1998/03/29 【Kiroro、小谷美紗子】難波OCATホール  FM802のイベントライブにKiroroと小谷美紗子さんが出演されました。 小谷美紗子さんは以前横浜ランドマークでのイベントで見たことがありますが、 Kiroroの生唄は初めてでした。
 大阪へ着いたのは12:30頃で、そのままJR難波駅のOCATへと向かいました。 OCATは綺麗な建物ですが、立地条件のためか日曜日だというのにそれほど 人は多くありませんでした。13時頃に会場のOCATホールへ行ってみると、 Kiroroのリハーサルの音が聴こえてきました。「長い間」を唄っていました。 本来の入り口とは違うところから入ってしまったようで、改めて入り口らしい ところへ行ってみたら、開場の30分前(15時)に集まるようにとの看板が ありました。5階で食事をし(とても安かった気がする)、13:30頃再び行って みると小谷さんの声が聴こえてきました。時間を潰し15時ちょうどくらいに 会場前に行ったら、既に50人くらい集まっていました。
 OCATホールは本来は3つの会議スペースのようで、仕切を取り払った平らな 空間でした。3つの部屋が連続したことで細長い空間になります。これを縦に 使うのかと思ったら、横に使っていました。縦は8列しかなく、横は50列くらい 用意してあったのでしょう(200組400名招待なので)。端の方の席はほとんど 見えなかったのではないかと思います。私はセンターの前から6列目くらいに 座りました。ステージにはグランドピアノが置かれているだけで、FM802の 控えめな看板が光っている以外は簡素な作りでした。

 16:05頃に司会のシャーリー富岡さんが登場。200組に対して2000通を越す 応募があったということを話していました。

○Kiroro
  登場すると会場から「可愛い〜」という言葉が聴こえてきました。千春さんは
  赤、綾乃さんは青のお揃いのチェックのブラウスでした。髪型は前日と同じ。

 MC 自己紹介。綾乃さんの喋り方のせいか、ちょっと笑いとざわめきが…。
 1. もう少し
    二人の時間、途切れ途切れ…いつも一緒にいられるわけではない
    恋人たちにとっては、カレンダーを見返すと会っていない時間の多さを
    感じてせつなくなってしまいます。そんな純粋なラブソングです。
    ゆったりとしたテンポの曲で、千春さんの声が良く響いていました。
    会場のお客さんも静かに聴き入っています。
    後半少し千春さんが走り気味でした。やはり緊張しているのでしょうか。
    それにつられて綾乃さんの演奏も少し速くなった感じがします。
 MC 綾乃さん「めちゃくちゃ緊張します」
    千春さん「しますねぇ〜」
    デビューしてから本格的なライブは今回が初めてとのこと。「緊張する」を
    連発していました。千春さんが「緊張しますね」と言うと、綾乃さんは
    全然緊張感の無い声で「そうですねぇ」と言い、お客さんも笑っていました。
    それに対して千春さんが「金城さんはこういうテンポなんです」と言うと
    「ハキハキしてません?」と返す綾乃さん。千春さんは受け流していました。
    ここで「長い間」の曲の説明。知り合いの男性が結婚を約束していた彼女を
    ずっと待たせていた、という話を聞いて作った曲とのこと。
 2. 長い間
    丁寧に唄っていることが伝わってくる良い出来でした。
 MC 次の曲紹介。
 3. 3人の写真
    サビでのブレスの位置が違うような…。間奏で何か他の音が欲しいところ
    ですね。ハーモニカあたりが合いそうな気がします。強すぎるくらい声が
    出ていました。
 MC 「3人の写真」の説明。
    綾乃さん「3人組だったんです、Kiroro…」
    いきなり爆弾発言っぽい雰囲気になってしまい、千春さんが言葉の足りない
    分をフォローしていました。
    3月に千春さんが短大を卒業し、そのときに「なんていい曲を書いたんだ…と
    思った」と話していました(こういうことを露骨に言わなければいいのに)。
    今度は綾乃さんが「よく言うの」とフォロー。
    キャンペーンの最初の場所が大阪で、ライブも大阪が最初ということについて
    「私が気付いたんだよ」と得意げに話す綾乃さん。
    小谷美紗子さんと同じステージに立つことについて綾乃さんは「はい、
    すごいことですねぇ〜」と篠原ともえさんのような口調で言っていました。
    Kiroroらしくマイペースに音楽活動を続けられたらと思い、次の曲を選曲した
    とのこと。
 4. 未来へ
    これが噂の「未来へ」かぁ、と思いながら聴いていました。
    サビは母親が幼い子供に話しかける言葉になっていて、他の部分は
    その子供が大きくなってから母親の愛情の深さを知るという、優しさ
    あふれる曲でした。こんなことを言われたら、母親はとても感動するに
    違いありません。憶えやすいメロディーで“未来の大きさ”を感じさせて
    くれます。

 約25分で終了でした。二人で並んでおじぎをしてからステージを下りて
いきました。

 再びシャーリーさんが登場し、次の小谷美紗子さんの紹介。この春
小谷さんは車の免許を取りに行くのだそうです。地味なキャデラックが欲しい
と言っているらしいです。また、近々ヨーロッパ旅行に行くらしいです。

○小谷美紗子
  靴を脱いでおもむろにピアノを弾き始めます。
 1. The Stone
 2. 嘆きの雪
 MC 「こんばんは。私のファンはいますか?」会場から拍手。「安心しました」
    久しぶりに唄うので緊張しているとのこと。楽屋でKiroroの二人と遊んでいた
    そうです。「駄菓子をもらったんだけど、Kiroroさんのファンに高く売れる
    だろうなと、ステージに持ってこようかと思ったけどやめました」
    最後には「喋ったら落ち着いた」と話していました。
 3. STAY
 4. 自分
 5. GNU
 MC 「暑くて…」とスタッフにタオルを要求。シャーリーさんがタオルを持って
    現れました。ここで突然ナイフを取りだし、「グサッ!」と言いながら
    頭に刺します。もちろんこれはおもちゃで、刃の部分が引っ込むものです。
    「これをつかった事件が多い」と最近のナイフによる事件を暗示。自殺する
    人が多いことについても触れて、「おもちゃのナイフで自分を刺して死んだ
    気になれば何でもできるのに」と話していました。
 6. ハイ、まずわたしから
 MC 「楽しかったですか?」「5月に大阪で唄います。発表してはいけなかった
    かな」大阪に来たら知っている人が多いので楽しいそうです。ライブは
    即日完売するように狭いところを探しているのだとか。「一生懸命
    チケットを取って下さい」だそうです。
 7. ???

 唄い終えるとヨタヨタとした感じの歩き方でステージを下りて行きました。
 高音部分などで若干外し気味になってしまうところが何度かあり、少し
残念でした。
 終了は17:15でした。今回の模様はFM802にて、4/12の「BINTANG GARDEN OCAT SPECIAL LIVE "TERMINAL"」(25:00-26:00)で放送される予定です。
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copyrightかみと ,1998