Kiroroのライブに行ってきました。客席は約250ほど用意されており、 3つのブロックに分かれています。私はB列20番だったので、右のブロックの 一番左でした。明後日のチケットは後ろでしかも28番なので、さらに右に なってしまう予定です(^_^;)。
 開演時にはほぼお客さんも揃い、男女比は半々くらいだったと思います。 ステージ後ろには白い幕が張ってありました。ステージ上にはやや左にピアノが 置かれ、右にはキーボードがあるだけのシンプルな構成。今回のツアーは 「学生時代に体育館で唄っていた頃のような内容」という話を聞いていて、 出演するのは二人だけです。
 19:10になったところで二人が登場。千春さんは白のパーカー風の服に白の ミニスカート、髪を左右に分けて束ねていました(たしか…)。綾乃さんはベージュの パーカー(ベスト?)、白のロングスカートでした。頭の上に二つ団子状に髪を結って いました。
 MCもなるべく書いてみましたが、要所のみになっています。内容の前後が つながらないところは、メモしきれなかった部分か、綾乃さんがブッ飛んで いるところです(^_^;)。

 MC 千春「みなさんこんにちは。ちょっと緊張していますが、仲よくして
        ください。」
    まだ照明が当たっていない中で喋っていました。
 1. 未来へ
    綾乃さんが少しピアノの音を出し、その音を取って千春さんがア・カペラで
    サビから唄いだします。ほとんどディレイがかかっていなくて、声が身近に
    聴えてきます。サビの後でピアノが入る構成でした。若干音程が低くて、
    ピアノが入ったときに補正されていました。スポットライトが千春さんを
    照らしています。曲の間で振り返って綾乃さんと顔を見合わせたりしながら、
    緊張をほぐしている様子。最後では少し声が返りそうになって、苦笑いする
    千春さん。

 MC 綾乃さんがマイクを持って前の方に出てきます。
    綾乃「こんばんは。…緊張するぅ。ようこそです。」
    ここでKiroroを結成する経歴というか、二人の出会いの話をしていました。
    千春「『一緒にしようよ』って言ったんです」
    綾乃「『しようよ』じゃなくて『しよう』って言った(笑)。(二人でやって
        いるうちに)今になっちゃった」
    千春「今日は、コンサートとは思っていなくて、パーティーのように楽しんで
        もらえたら嬉しいです」
    綾乃「お友達になりましょうよ」
    千春「楽しんでいって下さい。二人だから構成が自由になるので、自由に
        質問とかしてください」
    千春「最初のライブの福岡の時のような緊張感があります。皆さんも緊張
        しているようなので、リラックスして下さい」
    綾乃「やるよ!」

 2. 好きな人
    好きになった人を思って初めて書いた曲だそうです。オレンジ色の照明が
    後ろから当たっていました。スローテンポな曲で、Aメロは平坦な感じ。
    少し唄い急いでいるようで、綾乃さんのピアノからズレそうになったりして。
 MC 千春「ありがとうございました。次の曲は最近作った曲で、地元や長崎の
    友達から手紙をもらって、負けないで頑張ろうと思って作りました」
 3. フォトグラフ
    ミディアムテンポで4ビートを刻む曲でした。二人ともやや走り気味、
    後半は結構テンポが速くなってしまっていました。

 MC 再び綾乃さんが前に出てきます。
    綾乃「Kiroroが東京に来て初めての冬でした」
    千春「1月4日に来て、1月8日に大雪が降って」
    綾乃「初めて雪を見ました。面白かった。自転車の雪を払ってあげたの。」
    千春「4ヶ月はホテル住まいで、新宿とか渋谷とか」
    綾乃「新宿は未来みたいなところ。恐い」
    千春「今日はどこから?」(綾乃さんに尋ねる)
    綾乃(真面目な顔で)「名古屋県」(会場笑)
    千春「前、神戸県と間違えて言っていて、プロモーターの人に『神戸県じゃ
        なくて神戸牛』と教えられていたんです。大阪のライブでは…」
    綾乃「三重は(大阪まで)飛行機で1時間」
    千春「お客さんにも騙されてる」
    綾乃「名古屋県って言われたから言ったの。アホじゃないよ。」
    千春「東京にきてからいろいろ行ったね」
    綾乃「東京タワーが面白い。網の階段を登ったら『捕まる』と怒られた」
        「今は(髪型が)あられちゃん」
    ほとんど支離滅裂(笑)。ここでお客さんから質問。二人の女の子が立ち上がり、
    客  「私たちKeroroっていいます。こっちがボケのピアノです。赤チョッキ
        着てきました。創作ダンスはいつやってくれるの?」
    綾乃「信じらんない。もっと友達になってから」
    千春「仲良くなってきたら『創作ダンス!』って言って下さい」
    千春「そろそろ金城さんのことわかってきましたでしょうか(笑)。4年間
        一緒で知らないことがたくさんあります」
    綾乃「お家の場所も知ってるでしょ」
    客  「HEY! HEY! HEY!の浜田さんと、うたばんの貴さんとどっちが恐い?」
    綾乃「HEY! HEY! HEY!の私服の人?ダウンタウンの貴さん?…うーん、貴さん。
        立ったら高いんだよ。それで歩くんだよ」
    千春「皆さんの頭の中はハテナハテナハテナだと思います(笑)」

