前日にポニーキャニオンのページで知った情報で申し込み、お台場の フジテレビで行われた「FACTORY」の公開録画を見てきました。出演者は 小島麻由美さん他です。以前「HEY!HEY!HEY!」の公開録画を見たときの 経験から、他に出演者がいても見られないと思っていましたが、実際には 小島麻由美さん以外にもステージを見ることができました。
 今後「FACTORY」の公開録画に参加するかもしれない方のために、 時間経過を含めて様子を書いてみます。

 集合時間は17:30、集合場所は新交通ゆりかもめ台場駅すぐのフジテレビ 社屋前の池広場でした。申し込んだ経路毎に集合時間をずらして列が作られて いたようで、17時過ぎに到着したときには80人くらいの列と30人くらいの列、 そして5,6人の列の3つができていました。係員に「小島麻由美さんの…」と 言うと、一番人の少ない列に並ぶように言われました。私の前に並んでいた 人たちの中には、スタッフに終了予定時刻を尋ねたりしていましたが、 その会話によれば22時終了予定で途中で帰ることはできない、他のアーティストも 見られるとのことでした。それを聞いて、最後までいると帰れないと思ったのか、 観覧を諦めて帰る人もいました。
 集合時刻の17:30になったころ、ポニーキャニオンの紙袋を持った人たちが、 参加者の確認をして入場券(通行許可証を兼ねるもの)を配っていました。 電話で申し込んだときの話では、入場は電話で言われた番号順ということを 聞いていたのですが、この時点では単に並んだ順でした。
 17:40になってやっと、私の並んでいた列が動かされました。裏口のような ところから建物内へ。予想通り控え室(部屋の名前はリハーサル室となって いました)に入れられて、再び待たされます。18:20頃になり、スタッフから 注意事項の説明がありました。そしてさらに待たされます。スタジオに入る ための移動を開始したのは18:30頃でした。ここで申し込んだときの番号順に 並ばされて、さらに待たされます。スタジオに入ったのは結局19:15頃でした。 オールスタンディングです。客数は100人前後だったように思います。私は 早めに入ることができたのですが、なるべく後ろへと移動していました。
 19:23頃に前説がありました。その時点で「この日の小室哲哉さんとKeikoさんの ライブはとてもレアなものである」との説明がありましたが、小島麻由美さんに ついてはいっさい触れられませんでした(^_^;)。普段は各アーティストが2,3曲 唄って終わるけれど、スペシャルとして小室さんのピアノによるアンプラグド アコースティックライブ、十数曲を予定しているとのこと。そのために終了 時刻が22時予定になっているわけですね(-_-)。「この瞬間からライブハウスに なる」と言って、客席後ろに用意されたDJ席にいたピチカートファイブの 小西康陽さんが紹介されました。そして何曲かレコードを回してさらに待たされます。 収録が実際に始まったのは19:38頃でした。

○ショコラ
  まずは番組のナビゲータの一人であるショコラさんが登場。Dr,Gt,Key,Bsの
  サポートでした。緑のノースリーブの服にジーンズ。客席からは盛んに
  「可愛い」の声が上がっていました。
 1. “…トムとジェリー…”(?)
 MC 「次は5月21日発売のシングルをやります」
 2. もう一つの雨
    ステージに7,8人のストリングスが登場して、サポートに加わり演奏。

 あっと言う間に終了でした。終了は19:45頃です。普段はこんなペースで 1アーティストだけ見て終了となるのでしょう。唄い終わったショコラさんが ストリングスの人たちにおじぎをして帰る姿が印象に残りました。唄は…(^_^;)。

 機材の搬出搬入が終わり、小西氏がステージに上がって小島麻由美さんを紹介。 やっとお目当ての登場となります。ちょうど20時頃でした。

○小島麻由美
  WB,Dr,Fl,Key,Gtのサポートでした。煉瓦のような模様の青いワンピース。
  テレビということもあってか、若干落ち着かない様子でした。
 MC 「あれ?こんにちは。そうですね。待って、はい、やりましょう。いきます」
    誰かと話しているようですが、ほとんど独り言ではないかと…。
    イントロが流れるのですが、なんとなくかみ合っていない雰囲気を感じ、
    小島さんもそう思ったのか、後ろの方に歩いて行こうとしました。でも
    そのまま戻って唄ってしまいます。
 1. 蜜蜂
    なんとなく声が出ていない感じです。やはり緊張していたのかもしれません。
    表情は笑顔が増えているのですが。
 MC 「緊張する〜。ぼちぼちいきます。ちょっと待って下さい」
    何やら紙を取り出します。それを見ながら「テレビに映るんだよね。」
 2. セシルカットブルース
    あまりはっきりしない唄い方でした。間奏では少し間延びした手拍子を
    要求します。
 MC 「緊張した…。ここからはテレビに映んないんだよね。じゃ、自由に」
 3. 恋の極楽特急
    いつもよりふざけた感じの唄い方でした。妙な癖を付けていて、半分
    ギャグかと思ってしまいました。
 MC 「小島麻由美でした。どうもありがとうございました」
    何故か笑いながら帰って行きました。

 ここで20:12でした。これだけ待たされて実質12分。テレビの収録はこういうもの と知っていましたが…。
 再びセッティングに入ります。番組の出演者には猫沢エミさんの名前もあったので、 次は猫沢さんだろうと予想していたのに、センターにグランドピアノが運ばれて きました。前説の話から、この時点で次が小室哲哉さんとKeikoさんのステージ であることがわかります。小室ファンが若干ざわめいていました。そしてまた 待たされます。どうも小室さんらが到着していなかったのではないかと思って しまいます。やっと始まったのは20:57でした。小西さんの紹介で「以前ラジオで ピチカートファイブの曲が良いと言ってもらったことがあり、急に売り上げが のびたことがあり、そういうところでもお世話になっている」と笑いをとって いました。

