1998/12/25 神子雅と小林清美の晴れ時々LIVE Vol.2@恵比寿Guilty

〜Light a candle〜

曲順

  1. FOR ME
  2. 近すぎてそばにいて
  3. 女友達(ともだち)
  4. BIBLE OF HEART
  5. For You, For Me
  6. クリスマスメドレー
  7. 恋人たちのクリスマス
  8. 会いたくて
  9. 難しい答えはいらない
  10. 強くなんかない
  11. CHANGE
  12. 大好き
  13. ふたり
  14. 十六夜の幻
  15. 月の南 星の東
  16. Missing
    アンコール
  17. めぐり逢えたら

内容

 待ちに待った「神子雅と小林清美の晴れ時々ライブVol.2〜Light a candle〜」 が恵比寿Guiltyで行われました。前回同様、私にとっては非常に重要なライブです。 「待ちに待った…」とは書いているものの、私は今回もかなり冷静な状態で当日を 迎えます(出るわけじゃないから当然か?(^_^;))。
 既に年末の休暇に入っている私は、余裕を持って恵比寿へ。前回は待つのが 早すぎたことから、今回は二人にふさわしいクリスマスプレゼントでも無いかと 恵比寿の三越をうろうろしてから会場へ向かいました。結局荷物になるだろうと 思ってやめてしまいましたが。
 13時頃会場に到着したところ、既にHEART BEATの垣内さんが機材搬入をして いました。ケースには「加藤紀子 世田谷行き」と書かれたシールが貼ってあります。 13:30にはオフィス瀬戸の福永さん、HEART BEATの國安さんの姿を確認。 お二人とも忙しくされていて、話しかける余裕などありません。
 13:35から運び込まれた機材のサウンドチェックが始まりました。ずっと様子を 伺っていましたが、主役二人が現れる気配はありませんでした。やがて15時頃に 本格的なリハーサルとなったようで、二人の声が聴こえてきます。ということで 13時でも入り待ちに失敗してしまいました(^_^;)。丸3ヶ月間どちらとも話す 機会がなかったので、少しでも話しておきたいところでした。
 扉が開く度に聴こえてくるリハーサルの音は、最初は二人とも声が出ていない 感じで心配なところもありました。後半ではかなり調子を上げてきたようで、 これならステージは大丈夫かもしれないと思っていました。

 開場時刻が近付くにつれて次第にお客さんも集まってきます。前回よりも客足は 遅い感じ。雅さんのお母さんや清美さんのお母さんの姿もありました。
 クリスマスらしく入口にはクリスマスツリーが飾ってありましたが、 しばらくすると店内に運び込まれたようでした。
 今回は花を用意するかどうかずっと迷っていたのですが、クリスマスらしい 鮮やかなポインセチアがあったので、若干アレンジし篭に入れてもらっています。 それらを受付にでも置いて飾ってもらおうと福永さんに話したところ、 オフィス瀬戸の社長の瀬戸さんから「直接渡してあげてください。時間を 設けますので。」とのこと。入場時の荷物を減らすことはできませんでした(^_^;)。
 さらに今回は、サイリュームをお客さんに配るという自主企画(事前に舞台監督の 國安さんには許可をいただいていました)を垣内さんに最終確認し、どのように 配ったら良いか相談。客席を見せて下さり比較的余裕があることがわかったので、 入場後に配ることに決めました。

