筋肉少女帯の内田雄一郎さんがウチダレコードというレーベルを立ち上げ、 その第1弾として二階堂カズミさんがCDを発売することになりました。今回の ライブはレーベル立ち上げ記念ということです。ワンマンと聞いていた気がする のですが、対バンがありました。

○MAKOTO With Emotion Talk
  Bs,GtVo,Dr,Gtのポップロック。唄は低音がやや弱い感じでしたが、バンドとしては
  良くまとまっていて、しっかりしていました。
 1. 帰り道
 2. 青葉の頃
 3. 苦しまぎれの嘘と涙
 4. 桜
 5. 寒さの中
 6. START
 7. つないだ両手

○二階堂カズミ
  沢田研二さんの「危険なふたり」が流れる中、まずは内田さんが登場。
  しばらくレーベル立ち上げの挨拶をしていました。その後で二階堂さんが
  現れます。客席から「Nikki!」とかけ声がかかります。もちろん宇多田ヒカルさん
  のHikkiからきているのでしょうけれど、Nikkiと呼ばれているのを見たのは初めて。
  サポートはBs,Dr,Gt。ウチダレコードバンドという名前だそうです。
 1. 散髪ブギ
 MC 「はじめまして…でもないか(笑)。」
 2. オレンヂ
 MC 「今日で7月も最後ですし、どこだかの花火大会がありますよ。」
    最近の女子高生の白髪に困っている、という話。「(髪に白いメッシュを入れた
    女子高生は)いませんよね?」渋谷でハワイのおばあちゃんがいた、と思ったら、
    ムームーを着た女子高生だった。ドリフの爆発コントの後みたいに黒くて、
    「早く気付いてって感じですね。」
 3. アイスコーヒーのうた
    相変わらずの発散気味な演奏がなんとも言えません。二階堂さんのソロになった
    途中で、二階堂さんの演奏がマイナー調になり、これでどうやって元の雰囲気に
    戻すのだろう?と心配していましたが、難なく戻していました。

 MC ここでバックメンバーがステージを下ります。二階堂さんは派手にギターの
    チューニングをしていましたが、そのまま次の曲へつなげていました。
 4. 夢日記
 MC 「ひとりぼっちになって淋しいですね。CDの紹介をしようと思ったのですが、
    持ってくるのを忘れました。…誰か持ってきてくれないかな。あと、はさみも
    持ってきて下さい。」結局自分ではさみを取りに行きます。
    ステージでCDを開け、ジャケットの一部を切りとり裏表紙を作り始める
    二階堂さん。その様子がまるで紙切り演芸で「皆さん、落語とか好きですか?」
    2年前にギター漫談のペペさくらいさんを見て、いたく感動したのだとか。
    都内の演芸場を調べて、8/1から8/10まで末広亭に出演されることをつきとめた
    とのこと。そういう話をしつつ、工作は順調に終わり、裏表紙と背表紙が
    出来上がりました。表紙の絵は200枚くらい描いたうちの1枚なのだそうです。
    日本画の顔料で描いたそうで、色のにじみ方が気に入らないといった感じで
    200枚になってしまったとか。「個展開きますよ、200枚の。」
 5. 十六才
 6. 足りない言葉
 MC 「暗いなぁと思っているでしょう?ネクラですからね。」
    「次はチェロと一緒に廊下で一発録りした曲です。」
 7. 空腹

    ここで二階堂さんがステージを下りるのと入れ替わりで、バンドメンバーが
    再登場。バンド演奏がそのまま次の曲へつながり、二階堂さんも出てきます。

 8. 知らない国の王女になる夢
 MC 「ははは…、何でもないです。」変な人ですねという話から、
    「お茶の水へ楽器を買いに行ったら、『韓国の方ですか』って言われました。
    日本語喋っているのに。」
    メンバー紹介。三宅裕之さん(Gt)、小畑ポンプさん(Dr)、内田雄一郎さん(Bs)。
    「嬉しいですね、お客さんが動かないのが。弾き語りでスタンディングは辛い
    ので、椅子を用意してもらいました。眠ってもいいので。CDは車なんかで聴く
    のも楽しいです。」
    さんざんCDのことを言ったためか、「エゴはほどほどに。」

 9. あじさい
    アレンジが随分変わっていました。

 ここで本編終了。アンコールになります。

 MC 「とりあえず一人で。」
E1. 今宵のうた
    1年以上唄っていない曲だそうです。私も初めて聴きました。
 MC メンバーが登場。出てくるところを順番に紹介する二階堂さんですが、
    「紅白みたいでしたね。」

    「前、歳を聞かれたのですが、25歳です。」
    「もう曲がないので…」
E2. 散髪ブギ
    これまで演奏した曲の中から選ぶとすれば、「散髪ブギ」が良いと思って
    いました。以前聴いた「散髪スカ」のように、この曲っていろいろ遊べそうな
    気がします。沖縄民謡調にするとか、阿波躍り風にするとか、変なアレンジを
    考えてしまいそうです。
    最後は終わると見せかけてもう一度サビを繰り返すパターン。さらにもう一度
    サビが演奏される中で二階堂さんが手を振ってステージを下りて行きました。

 前回は新バンド編成ということもあり、まとまっていない感じがありましたが、 今回は随分良くなっていました。かつての雰囲気からそれほど変わっていない曲が 多く、すんなりと楽しめる感じでした。
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copyright かみと,1999