10日にアルバム『きみにとどくまで...』(FLCF-3743)が発売になり、 HMV横浜店でインストアイベントが行われました。まずはそのアルバムを 購入し様子を見ていると、14:07頃からリハーサル。 サポートはふるかわひろしさん(Gt)、もつさん(Key)。我那覇美奈さんは グレー系のブラウスにジーンズという姿でした。

R1. 君に届くまで...
R2. バランス

14:13には終了してしまいます。美奈さん自身もギターを弾くので、 その音合わせ程度のもの。
 ステージ前には仕切りがあったのですが、CD購入者は他の人よりも若干 (1メートル程度ですが)前の方で見られるということでした。
 15時になったところで予定通りイベントがスタート。リハーサルの時と 同じ姿で登場。お客さんから「我那覇!」と声がかかり、ニヤッとする 美奈さん。

 1. バランス
    GtとKeyの音が密で、キラキラした雰囲気でした。若干ファルセットで
    外したところはありましたが、基本的に唄について心配するところは
    ありません。
 MC 「たくさんの人が集まってくれまして、通りすがりに見ている方も
    いらっしゃると思いますが、我那覇美奈のアコースティックライブが始まり
    ますので…あ、もう始まったか…。」
 2. 君に届くまで...
    高音域の伸びがとても良いです。大きなグルーブ感が見事に表現されている
    こともあって、聴いていて気持ち良いですね。
    どうでもよい話ですが、ギターを弾いているときに足を組むのは良いとして、
    右足首にとても力が入っているように見えます(笑)。
 MC チューニングしながら、アルバムについての告知。
 3. 泳ぐ雪
    前半はヒラヒラと舞い散るような雪をイメージしていたのですが、
    後半になるにつれて、大粒で前が見えないほど降っている雪のようでした。
    静けさの内面にある熱さを感じます。ファルセットはいつも危ないのですが、
    この曲は中音域でも音程を正確に取れないところが多い気がします。
 4. TEARS〜時間(とき)の中で...
    ここからはギターを置いて唄のみになります。転調する曲だからギターは
    難しいんですかね(^_^;)。圧迫感を感じるほど唄に力が入っているため、
    こちらも気が抜けません。メリハリを意識するとかいうよりも、ひたすら
    パワー全開という感じでした。
 MC 3/12に誕生日を迎えて18歳になった。福岡でいっぱいお祝いしてもらった。
    ライブツアー告知。
 5. 微熱
    「TEARS」の後の「微熱」は、なんだかほっとします。最後にメンバー紹介。

 ほぼ30分のステージでした。CD購入者への特典はポスターで、スタッフが 流れ作業で手渡す感じ。4/5のクアトロでのライブのチケットも売っていました。

 唄の技術は文句無く高いレベルです。かなり声量もあり、 スローバラードでのロングトーンなどをじっくり聴きたいところです。 一方、あまり音域は広くはないようですし、自分の得意な音域とそれ以外の ところのギャップがあるように思うので、まんべんなく安定して唄えるように なることが課題だと思います。あとは曲の中での強弱の付け方ですかね。 それらができるようになれば、今後10年20年と唄っていけるのではないか、 と期待させてくれます。18歳なので、まだまだこれから成長する余地がありますね。
SAIL Music Laboratoryへ戻る
copyright かみと,1999