもんだよ!宴もたけなわ、夏は沖縄、正月はしめ縄」

10. 雲の中の散歩
  曲紹介で特に間違えたわけでもないのに、言い直す郁乃さん。未来のことを
  唄ったつもりなのに、3年間をいろいろと思い返してしまうそうです。

 ここで本編終了。19:50でした。アンコールとなり、舞台のそでから会場を
見ているゐさおさん。一度戻るもののまた出てきます。今回は二人だけ。

 MC 郁「生まれて2回目のアンコール。」
  ゐ「名古屋とここ。何やろうか。」
  郁「でもピアニカ持っているよ」
  ここでゐさおさんの部屋(4階)が浸水した話。風呂の排水溝が逆流したとか。
  2階建ての1階で雨漏りしたというお客さんの声も。
  郁「本当はもう唄わないつもりだった曲なのですが」突然引っ越した親友の
    話。様々な事情で住所も教えてもらえないまま離ればなれになった
    けれど、その友人が番組に葉書をくれて、久々に再開したのは横浜ランド
    マークのイベントのとき。
  郁「今日はその友達と、学生時代の友達が皆集まっています」
E1. 恐竜のヘリコプター
  やっぱり涙ぐみながら唄っていました。

 MC Tシャツの宣伝。ゐさおさんのデザインはビクターのマークのパロディで
  犬が豚になっているもの。郁乃さんの方は、例のシマウマの切り版画の話
  を持ち出して、宣伝しなくても大丈夫とのこと。どちらが多く売れるかで、
  次の製作数のバランスが変わってくるそうです。
  郁「(スタッフの)皆がゐさおちゃんのばっかり着るんだよ。切なくなっ
    ちゃう。」

  ゐ「何かリクエストはないですか?」
  会場「チェリーボーイ」
  ゐ「練習してない」
  会場「片思い」
  ゐ「他に無いですか?「風をおこそう」とか(笑)」
#思わず私は「白い恋人」とか言いそうになってしまった(^_^;)。

E2. 風をおこそう
  2コーラス目からバンドのメンバーが登場して、二人に合わせます。
 終了は20:20でした。郁乃さんは最後に「良いお年を」と締めていました。

 アンコールを含めわずか12曲で2時間以上のステージになるとは思いません でした。半分トークという噂(ではない!)もありますが、前回のヤマハの イベントではMCが無かっただけに、それを十分カバーする内容でした。
 郁乃さんの唄は以前に比べると、かなり安定してきました。まだ所々危ない ところも残っていますが、ジャンスマのスタイルは確立したかな、といった 感じです。



 その後、諦めきれなくてそのまま福間未紗@高円寺洗濯船へと向かいました。 会場前に着いたのは21時を過ぎていました(19時開場、20時開演)。今回から 入場出来るのは限定45名ということで、予想通り入れませんでした。しばらく 外で聴いていましたが、聴いたことの無い曲も何曲かありました。他に 「マイクロチップ」「ユリの丘」「落ち葉」「押し花」などを唄っていました。
 終演後、お客さんが勢い良く出てくるので珍しいこともあると思っていたら、 今回は限定発売の北海道レポート本「THE 北海道〜誰も語らなかった北国〜」が あって、店から少し離れたところで売ることになったようです。道路まで列が 出来ていました。私はライブを見ていないのに買ってきました。飛ぶように売れ てしまったようです(^_^;)。この本は1000円だったのですが、カラーコピーの 表紙で、思ったよりたくさん文章が書いてあります(^_^;)。なお、この売上は どこかに寄付されるようなことはなく、「ゴロゴロ付きの旅行バッグ積立預金」 に自動的に振り込まれるとか(^_^;)。買う条件として「お金に余裕のよっぽど ある方(1000円が100円くらいに見える方)」「成熟した精神の持ち主で、包容力 のある方」だそうです。
 福間未紗さんが外に出てきたときに私の顔を見て、私の名前をつぶやいて 驚いていました。


SAIL Music Laboratoryへ戻る
copyright かみと,1997