山形県酒田市から新潟経由で大宮に到着したのは12時を過ぎた頃でした。 かなり早かったのですが、そのまま会場のWAVE大宮LOFT店内でうろうろして 時間を潰していました。
 13:30頃にいとうゆうこさんがちらっと見えました。多分この時に到着 されたのでしょう。見つかるとまた何を言われるかわからないので(^_^;)… と心配する必要はなく、そのまま控え室に向かわれたようでした。
 14:30頃に大平さんが現れ、そろそろリハーサルかと思ったのですが、 ギターの音合わせのみでいとうゆうこさんは現れませんでした。

 そろそろ始まるという時間になってもリハーサルをする様子はなく、 14:50頃になって登場。また私を見て笑っています(^_^;)。周りのスタッフ にまでそのおかしさを伝えているように見えてしまうのですが、それは 思い過ごしであって欲しいものです。
 ステージに上がるとスタッフがハーモニカを手渡します。「ごめん、 忘れてた」と言ういとうさん。

 MC 「じゃ最初、音合わせを兼ねてひとつよろしくお願いします。じゃあ、
    いとうゆうこ、今日は5曲唄います」
 1. がんじがらめ
    なんだか嬉しそうな顔で唄っています。かつてはどこか不敵な笑みを
    浮かべていたのですが、このごろは笑っている顔が自然な感じです。
    私が慣れてしまったのかもしれませんが。

 MC 「じゃ、次。2曲新しい曲を唄います」
 2. 旅人
    やはり屋外で解放感を感じながら聴いたときの方が良かったように思います。
    2コーラス目で鈍い音がしてギターの3弦が切れるハプニング。ギターを
    カバーするような強めの唄い方でした。
 MC 「弦が切れた」ほとんど他人事のように話すいとうさん。「しばし休憩」
    そう言って休憩に入ります。大平さんが予備の弦を持っていなかったので、
    スタッフに楽器屋さんの場所を聞いて、そのまま弦を買いに行ってしまい
    ました。「弦買ってくるっていうからちょっと待ってて」ステージに
    座って、本当に休憩モードになっていました。スタッフが慌てて場を
    つなぎますが「ただ今中断しています」とあっさり言っていました。
    こういう不確定な時間があると私がいじめられるわけです(笑)。
    私のところへさっと寄ってきて「メモ見せろっ!」と笑っていました。
    最近は私も強くなってきたので(^_^;)、しっかり拒否しました(笑)。
    そうしているうちに戻ってきた大平さん、近くで弦が売っていて良かったと
    思ったのも束の間、チューニングしているうちにピンが外れてしまい、
    汗だくになってもう一度弦を張り直すことになってしまいました。かなり
    慌てていたようです。「弦を張り間違えたんだって」と笑ってお客さんに
    報告するいとうさん。やっぱり他人事のように話すですが、ここで深刻な
    雰囲気にならずに済んだのは彼女のおかげかも。
    さらに時間をつなぐために、司会の男性が大宮について尋ねようとすると、
    いかにもインタビューが嫌いな彼女らしい受け答え。話が膨らむことは
    ありません(^_^;)。

 MC 「今日は座ってやろうかな。では仕切りなおして、これも新しい曲。
    聴いて下さい」
 3. 星のかけら
    唄い方と言うよりももっと基本的な部分、声の出し方がとても好きです。
    前半の2曲に比べてもよく声が出ていたと思います。壮大なテーマに関して
    唄った曲ですが、いとうさんの今後の方向性を示す曲かもしれません。
    インタビューよりはずっと唄っている方が気が楽そうに見えます。
 4. 路地裏のカラス
    やはりこの曲の迫力は格別です。聴く度に奥行きが深くなっていきます。
    歌詞だけではなく、メロディーにも訴える強い力がある気がします。
    しかもそれに彼女のあの唄い方が加わるわけです。すごい曲です。

 MC 「じゃあ最後の曲」
 5. フォークソング
    この曲ではいつもハーモニカを吹きます。もう少し愛しさを込めて唄って
    くれると嬉しいのですが、今回はそういう雰囲気ではなかったのかも
    しれません。

 なんだかすごいイベントでしたが、CD即売もちゃんと行われていました。 今回は以前WAVE池袋店で購入者へのプレゼントとなっていたものと同じ、 「羊飼いの唄」ペンペンギターバージョンのテープでした。
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copyright かみと,1998