埼玉女子短期大学の学園祭で、間美穂さん、SWEETSが出演されたので、 見に行ってきました。西武線の狭山駅まで行くにも結構時間がかかりましたが、 さらにそこからバスで10分弱のところにあります。あいにくの雨模様で気温も低く、 学園祭には残念な天候でした。
 私が着いたのは11:15くらいで、ライブ開始予定時間まであまり間がなかった ため、慌てて会場を探しから始めます。学園祭のパンフレットなども無く、 ポスターや看板なども目につかなかったのですが、一回りしたら体育館が 会場であることがわかりました。この日の出演者は間美穂さん以外にも多数あり、 多くがBOON RECORDSのアーティストでした。看板には11:20から最初のステージ が始まるように書かれていたので、そのまま入場したところ、まだリハーサル中 でした。まだ開場すらしていなかったようですが、出入口にいた学生も 特にとがめる様子はなく、自由に出入りできてしまう状況でした。
 間美穂さんのリハーサルもちらっと見ましたが、調子は良いようです。 今回の付き添いは山崎さんでした。
 しばらくして、やっとリハーサルも終わったらしく、スタッフの「では、 開場します」という声が響きわたります。開場するとお客さんがドッと… 押し寄せることもなく、なんとも地味なものです。非常に閑散としていて なかなか恐ろしい状況です。

 最初に出てきたのはグライドというGtの男性とVoの女性の二人。打ち込みに 合わせての演奏でした。昨年7月に結成した当時は、4人のバンドだったそうです。 3月からオリジナル曲を作り始め、現在20曲ほどだとか。今回が初ライブとの こと。途中からコーラスの女性が加わっていました。
 全体的な印象としては、ハードロックをやりたいけれどメンバーがいないので ポップス系に聴こえてしまう感じでした。ボーカルの声は本田美奈子さん系で 良かったと思います。ずっとモニタスピーカーから音が出ていなかったらしく、 テンポがずれてしまうところがあったりしました。

 続いて、カップを持って登場した間美穂さん。黒と茶色のチェック(はっきり 見えなかったので違うかも)になったワンピースで登場。全曲キーボードでの 弾き語りです。初めての学園祭ライブとのことでした。

 1. 電話線
 2. 花
 3. こころとこころ
 4. 空色のピアノ
 5. 月夜

 唄は安定していて良かったと思います。「電話線」はサビから唄い出す形に なっていました。MCはいつもとそれほど変わりませんでした。ここでもモニタの 調子が悪いらしく、ステージ上から合図を送ってもスタッフが見ていないのか、 マイクを通して注文を加えるほど。右のスピーカーの音が割れまくっていたりして、 PAはひどすぎました。

 次はGroovy Popで、Key,Bs,GtVo,Dr,Gtのロックバンド。こちらも初めての 学園祭なのだそうです。音的にはしっかりしたバンドという印象でした。 ボーカルが結構個性強い感じ。ここでもPAの状態は改善されていません。 楽器の音が出ないということも2回有りました。

 続いてSWEETSが登場。

 1. BLACKJACK
 2. 恋〜secret story〜
 3. 空を飛びたい
 4. Be Free
 5. One Week in My Life
 6. 鍵
 7. Dear My Friends

 「BLACKJACK」は大抵最後に演奏することが多いので、最初に唄ったのには びっくりしました。毎回唄っているSWEETSの代表曲なので、つかみとして 持ってきたのかもしれません。2日前のライブとは異なる今回の選曲で、 「恋」や「Be Free」が聴けたのは嬉しかったですね。やはりPAの問題があり、 今度は外向けの音があまり出ていなかった感じでした。「Dear My Friends」は カラオケに合わせて唄うのですが、カラオケとマイクとのバランス調整が悪く、 極端に音が変化する状況でした。

 この後はNervous Venusなどが出演することになっていました。しかし 見ずに帰りました。
 全体としては、PAの調子が悪いために、どのアーティストも集中できずに 終わってしまった感じでした。学園祭でしかも無料なのだから仕方がない、と 言ってしまうにはひどすぎます。
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copyright かみと,1998