 18:30を回ったところで開場となりました。前回同様、清美さんのFCで購入した人 が最初で、その後がぴあ券、最後に当日券となります。FC売りも買っていましたが、 やはり今回もぴあ券で入場。前回よりも椅子が多くなっているようです。 私は前回同様、立ち見最前列を予定していたのですが、椅子席の一番後ろが招待席に なっていたため、客席の一番後ろにあるテーブルのある席に座ることにしました。 ステージはもちろんのこと、客席全体が見渡せて良い感じです(お客さんが増えると 見えなくなる可能性はありました)。
 NIFTY関連の知り合い及び神子雅MLの方々にご協力いただいて、予定通り サイリュームを配布。ご協力ありがとうございました。曲に合わせて全員で 動かすといったことは困難と判断し、特に指示はしませんでした。 曲間で照明が落ちたとき、客席のあちこちがぼんやり光る程度で良いと 思っていました。小さい子供(雅さんの姪だと思いますが)には好評で(笑)、 幾つもつなげてネックレスのようにしていました。
 開演時には席のほとんどが埋まった状況でした。客数は80くらいでしょうか。 ステージ中央には会場入口に置いてあったクリスマスツリーが置かれ、左右に キーボードが置かれています。
 前回は見つけられなかったのですが、客席後ろの関係者席には、HEART BEATの 田村社長もいらっしゃいました。
 開演直前「プレゼントはアンコールの前で」というアナウンスが入ります。 お客さんからアンコールが要求されなかったらどうするつもりなんだろう(笑)。

 19:05開演。Suzi KimさんのRoyal Funk Bandで何度か見ている鈴木賢さんが 向かって右側のキーボードに入ります。ゆったりとしたストリングス系の音に 合わせて雅さん、清美さんが登場。雅さんがセンターに入り、清美さんは 向かって左のキーボードに座ります。シルバーのワンピースに紫色の編み掛けの 服を羽織った雅さんと、黒のワンピースでモヘア(かな?)の襟巻きの清美さん。 二人とも大人っぽい装いです。

 1. FOR ME
    清美さんの唄い出しがずれていてハーモニーが崩れ、あらあら…と思って
    しまいますが、すぐに持ち直しています。テンポアップした後も、二人が
    交互に唄い掛け合いのようになったり、美しいハーモニーを聴かせてくれ
    ます。
 MC 雅「ありがとうございます。」
    清美「ありがとうございます。」
    雅「皆さん今晩は。神子雅です。」
    清美「小林清美です。」「クリスマスというのにたくさん集まって下さって、
        ありがとうございます。」
    この「FOR ME」は今回のライブのための書き下ろしで、清美さんの曲、
    雅さんの詞とのこと。
 2. 近すぎてそばにいて
    清美さんの曲。リズムを刻むアレンジが加えられていて、それに合わせての
    清美さんの弾き語り。雅さんはサビの部分でコーラスを入れています。
    なんだかとても懐かしい曲です。イベントで何度となく聴いていますが、
    これまでは力任せに唄っていたように思いますが、以前以上に声に丸みがあり、
    優しさを感じさせます。「あなたはずるい 5年もかけて心を奪うなんて」
    という歌詞がありますが、デビューして5年目突入ですね。

    ここで清美さんがセンターに出てきて二人が並びます。
 MC 清美「今日は集まっていただいてありがとうございます。」
    雅「大切な25日を使って下さってありがとうございます。」
    清美「もう少しで年を越してしまいますが、皆さんにとってどんな1年
        でしたか?」(お客さん数名にマイクを向けます。マイクを向けられた
        二人が答えていました)
    清美「あっという間のようで、すごく充実した1年で、雅ちゃんと出会って
        2回もライブができたことで充実した1年になって嬉しい気持ちです。
        皆さん来年は何の年かご存知ですか?なに年かご存知ですか?」
    雅「そ、それは聞くまでもなく…。」
    清美「皆に言って欲しかったの。なに年ですか?」(お客さんが「うさぎ」と
        答える)
        「ジャンジャジャーン、ピョンピョンピョンピョン…」
        うさぎのぬいぐるみを持ってくる清美さん。
        「何で持ってきたかと言うと、来年私の年なんですねぇ。」
    雅「年女なんですね。」
    清美「来年はうさぎのようにピョンピョン跳ねて…」
    雅「どんな年や、それは?(笑)」
    清美「夢に向かって飛んで行くような年でありたい。ぬいぐるみはこれで役が
        終わりなんで、戻してしまいたいと思います。」
        「来年も充実した1年であって欲しいと思います。」