○小室哲哉+Keiko(globe)
  二人とも白のシャツに黒っぽいパンツ姿です。Keikoさんは下手(ステージ向かって
  左側)に置かれた椅子に座ります。前には譜面台が置かれていました。小室さんの
  PfにKeikoさんのVoというシンプルな構成。
  globeの曲名は全然知らないので(サビは聴いたことあるものもありましたが)
  以下、ほとんど適当です(^_^;)。←Webで調べましたよ、もう(^_^;)。

 MC 「久々に緊張しています」と小室さん。
 1. Feel Like dance(globe)
    Keikoさんってもっと迫力のある唄い方をすると思っていたのですが、
    自慢の?高音はファルセットで逃げていました。「もっと上手な人が
    たくさんいるなぁ」とぼんやり思いながら聴いていました(^_^;)。
 MC 「こんな曲も書いたんだよなぁ、時代をさかのぼります」
 2. My Revolution(渡辺美里)
 MC 「緊張しますね。いい曲ですね」
 3. Good-morning Call(小泉今日子)
 MC 「(曲が)可愛いですね」
 4. My Kick Heart(宮沢りえ)
    Aメロを小室さんが、サビをKeikoさんが唄います。難しかったらしく、
    Keikoさんはサビの唄い出しを2回間違えていました。
 MC 「Keiko的に思い出の曲。“毎度おさわがせします”のオーディションで
    唄った」
 5. JINGI愛してもらいます(中山美穂)
 MC 「(曲が)可愛いですね」
    「次は(小室さんの)思い出の曲。"My Revolution"が作曲家としての初ヒット
    で、その後に出た曲」
 6. Teenage Walk(渡辺美里)
 MC 「次はちょっと新しくなります」
 7. もっともっと…(篠原涼子)
 MC 「一ヶ所コードを間違えたので、もしかしたらもう一回やり直そうかな」
    「一息入れましょう、ブレイクタイム」テープチェンジだったのかもしれません。
    「髪型を変えたんですよ」
 8. Can't Stop Fallin' in Love(globe)
    ほとんどをお客さんに唄わせます。人数が少ないので地味だったこともあり、
    どこかで曲は聴いたことあるもののほとんど知らない私は、孤立することも
    ありませんでした(^_^;)。
 MC 「休憩。何か質問でも有れば」
    お客さんの中から「今度のツアーはどんな感じになるの?」という質問が
    あがりました。なんだかよくわかりませんが「3枚のアルバムで、
    やっと選曲に困らなくなった。パンサーのダンスが鍵」ということを
    話していました。
 9. 悲しいね(渡辺美里)
    唄い出しを間違えてしまったので、やり直します。初めは小室さんが唄った
    イントロのハミングをKeikoさんに唄うように指示していました。Keikoさんは
    この辺でやっと声が出てきた感じ。低音がしっかりしていて良かったです。
    曲に感情移入して瞳に涙を浮かべながら唄っていました。
 MC 「泣きそうになる。悲しいね」
10. Good Luck(篠原涼子)
    コーラス部分をお客さんに唄わせていました。後半でサビの部分のコードを
    思いきり間違えた小室さん、そのまま続けようといろいろ努力していましたが、
    まったく合わずにやり直しとなりました。転調する場所を間違えたようです。
    「パンチイン(レコーディングで一部分だけ差し替えること。ライブじゃ
    できない)してください(笑)。これはリハーサルですから。譜面は追い続け
    ないとね」とごまかしていました。
 MC ここでマークパンサーさんを呼び込みます。結局globeになるわけですね。
    パンサーさんは前の方にいたお客さんと握手をしていました。
    小室さんは「目黒の鹿鳴館でやっていた頃以来緊張している」とのこと。
11. FACES PLACES(globe)
 MC ここで大物ゲストとして甲斐よしひろさんが呼ばれます。
12. You are the one(globe)
    4人でのステージとなります。唄い終わるとすぐに甲斐さんは退場。
 MC 「ピアノバー状態ですね」「これでも練習したのよ」どうやら昨日練習した
    だけらしいですが。
    「次は中学生の時に作った唄です。…昨日行ってきたんだけど、友人に
    捧げます」自殺したX JAPANのhideさんのこと?
13. 君に会えて(渡辺美里)

 やり直すと言っていた曲は結局そのままでしたが、13曲も唄っていました。 でも1曲はやり直していたので実質14曲相当ですね。終了は22:38でした。 お客さんが帰ろうとしますが、スタッフが「その場にいて下さい」と呼びかけて います。これから猫沢さんのステージがあると思っている私は、比較的空いた 前の方に移動しようかとも思いましたが、思いとどまりました(^_^;)。
 ところが様子がなんとなく変で、続々とお客さんが出口方向に向かって行きます。 ステージでも次のセッティングがされる様子は有りませんでした。つまり 収録はこれで終了となったわけです。猫沢さんのステージは別だったのかも しれません。再び最初の控室に戻され、しばらくしてやっと解放となりました。
 今回はスペシャルだったということで、今後観覧希望される方の参考には ならないかもしれませんが、待ち時間の割に実質が非常に少ないことに変わりは ないでしょう。今回は拘束時間が5時間、私にとって実質は12分でした(^_^;)。

 ちなみに放送は5/13の予定だそうです。小室さんらのスペシャルライブは 別枠になるというようにも聞こえてきたので、実際はどうなのかわかりません。
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copyright かみと,1998