今後予定されているSpoonのイベントやライブのうち、近くのものには行けそうに ないということで、静岡磐田で行われたインストアイベントを見に行ってきました。
 14時からということもあり、普通電車で磐田へ向かいます。磐田の隣の袋井には 1ヶ月ほど住んでいたことがありますが、大抵通り越して浜松に行ってしまったので、 磐田に行くのは初めて。普通電車に乗っているとき、手持ちのお金が少ない事に 気付きましたが、現地に着いてから何とかしようと思っていました。
 磐田駅に着いたのが13:15頃でした。駅にあった地図を見て、近くの郵便局で お金を下ろそうと向かったものの、しっかり閉まっていました。イベント開始時刻 が近付いていたため、とりあえず会場へ…と思ったのですが、きっと駅前あたりに 有ってあっさり見つかるだろうという予想を裏に、さっぱりわかりません。 もしや郊外の店で車でないと行けないような所ではないか?とあせり始めました。 まずは住所を調べ、本屋さんで地図を見たところ、その本屋さんから10分ほどの 所にある事がわかりました。無計画さのためにひたすら翻弄してしまいましたが、 なんとか13:55に会場着。
 すみや磐田店のリニューアルオープンで、店頭では客寄せの声が響いていました。 子供向けにヨーヨーなどもありました。店内に入ると、ほぼ中央の所に唐突に マイクスタンドが2本立っていました。ほどなくして司会の男性に呼び込まれて Spoonの二人が登場。

 MC 「こんにちは。リニューアルオープンのオープンイベントでお呼ばれしました。」
 1. バランス
    JUNさんはギターを持っていますが、特に音を拾っているわけではなかった上、
    空弾きっぽかったです。伴奏はカラオケがメインとなっています。
    YUKOさんの張りのある声はこの曲の雰囲気に良くあっています。もっと迫力が
    出るはずなのですが、PAが若干物足りない感じでした。
 MC 自己紹介。JUNさんはやはり「メモリーグラス」の話をした方が一般には
    わかってもらえるようですが、18年前だそうで、25歳以上の人でないと
    わからない事が多いのだとか。ちなみにYUKOさんは知らなかったそうです。
    YUKOさんは磐田は初めてだそうですが、JUNさんは奥さんのお兄さんが
    磐田に住んでいるので縁があるとのこと。
 2. ぬくもり
    この曲からJUNさんはギターを置いています。二人のハーモニーというよりは、
    YUKOさんの鋭さのある声に、JUNさんが丸い声で合わせる感じ。
 MC Spoon結成の話。昨年春に知り合って、6月に結成したそうです。16歳違いの
    ユニットも珍しい、という話になっていました。YUKOさんが生まれたときに
    JUNさんは高校生と言っていました。
 3. さくら坂
    しっとりとした曲で、YUKOさんのビブラートが気持ち良く響きます。この
    丁寧な唄い方は絶品です。
 MC CDの宣伝。
 4. 花火
    6/15に発売されたメジャーデビュー曲。曲紹介でも「憶えやすいメロディー」
    と言っていた通り、サビがとても印象に残ります。詞の方は、センテンスでは
    ハッとさせられるものがありますが、全体としては少し散漫になってしまって
    いるように思います。花火の色彩に目を奪われている瞬間と、その後に訪れる
    暗闇の時間との切り替わり、そういった不安定さで、揺れている心理状態を
    表現しているのかもしれません。

 終了後はCD即売会。購入者にはサイン色紙とSpoonのロゴが入ったスプーンが 二人から直接手渡されるとのこと。手持ちのお金が少ないにも関わらず買って しまった私。しかも「花火」は2枚目。もっとも、JUNさんの義兄らしき男性は 10枚くらいまとめて買っていました。
 イベント自体は20分程度でしたが、もう少し聴きたいと思わせる内容でした。 インストアということで、抜けた軽めの音になってしまっていたカラオケで、 やや迫力に欠ける部分はありましたが、その分だけ声が前面に出ていた気がします。

 以下余談。イベントが早く終わったので、磐田は諦めて静岡まで出てからお金を 下ろす事にしました。磐田駅で帰りの普通電車の切符を買ったら、残金が1000円を 切っていて、帰れないことは無いけれど(それなのに既に持っているCDを買う私)… 夕方からの新宿でのLOVE COMEDYが出演するイベントにはとうてい間に合わない という状況。
 そんな中、静岡で金策に奔走しようとしていたら、Spoonの二人が駅から出て くるところでした。きっとCD店かマスコミ関係への挨拶回りだと思うのですが、 私の方に時間的精神的余裕がなかったので、話しかけたりはしませんでした。
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copyright かみと,1999