 3. 女友達(ともだち)
    雅さんの曲です。二人とも前に出て来たまま、軽くステップを踏んでいます。
    1コーラス目は雅さんが唄い、サビでは清美さんがコーラスを付けます。
    2コーラス目は清美さんが唄いました。雅さんが爽やかな雰囲気の、木陰で
    読書をしていそうな友達だとすれば、清美さんの唄は力強く、肩をたたき
    笑い合えるような太陽の下で日焼けした友達という印象でした。
    清美さんの声が良く出ていて、ハッとさせられます。

 MC 雅「私にとっての今年の1年は、精神的にいろんなところに行ってきたかな…
      っていう。」「いままではここくらい(手で輪を描く)だったけれど、今年は
      それをゆうに越して…」
    清美「じゃ、宇宙ぐらいってこと?」
    雅「結構…くたくた?(笑)それだけに自分が何を考えているかわかった気が
      します。私はあまり人に相談したり頼ったりしないのですが、今年だけは
      いろんな人に支えられたり励まされたりした気がします。今の「女友達」
      は母を励ましたくて書いたのに、今年は家族にも友達にも清美ちゃんにも
      いろいろ相談して。」
    清美「言えないこととかね。」
    雅「皆さんにもいろいろと励まされたり元気づけられたり。だから今日はお礼の
      意味を込めて、良いものにしたいと思います。」

 4. BIBLE OF HEART
    清美さんの曲です。1コーラス目は雅さんが唄います。低音は苦しそうですが、
    高音は雅さんらしい伸びのある唄でした。2コーラス目は清美さん。
    ファルセットの使い方も安定していました。それにしても清美さんはとても
    良く声が出ています。
 5. For You, For Me
    雅さんの曲です。雅さんはイントロのコーラスも入れています。清美さんは
    コーラス。後半の二人のハーモニーは絶品でした。

 MC 清美「今日はクリスマスということで、皆さんサンタさんは信じてますか?」
    まるで子供番組の司会のお姉さんのような話し方。客席の反応は薄いので
    笑いが起こります。
    雅「今ですか?」
    信じている人に手を叩かせます。
    清美「雅ちゃんはどうですか?」
    雅「小学校の6年まではベッドの横に靴下掛けて、サンタさんへの手紙を
      書いていた。」
    清美「今は?」
    雅「今はクリスマスって無いよね(あっさりした言い方で笑いが起こります)。」
    清美「じゃ、どれくらいまで信じてたの?」
    雅「12,3歳かな。」
    清美「いいなぁ、そこまで信じられてたんだぁ。聞いて下さいよ、皆さん。
        私なんか、小学校1年の頃、サンタさんから手紙が来たんです。
        嬉しい…でも“今年は清美ちゃんは良い子じゃなかったから、
        クリスマスプレゼントはありません”って書いてあったんです。
        でも嬉しいな、わざわざ手紙を届けてくれたんだと思って小学校に
        手紙を持って行ったんです。そうしたら長州力というあだ名の男の子が
        「それ、お前のかあちゃんが書いたんだよ」って言って。泣きながら
        家に帰りました。お母さんに言ったら、母が言わなきゃいいのに
        「お母さんが書いたのよ」って。」
    雅「だめ押しされたわけですね。」
    清美「ずっと夢は持っていたいですよね。だから自分が母親になったら、
        大きくなるまで「サンタさんはいるのよ」って育てたいと思います。」
    雅「クリスマスなので、クリスマスの歌を唄いたいなぁと思うのですが、
      何か聴きたい曲はありますか?」
      (お客さん数名に聞きます。「恋人はサンタクロース」などが出て、
      「センスいいですね」と言っていました。)
    清美「そんな感じも織りまぜながら…。」
    ここで、「私たちのサンタさん」ということでキーボードの鈴木賢さんを
    紹介。ライブ用のアレンジも鈴木さんがされたそうです。
    清美「皆さんにも手伝って欲しいことがあります。」
    ここでスタッフからマラカスと鈴が配られます。ステージ向かって左側は
    雅さんのマラカスチーム、右側は清美さんの鈴チームとのことです。
    妙なほど陽気な笑顔でマラカスを振っている雅さん。
    清美「心の準備は良いですか?」

