ベースのぴょん吉さんが抜けて、二人になったハルコフヲンを見てきました。 ハルコフヲンの出番は2番目で、最初のナガオクミさんが始まる時にはとても お客さんが少なく、8人くらいしかいませんでした。

○ナガオクミ&KYO
  大阪から来たというナガオクミさん、バックのKYOはKey,WB,Percの3人でした。
  ウッドベースにエフェクタを通したりと、なかなか変わったことをしている
  人たちでした。アコースティックテクノとでも言うのでしょうか。サンプリング
  した音なども多用していました。
  どことなくユーミンっぽさを感じさせるメロディーは比較的良いと思うのですが、
  当てているコードやアレンジそのものが、かなりとっつきにくい感じです。
  ボーカルのナガオクミさんはやや低音でストレートな唄い方でした。

○ハルコフヲン
  彼女達のステージが始まる頃には30人弱ほどにお客さんが増えていました。
  客席にはぴょん吉さんの姿もありました。
 1. THE 90'S FACTORY
    ノストラダムスの予言を意識したような、地球の滅亡が迫っていることを
    唄った歌。
 MC 「MCが暗い。」
 2. フロイトさんユングさん
    ドロドロの心を解決したい(?)という願望の歌。この曲で窓野梅さんはGtを
    弾きます。高音を強調していて、なんとなく安っぽく聴こえてしまいます。
    それが狙いかも。
 MC ホームページを解説した話。作ってから更新するのを忘れていたのだとか。
 3. しがらみ倶楽部
 MC 二人で丸井に行ってお揃いのUFOの腕時計を買ってきたとのこと。この日の
    二人はお揃いのTシャツを着ていたのですが、その姿で行ってきたらしく、
    店員にどう思われたか心配、という話。
 4. BACK TO THE 20世紀
    梅さんがメインボーカル。春子さんのひねた(失礼)唄い方とは違って、
    思いきりストレートな唄い方でした。そのためか、曲も爽やかな印象です。
 5. HARD CORE BEATLES(LET IT BE)
    メロンというバンドの「HARD CORE HAWAIIAN」という曲のタイトルから、
    "HARD CORE"を付けた曲を書きたいと思い、その時BEATLESのビデオを見ていた
    ことで、この曲が生まれたそうです。「LET IT BE」の替え唄バージョン。
    子どもの頃に"LET IT BE"を"LP"と聞き間違えて、レコード屋さんの宣伝の
    曲かと思ったそうで、それが歌詞に使われています。
 MC 「バババババフィーです。」
 6. モスバーガー
    本日のメイン(^_^;)。二人で踊りながら唄います。これは爆笑ものでした。
 MC 「(「モスバーガー」を唄うのは)かなりの賭けでした。」
    「今日は思ったよりもお客さんがきてくれて…。どうやったら動員が
    増やせるか、アイディアがあったら教えて下さい。」
 7. おおげさガール
    何にでも「超」を付ける女の子の歌。
 8. 中央線、イエイ
    一番最後、ストロークでバシッと決めるのかと思ったら、力無いストローク
    だったもので、会場から失笑が…。

 ハルコフヲンのステージは、見ている方が恥ずかしくなりますね。冷静な 視点で彼女たちのライブを見るとダメだということはわかっているので、 いかに頭を空っぽに出来るか、がライブを見る上での重要ポイントです。
 今回のアンケートでは「100万円を1日で使うとしたら何を買うか?」という 設問がありました。奇抜な答えを書きたかったのですが、面白いものが 浮かびませんでした。
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copyright かみと,1999