 3. 3人の写真
    やや軽快なアレンジでした。ブレスの位置が気になりますが、高音は
    素晴らしいボーカルを聴かせてくれます。この日、私が良かったと思った
    1曲目です。
 4. ランランラン
    パーカッションの打ち込みが入ります。お客さんに手拍子を要求して
    いましたが、テンポがゆったりとしているため、民謡のようなノリになって
    しまいました。サビは良いですね。五味美保さんの「星降るバレンタイン」
    みたいなメロディーでした。
 5. いつから
    こちらはドラムの打ち込み。「Daydream Believer」のようなイントロ。
    千春さんはステージを左右に動いて唄っていました。A、Bメロは印象的
    でした。サビは少しリズムがもたつく感じのメロディーでした。

 MC 千春「ありがとうございました」
    綾乃「手拍子をありがと。……(何か考えてるらしい)」
    千春「ここからラブソングメドレーになります」
    綾乃「恋はいいよね、楽しいから。」
    千春「でも、楽しいだけではないのが辛い」
    綾乃「え?」
    ここで二人の好みの男性のタイプについて。綾乃さんは楽しい人。千春さんは
    楽しい人だけど優しくて厳しい人。
    綾乃「いつ(厳しいの)?転んだときに『何で転んだの?』って叱るとか」
    千春「和田アキ子さんみたいな人がいいですね」
    綾乃「さんまさんかっこいいよ」
    千春「高校時代の頃は恋の相談をしたりして、いろいろ知っているからね」
    綾乃「言うなよ、秘密」
    千春「私の恋愛談は、彼女がいる人を好きになって、でもその人は彼女と
        遠距離恋愛で…」
        「(綾乃さんは)告白しないでもうまくいく。私が先に『あの人好きでしょ』
        と気付く」
    綾乃「私、全然わからないから」
    千春「私が言うと、それから急展開で好きになるんだよね」
    この辺のやりとりは、まるで漫才のようでした。

 6. 長い間
    深々とおじぎをして唄いだしますが、Aメロまで唄ったところで「喉の調子が」
    とストップ。改めて最初から唄いなおしました。調子が悪そうには感じなかった
    のですが、もちろんミスしたというわけではありません。本人が納得できな
    かったのでしょう。
 7. もう少し
    セットが星空のイメージになります。以前聴いたときから好きな曲でしたが、
    やはり良い曲だと思います。声も良く出ていました。
 8. 会いたい
    切ない片思いの恋の歌。母音が「お」で伸ばす時の響きがとても良い。
    プラルトリラー(かな?)っぽい装飾のあるサビのメロディが印象的。
 MC 千春「ありがとうございましたぁ」
    ここで10月1日に発売されるアルバムの告知。レコーディングの話になり、
    千春「TDとマ…(わざと綾乃さんに「マスタリング」を言わせようとするが)」
    綾乃「マックスファクター」
    千春「青春の匂いのするアルバムです」
    綾乃「よくわかるよ。そのまま書いているから」
    千春「曲を聴いて映像が浮かぶアルバムです」
    綾乃「レコーディング(当時のことを思い出して)懐かしかった。良かった。」
    千春「東京でのライブは初めてです」
    ここでお客さんにどこから来たか、拍手をしてもらって尋ねます。東京、
    埼玉、神奈川まできて、
    千春「あとは?」
    千葉から来た人を尋ねると
    千春「千葉は3人しかいない」
    お客さんの中で、新潟から来た人がいて
    千春「新潟から来た人?」(拍手はその人だけ)
    綾乃「新潟って東京の上だよね」
    千春「一番遠いのは?」(お客さんの中に沖縄から来た人がいた)
    綾乃「今度行くよ。お家帰るよね。今のうちに友達になっておこうね。」
        「ここ(渋谷On Air East周辺、ラブホテル街)すごいよね(笑)」
    千春「私たち、なまってますよね」