 6. クリスマスメドレー
    「恋人がサンタクロース」(松任谷由実)は二人で唄います。
    「クリスマス・イブ」(山下達郎)は雅さんから、交互に唄います。
    「Last Christmas」(WHAM!)は清美さんが中心となって唄っていました。
    「星に願いを」は雅さんがメイン。
    「サンタが町やってくる」は清美さんメイン。
    最後に再び「恋人がサンタクロース」へ。
 MC 雅「楽しかった。一体になったって感じですね」
    清美「先ほど勝負をしていたんですよ、実は。私たちが採点者。どちらか
        決めなきゃいけない。やっぱり鈴チームだなぁ。」
    雅「そんなことないって。(マラカスは)キレが良かった。」
    清美「鈴は音が大きいから鈴が勝つって言ったのに。」
    雅「だから鈴がいいって言ってたの?」
    清美「皆さんに決めていただきましょうか、と言っても、真ん中から分かれて
        ますから…。」
    ここで鈴木賢さんが審査員になります。結果は鈴チームの勝ち。
    「音でかいもん」ということでした。勝利者チームには鈴がプレゼント。
    「マラカスは回収ですが…」とマラカスもプレゼント。
    雅「楽器が回ってこなかった人は申し訳ないんですけれども、また次回
      楽しみにして下さい。」

    清美「もう1曲クリスマスの曲を。」
 7. 恋人たちのクリスマス(マライヤ・キャリー)
    清美さんから唄い出します。清美さんの成長を感じさせる唄でした。
    声に張りがあり、フェイクの感じも良かったですね。雅さんも良かった
    のですが、清美さんの迫力の方が勝っていた感じ。

 MC ここで清美さんがステージを下ります。
    雅「さてさて…(笑)。クリスマスということで、賢さんもいることだし…。」
    教会風のクリスマスソングとして「もろびとこぞりて」を少し唄います。
    賢さんが「うまいねぇ。」としみじみ言うのもわかるくらい、こういった
    讃美歌系の曲は雅さんによく合います。さらに、淋しいクリスマスの人の
    ために、マイナー調のクリスマスソングとして「きよしこの夜」のマイナー
    調バージョン。途中から「手袋編んでくれた…」と唄う雅さん。
    「これ違う歌じゃん!淋しいわびしい虚しい、貧乏…いけないですよ。」
    さらに演歌調クリスマスソング。歌詞は「ジングルベル」でした、これが
    なかなか笑えました。
    雅「私はこういうキャラクターではなくて、もっとおとなしいんですけど。
      こんなことやっているとマラカスチームにマラカス投げられそう。」

    ここで雅さんに代わり衣装替えした清美さんが登場。赤いスリップドレス
    でした。ここから清美さんのコーナーになります。
 8. 会いたくて
    この曲もイベントで何度も聴いていますが、しっかり芯の通った唄い方に
    なっていたと思います。ややテンポを落としている感じもありましたから、
    じっくり唄えたのかもしれません。後半では今までにないフェイクのパターンも
    ありました。良い出来だったと思います。

 MC 「この曲はデビューして自分が作った曲の中で、一番最初にレコーディング
    したので、すごく思い入れが深いんですね。今日も皆さんに会いたい
    気持ちでいたので、こんなにたくさん集まっていただきまして、会えて
    良かったという気持ちで唄えて良かったです。ありがとうございました。」
 9. 難しい答えはいらない
    今回初披露、やや子供っぽい甘えたような唄い方をする明るめの曲。後半に
    ジワジワ盛り上がる感じがありますが、やや弱いように思います。
10. 強くなんかない
    こちらも初披露。オーソドックスなコード進行で、サビはありふれたメロディー
    という感じはありますが、最近の大人っぽい清美さんにはこちらの曲の方が
    合っている気がします。

