「樅の木の下に住みたい。1998」という企画ライブで、miyukiさんが久々に 唄うらしいということから見に行ってきました。ぴあの前売り1番を持っていた のですが、結局開場に間に合わず数分遅れで入場。しかしお客さんは4人しか いませんでした(^_^;)。4人分の椅子が用意されたテーブルが13あるものの、 当然ガラガラです。開演10分前でも9人しかいないという、非常に淋しい状況 でした。それでも始まる頃にはなんとか増えてきて30人程度になっていました。
 19:14頃スタート。

○月下美人
  山本佳名子さん(GtVo)と石田珠紀さん(BsCho)のふたり。滋賀の人たちだそうです。
  私はちょうど4年前に京都ミューズで見たことがありましたが、名前くらいしか
  記憶に残っていません。20年くらい前のフォーク系の唄という感じで、東京では
  吉祥寺曼荼羅で唄っているというのもよくわかるような雰囲気です。曲調も
  声質も嫌いではありません。
 1. 天国と隣り合わせ
    曲が終わっても妙な静寂が漂い、客席からは拍手も起こりません。
 2. Mad Mad Summer
 MC ここでやっと拍手が起こります。
 3. unsteady
 MC 盛り上がるライブではないと言われてきた。盛り上がるバンドでもないので、
    ピクピクしながら楽しんでもらえたら嬉しい。イベント屋さんでバイトしている
    が、クリスマスの準備は11月中で終わり、今は正月の準備をしている。
 4. 小雪遊び
    メロディーが良い曲。
 5. 出会いの歌
 MC 「銀座には人が住んでいるんでしょうかね?さっきそこでコーヒーを飲んだら、
    750円でした。こんな高いところは、さっさと帰りましょう。」
 6. 君住む街角
 MC 「1曲作ってしまったら、続けて書くしかないということで、長いこと二人で
    やっています。」
 7. Only One Me
    二人で最初に合わせた曲とのこと。サビが印象的でした。

 19:50頃終了。お客さんの反応が悪いこともありますが、なかなかやりにくそうな 感じでした。どこで終わるのかわかりにくい曲が多く、お客さんもタイミングを つかみ損ねているようでした。いかにもアングラフォーク系というのは、今の時代 やはりウケないのかもしれません。

○miyuki
  まめだすすむさん(Bs),さとうとしゆきさん(Gt)のサポート。中央に置かれた
  グランドピアノとオルガン風キーボードがmiyukiさんのポジション。先日
  発売されたCDジャケットでは随分老けた印象でしたが、実物はそれほど変わっては
  いませんでした。ややピンクがかった赤いセーターに白のスカートという姿
  でした。20:00頃スタート。
 1. コイヲシテイル
 MC 「久しぶりのライブですごく緊張しています。クリスマス前、あんまり幸せな
    歌はありませんが、次の2曲はわりあい明るい歌です。名前の出てくる曲が
    多いのですが、しげおという人がいたら、気分を悪くするかもしれません。」
    話し声のトーンはかつてよりも落ちている気がしました。
 2. しげお
    「いくら優しい女の人が好きになってもすぐに飽きるから、貴方に合うのは
    私しかいない」という、miyukiさんらしい詞の内容でした。
 3. 一緒に暮らそう
    こちらの歌詞も、料理が苦手なことを強調するかのようです。
 MC 「ピアノを触るのは2年ぶり。」ここでキーボードへ移動。
 4. たった一つの訳
 MC 「次は、3人でどれだけロックンロールができるか、という曲です。」ここで
    ピアノに移動
 5. ボンジョビとサラリーマン
    ややテンポの遅いロックンロール。
 MC 「だいぶピアノの練習をしたんですが…終わると安心です。残り2曲は
    しっとりと。」
 6. もしもし…おやすみ。
    唄い始めるとすぐに間違えてしまい、最初から唄いなおします。
 7. ほんとのさよなら(?)
 MC 「どうもありがとうございました」

 終了は20:38頃。
 精神的に余裕が出てきたのか、後半は笑顔も見られるようになっていました。 唄は以前と変わらない感じ。ひどくなってはいなかったものの、それほど成長も していない印象です。まぁ、2年のブランクを感じさせない以前と同じクオリティ とでも言いましょうか。ゆったりした話し方も変わっていません。こちらも 2年前までのことを思い出しながら、だんだん笑えてくるのがなんとも…。
 今回の選曲は2年前まで唄っていたものが一つもなく、新たな一歩を 踏み出したと言えるのかもしれません。
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copyright かみと,1998