“Girls BRAVO! Vol.10”が渋谷Egg-manで行われました。なんとか仕事を抜け出し、 開場時間前に到着することができたので、最前列はいただきです(^_^;)。会場周辺 には米倉千尋さんのファンと思われる人が既に集まっていました。
 開場を待っていると千尋さん一行が中から現れました。出演順は最後なので、 リハーサルを終えてどこかに行ってしまったかと思っていたので、ちょっと びっくり。すれ違うときちらっと挨拶をして、私は再び開場を待ちました。 ほどなくして開場。いつものように椅子が置かれ、開演時にはほとんど埋まって いました。

○めぐっぺ
  竹内めぐみさん。1979年9月22日生まれ、神奈川県出身だそうです。サポートは
  西和さん(Dr)、飯田匡彦さん(Gt)、深美健一さん(Bs)、古川典子さん(Pf)の
  全て熱風音楽市場の面々とのこと。めぐみさんはNOKKOさんとか猫沢エミさんの
  ような雰囲気の顔立ちで、唄っている曲は懐かしさを感じさせる素直なメロディー
  でした。シャンソン風とか、マイナーのサンバとか、一般受けしそうな感じ。
  印象は悪くないです。毎週金曜日六本木バンタイカフェでライブをしている
  そうです。
  http://www.elviento.com/~meguppe/
 1. ???
 2. ジェラシー
 3. ???
 4. 耳たぶの海

○Smooth Ace
  見るのは2回目。
 1. 月明かり
 2. Let me go(?)
 3. ちっぽけな奇跡(?)
 4. 悲しいくらい(カバー)
 5. GONE
 6. Reality
  「GONE」がCD化されていますが、あまり印象に残らない感じです。それよりも
  「月明かり」の作る音の世界が鮮やかで良かったと思います。同じコーラス
  グループのWLAMと比較して、Bassが入っている分だけ声に厚みがあります。
  コーラスのバランスとしてはWLAMの方が良いように思います。

○Ketz
  Perc,Bs(男),Vo,DJ(男),Gtという構成。いかにもR&Bといった雰囲気の感じられる
  メンバーで、楽曲もそんな感じ。ボーカルの女の子は鶴田加奈子さんに似ている
  ように感じられます。風邪をひいているらしく、時折鼻をかんでいました。
  声は細いタイプで、川本真琴さんなどに似た声質でした。
  http://member.nifty.ne.jp/publicimage/

○WLAM
  会場に「ひまわり」のインストが流れる中、3人とも黒っぽい落ち着いた衣装で
  登場します。
 1. 空へ〜over the horizon〜
    いつもより地味な感じで、時間が止まったかのような唄い方でした。
 2. Express Snow Holiday
    前曲からはガラッと雰囲気が変わります。
 3. 心帰る場所へ
    間奏で ちげさんが、オフマイクで何かつぶやくような仕草をしていました。
 4. May Flower Bride
 5. 君と僕の約束
    ア・カペラで唄います。
 6. 満月
    この曲からサポートメンバーKey,Gt,Sax,Percが登場。
 7. ひまわり
    Kyokoさんの個人的な想いにより、しばらく唄わずにいた曲ですが、今年は
    たくさん唄う予定だそうです。
  一応、正式にはこの日が2ndアルバム『andante』の発売日とのこと。ライブは
  偶然同じ日になったので、勝手にCD発売記念ライブにしているらしいです。
  コーラスの技というか、3人の息の合わせ方や表現の仕方は見事ですね。
  近ごろはコンスタントに高水準のライブを見せてくれています。
  あまりにもきっちりしているので、ライブらしさが薄れていくのが心配です。