 MC 「次は、弾き語りでは唄ったことの無い曲です。」「自分一人じゃ何も
    できないし、皆が今日来て下さって、それだけで私の支えになっているん
    ですね。それで自分も頑張れるし、これからも頑張って唄っていきたい
    と思っています。これからも応援して下さい。」
11. CHANGE
    ややスローなアレンジ。軽い感じでソフトに唄っていました。全体を通しての
    この日のベストではなかったかと思います。細部までとても丁寧に唄っている
    ことがわかります。

 MC ここで清美さんに代わり雅さんが登場。雅さんは金色のノースリーブの服に、
    ワインレッドの光沢のあるロングスカート。髪を上げています。
    「前回のライブはシングルを中心に唄いましたが、今回はアルバムや新しい
    発見をしてもらえたらと思っています。10月からデモテープを11曲録りました。
    9曲の詞を書いているんですけれども、曲とアレンジとメロディーが入った
    ものから世界感を見つけて作っていきます。“気持ち”を書いたものが多くて、
    大きくは地球のこととか、身近なこととは辛い恋とか友達のこととか。
    イメージの人物がいると書きやすいです。今日の最初の曲は“朝だ”と
    思いました。自分自身を励ますような歌詞ができました。「女友達」は母を
    慰めるために書きました。今日は唄わないんですが「ためいき」という曲は
    友達の めぐ っていう娘を考えながら書きました。でも、めぐは「こんな風に
    考えてないよ」って言うかもしれませんが、想像を膨らませています。」
    「今日は出し惜しみして2曲唄いたいともいます。今までにないメロディー、
    曲の感じを選ばせていただきました。冒険かな?って思って緊張している
    のですが…聴きたくなってきたでしょ?」

12. 大好き
    アイドル歌謡曲っぽいポップな曲。メロディー的には印象に残りにくい
    感じがします。唄い方もやや不安感が出ていたような気がしました。
13. ふたり
    イントロのフォークギターの音が興味をそそりますが、それ以降のアレンジが
    比較的軽くなってしまったのが残念。もっと重厚な音にして、雅さんの
    声を支えるような感じにしたいところ。Aメロは低い音が多く、唄い
    にくそうなところもありますが、サビでの雅さんの声はストレートに
    良く伸びています。
 MC 「「大好き」は恋の始まりのウキウキ感を詞にしました。「ふたり」は
    恋人の一方が距離をおこうとして、相手は中途半端な気持ちで待っている
    不安を歌にしたので、こういうことを言ったことのある人は心を傷めて
    聴いてください。」「自分で書いた詞は気持ちが多くて、今までは
    気持ちが中心と言うより、情景がいっぱい入っていました。アルバムの
    「眩しい夜に」は聴いて浮かぶのは情景だと思うんですね。この曲を姪が
    聴いたとき、恐いって泣き出して、曲から何かイメージされたんだと
    思うのですが、大切なことかもしれないと思いました。」

14. 十六夜の幻
    サビからの流れるような旋律が美しく表現できていました。この独特の
    浮遊感がなんとも言えません。
 MC 「どんな情景が浮かんだでしょうか。自分の中の情景が神子雅の世界なのだ
    と思います。」

    「皆さんにお願いがあるのですが…皆さん起きていますか?(笑)次の曲の
    初めから終わりまで目をつぶって聴いてもらいたいです。耳だけから入って
    くるもので感じて欲しいと思います。薄目開けててもだめですよ。」
15. 月の南 星の東
    音を大きく左右に振っていて、包み込まれるような雰囲気でした。雅さんの
    線の細さが強調されている感じでした。

