かなり吉祥寺MANDA-LA2と迷ったのですが、せっかくチケットを買ったことも あるし、久しぶりのJungle Smileのライブということもあって、パワステに行く ことにしました。
 外はとても風が強くて、表で待っているのはきついものがありました。初めは 開場を待つ人たちが思ったよりも少ないと感じたのですが、開場時間が近づくに つれてそこそこの人数が集まっていました。でも最終的には開場時間の人数と しては思ったよりも多かった気がします(^_^;)。そんな状況の中、激しいパーマを かけた女の子が横を通って行きました。それが猫沢エミさんだと気付いたのは数名、 一部の女の子が慌てて追いかけて行きましたが間に合わなかったようです。直後に Jungle Smileの二人とバンドのメンバーも横を通って行きました。こちらは 気付いた人も多かったようです。道路側に並んでいた私は思わず郁乃さんと目が 合ってしまい、無意識に「あーっ」という感じで声をかけてしまいました。郁乃 さんは笑っていました。
 椅子が出ているという予想は外れ、後ろの方にテーブルと椅子があるだけで、 基本的にスタンディングでした。私はセンター2列目付近で見ることにしました が、外で並んでいる時を含め、周囲に見知った顔が多いのには笑ってしまいます。 センターにコンガがセッティングされているのを見て、最初は猫沢さんである ことがわかります。開演までの1時間、猫沢さん、ジャンスマ、ヒックスヴィル の順番でPVが流れていたので、出演順もこの時点でわかりました。

○猫沢エミ
  彼女のライブを見るのは96年6月3日のEgg-man以来2回目になります。メジャーに
  なってからは、ポップな面が強調されてきた気がします。今回の猫沢さんは
  白いフワフワの帽子にチャイナ服っぽいデザインでシルクのような光沢のある
  衣装、下は茶色のパンツでした。水を口に含んでうがいした後、いよいよ
  始まりました。

 1. Concorde
 2. BALOT
 3. Merci
 4. 青い虫
 5. IL N'EST PAS

  約30分のステージでした。サポートはGt,Bs,Dr,Key。
  4曲目の前でアコギの音が出ないというトラブルがあり、調整している間に
  予定外のMCがありました。最近はバイクにはまっているらしく、それは父親の
  影響なのだそうです。「車は人とぶつかったとき相手を殺してしまうかも
  しれないけれど、バイクなら自分が死ぬから責任の重さが違う」(?)という
  理由から、お父さんはバイクに乗ることを薦めているそうです。小さい頃、
  そんな父親に可愛くないからという理由でアフロヘアにされ、今回は3歳の
  ころの自分に戻るという意味で、チリチリのパーマをかけたとか。唄っている
  途中で水の入ったボトルを倒してしまったりして、なんだかトラブルの多い
  内容でした。キュートな声で唄はしっかりしているのですが、楽曲がどうも
  私向きではないのかもしれません。最後に「さよならっ!!」とステージを
  後にしたのが何となく印象に残りました。

○Jungle Smile
  今回の出演者の中では。もっとも世間の知名度が高いのではないかと思います。
  ジャンスマ目当ての人も多かったのではないでしょうか。郁乃さんは赤と白
  の模様の混ざったスリップのように肩紐の細い服に、大きな編み目の白い
  同様のの服を重ね着し、下は紺色の作業ズボンのようなポケットのたくさん
  付いたパンツ姿でした。ゐさおさんは、下がジャージで上が海難救助隊か
  夜間の工事現場の作業員を思わせる服装。

 1. 片思い
    いつものように郁乃さんのア・カペラから始まりますが、少し音程が低かった
    ように感じました。さすがに唄い込んでいる歌でしょうから、伴奏が入って
    からはしっかりしていました。音程が大きくふらつくことは無くなりましたね。
 MC 会場から「イクノフ」「吉田」などと声がかかっていました。「吉田」と
    呼び掛けた女の子に対して「…あとで楽屋に来い」と返すあたり、なかなか。
    呼び出すならやっぱり「体育館の裏」がギャグの定番じゃないかな(^_^;)。
    ここで自己紹介。すぐ曲にいくのかと思いきや、ぶつぶつつぶやくゐさおさん、
    マイクの高さが気に入らない郁乃さん。長いライブになりそうです(^_^;)。
 2. 水たまり
    なんとなくリズムにむらがあった気がしましたが、郁乃さんの唄がうまく
    なったと感じさせる内容でした。
 3. 風をおこそう
    ゐさおさんはテルミンを使ったりしていました。半分暴れ気味。
 MC 郁乃さん「今日はしゃべらないつもりだった」どうやらMCのカンペがゐさお
    さんの方に置いてあったようです。ゐさおさんが「小さな革命」が発売された
    ことを告げると、会場から拍手がわきおこります。しかし「気を遣うより
    お金を使って」と言っていました。前回のライブ以降、半年近く何をして
    いたかについて話していました。いろいろ仕事をしていたと言いつつ、
    遊びに行ったりした話ばかりしていました。郁乃さんが「子供を産んだ」
    と冗談を言ったりして。以前も「整形した」という冗談を信じた人から
    質問のFAXをもらったそうで、その話からオリンピックのドーピングのように、
    ミスユニバースのようなコンテストに出る人が整形するのは違反にすべきだ
    と言っていました。「本当にミスになる」というオチを付けていました。
    ここで次回のライブの告知をしていました。6/17にパワステだそうです。
    さらにメンバー紹介。そんな感じで結局ずーっと話し続けていました。
 4. 2:05PM
    ここでゐさおさんはトランペットを担当。音の厚みを感じる内容でした。
    惜しむらくは郁乃さんの歌詞落ち。
 MC ゐさおさんがターンテーブルを操作しますが、なかなか音が出ないトラブル。
    前の出演の猫沢さんに続いてトラブルなので、どうなっているんだ?と
    思ってしまいます。いきなり「イェーイ!」と言って場をつなぐゐさおさん。
    さらに場をつなぐために「今年から花粉症になった」という郁乃さん。
    小さい頃は“花粉(カフン)”を“花のフン”だと思っていたとか。「皆も
    間違えないように」と言ったところで、やっと準備完了。
 5. ランドセル
    低音がもう少ししっかり唄えると嬉しいんですけどね。中音域から高音は
    とても伸びやかで良かったです。泣きじゃくるときのようなブレスの仕方
    をしていました。
 6. 小さな革命
    CDよりも若干テンポを落としていた気がしましたが、どうだったのでしょう。
    バンドのメンバーの技を楽しめた曲でした。ジャンスマの二人そっちのけで、
    演奏ばかり見ていた気がします。やはりこういう切なさ漂う曲調はジャンスマ
    に合っていますね。多少音が外れていてもそういう曲だと思えてしまいます。
    一方、後半ではお客さんの中には手拍子が追い付いていけていない人もいて、
    バラバラになってしまいました。
 MC 「あっという間でした。6月17日にまたここでお会いしましょう」
 7. 冒険(ロマン)
    イントロはリズムを強調したアレンジになっていました。しっかり唄っている
    という感じが伝わってきました。何よりも、唄い終わった後の郁乃さんの
    表情がとても晴れやかで良かったです。

 ここで20:40、もしかしたらちざわゆうこさん@吉祥寺MANDA-LA2に間に合う かもしれないと思い、ロビーからMANDA-LA2に電話して出演順を確認。ステージは 21時頃からということだったので、ヒックスヴィルは見ずに吉祥寺へと向かい ました。
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copyrightかみと ,1998