渋谷スペイン坂スタジオでKiroroの二人を見てきました。 TFM「ローソンカウントダウン・ジャパン」の公開生放送です。
 私がスタジオ前に到着したのは11時。早くも15時に出演するASKAさんや THE ALFEEを見に来た人たちが列を作っていました。ブース前はしっかり 空けられていたので、15時までの番組はそれほど問題なく見ることができ そうです。しかし、ブース横の建物内のスペースは既に関係者のみ出入り 可能になっていました。
 Kiroroが出演する前の番組は藤重政孝さんがパーソナリティーということで、 彼のファンが20人くらい集まっていました。番組が終了するちょっと前の 12:48にKiroroの二人がニコニコしながらスタジオに到着。
 藤重さんの番組が終了すると、ブースの近くにいたお客さんが移動した ので即座に場所をキープ。テーブルを囲む4席のうち2つは外の方を向いて いますが、二人がブース内のどちら側に座るかわからなかったので、外を 背にする側に座られても良いように、ちょうど席の真横の辺りです。
 千春さんが向かって左、綾乃さんが向かって右に座ります。千春さんは 赤のパーカー、髪を二つに束ねていました。綾乃さんは紺のパーカーで、 髪を一つにしています。
 13時に番組スタート。番組開始からゲストとして登場し、基本的なこと からインタビューされていました。二人が東京に出てきた昨年、「ここが あのスペイン坂かぁ…」とスタジオを見に来たこともあるそうです。それが あっと言う間にスタジオで喋っている、そのことに感動していました。
 曲の間にカメラマンが二人を撮影しているのですが、二人が鼻を付けて いるポーズで撮影していました。私のところからは千春さんの後ろ姿しか 見えなかったので、二人の表情はわかりませんでしたが、後から照れて いました。
 ランキング番組で曲が流れる中、順位が上がっていってもなかなか Kiroroの「長い間」が発表されません。2位まで発表されたところでCMに 入る直前、綾乃さんが「すごーい」とつぶやいていました。ついに Kiroroが1位になり、それまで曲中はいろいろ話していた4人でしたが、 「長い間」だけは皆が曲に聞き入っていました。曲が終わったところで、 「青いじゅもん」をバックに、リスナーからのFAXを読みながらトーク。
・綾乃さんは、小2から中学までピアノを習っていた
・千春さんは、テレサテンさんや松田聖子さんの曲をカラオケで唄う
・高校1年のときは全然話さなかった。2年で同じクラスになり、音楽の ことで話すようになった
・二人の学生時代の部活は、千春さんがソフトボール部でセカンドの補欠、 綾乃さんがダンス部。パーソナリティーの松本ともこさんが「ダンスを 教えて」と言うと、「私が?」とびっくりした顔をして「ピアノを教えます」 と言っていました。
・東京の暮らしについて綾乃さんは「電車があって便利。ありがとう電車 という感じ」
・二人の趣味、千春さんは駄菓子屋さん巡り、綾乃さんはニコちゃんマーク 集め。

 番組終了まで二人は出演していましたが、お客さんに手を振ったりして ファンサービスも忘れません(^_^;)。でもまだ照れくさそうにしている 表情もありますね。その純粋さを保ってもらいたいものです。
 とにかくFAXの数が多くて(普段どれくらいかは知りませんが)、しかも ファンの年齢層が広いことを感じます。やはり沖縄からのFAXが多かったよう ですが、全国各地から“草の根”的に浸透していることがよくわかります。 他のアーティストだとコアなファンが、ある意味で組織的に動いているような 印象ですが、Kiroroは民衆の音楽という感じですね。

 日本人ってどうしても島国意識があるのか、同郷という結束力があるの でしょうね。しかもKiroroの場合は本人が沖縄出身であることに加え、 名前が北海道のアイヌ語からきているということで、沖縄だけのブームで 終わらずに北海道の人にも親近感があり、うまく全国規模の展開に持って いける要素を含んでいるのでしょう。もちろん音楽そのものが全国的に受け 入れられる資質があったことはご存知の通りです。
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copyrightかみと ,1998