 MC ここで清美さんも登場。
    雅「あっという間に時間が過ぎてしまいましたが。」
    清美「もうお別れというのは淋しいですね。(お客さんに合わせて)えーっつ!」
        「私たちの好きな曲を最後に聴いていただきたいと思います。」
16. Missing(久保田利伸)
    雅さんが1コーラス目を唄います。清美さんはキーボードで、2コーラス目
    から前に出てきて唄いました。二人とももう少し崩して唄っても良かったと
    思います。

 前回のラジオ番組風の流れを引きずっているのか、曲が流れてラジオ番組の エンディングのような雰囲気になります。鈴木賢さんおよびそれぞれを紹介し 合って本編終了。20:50でした。

 予定通りアンコールになります。
 ここでプレゼントなどを受け取るはずだったのですが、皆がタイミングを逃して しまうほど素早く準備完了。

 MC 雅「アンコールを唄わせていただきます。」
    清美「嬉しいですね。」
    雅「前回のライブのために書き下ろした「めぐり逢えたら」を唄いたいと
      思います。」
E1. めぐり逢えたら
    清美さんの伴奏のみで二人で唄います。二人の声の魅力が見事に絡み合って
    いました。またこの曲を聴けるとは思いませんでした。このままこの曲を
    眠らせるのはもったいないというのが前回同様の意見です。

 20:55終了。ここで二人とも両手に抱えきれないほどの花や贈り物を受け 取ります。二人に喜んでもらえたかどうかはわかりませんが、なんとか予定通り ポインセチアのバスケットを渡せました。あれほど花束を贈られたことを考えると、 バスケットはぶら下げられるので、花束にしなくて良かったと思っています。 清美さんはメッセージを入れた封筒を見るとびっくりしたように笑っていました。 雅さんは既に両手がふさがっていたものの「いただきます」と言っていました。
 最後に前回同様、おもむろにおばあさんがステージに向かい、清美さんに のし袋を手渡します。前回の様子を知らない人でも笑えますね。

 垣内さん、福永さんに挨拶をしつつ、福永さんから曲順表をもらいました。
 瀬戸さんには「新曲のどちらが良かったか?」について尋ねられ、私は 2曲目の「強くなんかない」の方が今の清美さんに合っている気がすると 答えました。曲としてもこちらの方が好きですね。今後の予定については 未定ということで、ソロライブをやっても良いのでは?というように言った ところ、男の人とのデュエットも面白いかもしれないと思っているとのこと でした。
 國安さんにも挨拶。サイリュームの効果が予想したレベルで派手になりすぎず 私は満足だったので、舞台監督である國安さんの協力で実現できたことのお礼を しました。比較的客席のライトが落としてあったように思うのは、もしかすると 配慮してくださったのかもしれません。

 今回のライブは清美さんがかなり挽回し、あるいは逆転したかもしれないと 思うほど清美さんの出来が良かったです。全体を通じて安定したレベルを 保ちつつ、唄の幅が出ていたようでした。これなら3ヶ月間の沈黙も 許せそうです。「良く頑張ったね」と声を掛けてあげたくなる内容でした。
 雅さんも魅力が良く出ていましたね。特にいろいろなタイプのクリスマスソング を唄うところは、彼女のキャラクターの引き出しの多さを感じます。 清美さんと比較すると若干弱く感じてしまう唄でしたが、あれだけの高音の 透明感はそう簡単には誰にも真似できません。

 この後、私たち20数名は夜の町をさまようことになるのですが(^_^;)、 なかなか場所が決まらない中、クリスマスを彩る街の明かりがさらに輝いて 見えた夜でした。素晴らしいクリスマスをありがとう、という気持ちでいっぱい です。
 最後に、参加された皆さんお疲れさまでした。
小林清美へ戻る
SAIL Music Laboratoryへ戻る
copyright かみと,1998