 9. 天気がいい朝
    歌に入る前に手拍子の練習のつもりが、単なる拍手の練習になっていました。
    ここから綾乃さんはキーボードに移動。カラオケに合わせての演奏でした。
    千春さんはステージの左右へ行った後、中央で体を振りながら唄っていました。
    綾乃さんは余裕のある表情で、トークの時とは別人のようです(^_^;)。
10. 白い靴下
    こちらもカラオケに合わせての演奏。ややアップテンポで、典型的なサビの
    8ビートの曲でした。

 MC 綾乃「ちょっとにぎやかだったね。もういっぱい唄ったね」
    客  「創作!」(照れる綾乃さんにスポットが当たります)
    千春「一昨日くらい練習してた(笑)」
    綾乃「大阪で(ダンスをして欲しいと)言われた。でも、ダンスの先生とか
        いたらどうするの?」
    千春「いいよ!」
    綾乃「創作だもんね」
    ここで綾乃さんのダンス。ちょっとスキップしたような動きだけ。
    さらにお客さんから「速いやつ」とリクエストが。
    綾乃「速いやつって何だよ。年末のコンサートまでに練習するからさ…。
        どうしよう…」
    千春「ポーズにすれば」
    綾乃「シーサーのポーズ」
    ここで千春さんのかけ声に客席が合わせて綾乃さんがシーサーのポーズを
    ポーズをします。両手を斜め上に上げる感じのポーズでした。
    千春「(綾乃さんは)高校の時にダンスの大会が兵庫であって、1位になった
        ときのメンバーの一人です。その時に躍ったのがシーサー。

11. すてきだね
    綾乃さんは再びピアノへ。ゆったりとした曲でした。低音は唄うのが
    苦しそうだったことと、「チームワーク」という言葉が出てくるところの
    メロディーが不自然。でも詞とサビのメロディーは良かったです。
12. 僕らはヒーロー
    二人で作った思い出の曲とのこと。1コーラス目は演劇、2コーラス目は
    サッカーがテーマでしょうか。とても良く声が出ています。マイクを10cm
    くらい離していても、ビンビン声が乗っています。

 MC 千春「ありがとうございました」
    綾乃「じゃあね。バイバイ」

 ここで本編終了。20:42でした。当然の如くお客さんはアンコールを要求。 千春さんは青のシャツ、綾乃さんは黄色のシャツをそれぞれ上に羽織る感じで 登場。

 MC 千春「アンコールの方が面白いんだよね」
    ここでお客さんからリクエストを受け付けます。
    客  「青のじゅもん」
    千春「『青のじゅもん』かぁ」
    二人で顔を見合わせて、やってみようということになりました。
    インディーズ版「長い間」のカップリング曲で、サビでは「メロディーを
    追いかけっこしている」とのこと。その部分を綾乃さんに唄わせようと
    しますが、
    綾乃「私が唄うの?カラオケも行かないのに。私は唄わない方がいいよ。
         CD売れなくなるよ」
    千春「『長い間』も唄わせて下さい」
E1. 青のじゅもん
    二人で顔を見合わせながら唄っていました。ミドルテンポの伸びやかな
    曲でした。結局綾乃さんは唄いませんでした。
    綾乃「ドキドキした」
    千春「初めて唄った」
E2. 長い間
    エンディングでは早めにリタルダンドしていました。余裕が感じられます。

 MC 綾乃「すごい楽しかった。また会いましょう」

 ここで20:55。さらにダブルアンコールへ。

 MC 綾乃「もう友達だから、また戻って来ちゃった」
    千春さんからライブの告知('99年2月4日、渋谷公会堂)。
    綾乃「バレンタインじゃない?」
    ここで再びお客さんからリクエストを募ります。
    客  「逃がさないで」
    二人はまた顔を見合わせていますが、
    千春「表現できないので、福岡ではア・カペラで唄いました。『未来へ』も
        唄わせて下さい」
E3. 逃がさないで
    ア・カペラ。インディーズ版のセカンドシングルのカップリング曲とのこと。
    アップテンポの曲で、お客さんに手拍子を要求します。
E4. 未来へ
    最後にも関わらず、まだまだ声が出ています。大したものです。

 MC 千春「また会える日を楽しみにしています」
    綾乃「バイバイ!」

 終了は21:05頃で、ほぼ2時間のライブになりました。  千春さんは後半になるほど調子を上げ、まだまだ余力十分という感じが ありました。綾乃さんは喋ると相変わらずですね(^_^;)。
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