渋谷On Air Westで行われた ぴあデビューレビューを見てきました。 今回の出演は都築恵理さん、Amikaさん、川村結花さんです。期待して いたのはAmikaさんで、久々の川村結花さんも楽しみ、都築恵理さんも 一度見てみたいと思っていたところでした。
 後半になるにつれてお客さんは増えて、最終的には200前後入っていた のではないでしょうか。

○都築恵理
  Key,Gt,Dr,Bs,Perc,Gtのサポート。本人はGtVoです。いつもかぶっている
  ニットの帽子はトレードマークなのでしょうか。黒っぽい上着にジーンズ
  のように見えました。

 1. Platina
 MC 「こんばんは、短いですけど楽しんで行って下さい。」ここでメンバー紹介。
 2. Treasure
 3. 行かなくちゃ
 MC ここで椅子に座ります。「イベントに呼んでいただいてありがとうござい
    ました。」東京でのこういったライブは初めてとのこと。
 4. Time(Tom Waits)
 5. 泣かないで
    終わり間際に何故か笑っていました。

 やや鼻にかかった声で、ときどき響かせるように強めに唄うところがありますが、 全体的にはムラがある感じに聴こえてしまいます。発音がはっきりしないとか、 ファルセットが弱いところとか気がかりなところ。しかし中音域は魅力的だと 思います。ノンビブラートで伸ばしたときの中音域は力があります。 曲調としては少しアイリッシュを感じさせる武蔵野系とでも言いましょうか。
 本人の性格なのか前に出てくる感じが少なく、控えめに見えてしまいます。 どことなくあっさりした印象でした。

○Amika
  黒のワンピースに赤いカーディガンのように見えました。
 1. ビール
    まずはキーボードのみの伴奏で唄います。
 2. ナンを食べにいく
    こちらもキーボードのみ。時間の流れを感じさせる、ドラマ性のある歌詞が
    気に入っています。
 3. Philosophy
    ここでBs,Dr,Gtのサポートメンバーが登場するのですが、準備している間に
    ア・カペラでいたずらっぽく少しだけ唄いました。英語詞の曲。
 MC 「揃いましたね」
 4. 花火
 MC サポートメンバーを紹介します。
 5. 住宅
    「アルバムより1音上げて唄います。アルバムは2月に出ます」と言って
    唄っていました。そんなことを言っても誰もわからないだろうに(^_^;)。
 6. ふたつのこころ
 MC 「11月の…18?に「世界」というシングルが出ました。次にやるのはその
    歌です。…やります。」
 7. 世界
    再びキーボードのみの伴奏。

 唄い終わった後、まだ唄いたそうな表情でお客さんに向かって合掌していました。 堂々としていて、楽しそうに唄っているのが良かったと思います。期待通りの 内容だったと思います。
 PAの関係なのか随分声が強調されていて、細部まで鮮やかに聴こえます。 ファルセットからの切替、細かいビブラート、ブレスの仕方まで結構気に入って います。10年くらい前のロックバンドの曲をサラッと唄っているような印象です。

○川村結花
  まずはCho(女)x2,Gt,Dr,Bs,Keyのサポートメンバーが登場し演奏を始めます。
  途中で川村結花さんが登場し深々とおじぎをした後、keyで軽く合わせて
  オープニングとしていました。
 1. ひまわり
 MC 「初めての大編成のバンドで、とても緊張とともにめちゃくちゃ幸せで。
    濃い曲を集めているので、最後まで楽しんでいって下さい。」
 2. 遠い星と近くの君
 3. Unforgettable(?)
 4. “どんなに言葉を重ねたなら…”
 MC 社会適応順でメンバー紹介。「すばらしい音はハートから出る。」
 5. イノセンス
    バンドでやって映える曲があることを知った、とのことでした。札幌で
    作った曲だそうです。
 6. 夜空ノムコウ
    やっぱりこの曲唄うのか…という印象でした。もっとキーを上げて唄えば
    いいのにと思いながら聴いていました。
 MC 「今年得たことは、曲の作り方。上から下りてきた物を記録して下ろせば
    良いことに気付いた。音楽の神様が下さった物に、私ごときが手を加える
    なんて、と思った。」
 7. Home

久しぶりに見た第一印象は「老けたな…」でした(ゴメンナサイ)。あまり 化粧っ気が無かったことから、そう思ってしまったのかもしれません。 MCにあったように、かつては色々と頑張ってみたものの「もっと素直に ありのままに生きていれば良い」という悟りの境地に達したかのような ステージでした。大人になったということでしょうか。 他の2組に比べると、キャリアの点で別格なのは確かです。
 演奏スタイルがどことなく馬渡松子さんを思わせる雰囲気になっていたのも、 なんとなくわかる気がします。
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copyright かみと,1998