○米倉千尋
  今回はGt,Bs,Dr,Cho,Key,Gtのサポート。イントロに合わせ、「おまたせ〜」と
  言いながら登場する千尋さん。ワインレッドで花柄のツーピース、黒いショール
  という姿でした。千尋さんが登場すると申し合わせたかのようにお客さんが
  立ち上がります。
 1. 犬と赤いフリスビー
    唄い出しこそ音程がふらついていましたが、すぐにもちなおして楽しそうに
    唄っていました。お客さんも「Oh! Yeah!」と合わせます。
 2. WILL
    そのまま「WILL」へ。お客さんの気迫がステージにも伝わったのか、千尋さんは
    少し瞳が潤んでいるように見えました。また泣いてしまうんじゃないかと
    心配しましたが、泣く曲じゃありませんね。この曲は特に、唄い慣れている
    という印象が強い気がします。
 MC 「お待たせいたしました。米倉千尋です。4回目にしてやっと初めて皆が
    最初から立っていて…。たいへん嬉しいです。前回は「WILL」を2番から
    唄っちゃったということで、また間違えたらどうしようと…間違えなかった
    です。」
    「2000年初ライブ、今回タイトルは無し。デビューして5年目ということで、
    皆さんとお会いできたのは嬉しいです。前回も長く話して、アンケートを見たら
    『話が長い』って書いてあって反省したので、今日はパッパッパッと。」
 3. Crimson of Butterfly
    声が良く伸びています。以前この曲を聴いた頃はそれほど良い気がしません
    でしたが、聴き込むにつれて良さがわかってきた気がします。
 MC 「「Crimson of Butterfly」は生唄で唄ったのは初めてです。」
    「平日だったので皆来てくれるか不安で、ここに入ったときに来てくれていて、
    お花とかもらって、新潟から来てくれているらしくて。それ以上に遠い方
    いらっしゃいます?さすがにいませんね。告知も遅れていたので不安だったん
    ですけど、よかったです。」
    「ニッポン放送アニガメパラダイスと「Smile Go Happy」…皆聴いていますか?」
    お客さんの「根性で聴いている」という言葉に「ほんじょうってどこ?」と
    小ボケを披露(^_^;)。「その東海ラジオさんからお花をいただきました。」
    「ラジオが始まって、一人でハイテンションで喋るので、毎日喉が疲れて、
    “さわやかドライブ”とか“めざせウエディング”とか“クッキング”とか
    DJなんですか?という状態になっていて。あとFM FUJIさんの方で…“ふじさん”
    っていうと変ですね(笑)。そちらでも番組が始まるので、歌手としてもDJと
    してもがんばっていくので、応援して欲しいと思います。」

 4. FRIENDS
    アコギを中心にしたしっとりとした雰囲気になります。アップテンポの曲では
    勢いに乗せすぎてしまうところがありますが、こういうバラードで千尋さんの
    実力が思う存分発揮されます。間奏の「ラララ…」は思いきりオフマイクに
    した方が良かったかもしれません。
 MC 「今日はテンポいいですね。」ここでメンバー紹介、バンドのメンバーが
    演奏を始めますが、演奏を中断させます。打ち合わせが徹底していなかった
    ようですが、本来はバレンタインが近いということでバレンタイン企画を
    しようかと思っていたようです。この時点でかなり時間がおしていたので
    (予定より30分くらい始まりました)、急きょ中止したのかもしれません。
    メンバー紹介になると思ったら「今日キムタク見ました!」とのこと。
    「リハの後にお茶をしていたら、スタッフから『キムタクが近くにいるぞ』って
    連絡が入って。昨日カメラを買って(ステージ前で写真を撮っていたスタッフの
    いわたさんからカメラを受け取ります。一眼レフの大きなカメラでした)、
    説明書を見ながら格闘していたら、キムタクがいるという電話が入ったので、
    いそうなところに走って行ったら撮影現場(TBSテレビ「日曜劇場Beautiful Life」)
    で、思いきりエキストラさんがいるところに突っ込んでしまって…。」やめて
    下さいと怒られ、しかもカメラを持っていたので、「『カメラだめですよ〜!』
    って言われて。」カメラの使い方もわかっていないので、すぐに撮れる状況では
    なかったようですが…。車椅子の常盤貴子さんを押している木村拓哉さんの
    撮影の様子をしばらく眺めていたそうです。「思ったよりちっちゃいなぁ、って
    自分が小さいのを棚に上げて…。後ろ姿だけは撮ろうと狙ったんですが、
    オートフラッシュになっていて、フラッシュを使うと怒られると思って、一応私
    歌手だし…、フラッシュの上がる部分を押さえたらシャッター押せなくて、
    結局撮れませんでした。とりあえず目に焼き付けて…。」
    「でも(キムタクが)真ちゃん(Gt)に似ていると思うんだけど…。」
    そう言われた福田真一郎さんはかなりはずかしがっていました。
    やっとメンバー紹介になります。前は髪が長かった榊原ながのりさん(Gt)、
    新しく入ったやまざきひろしさん(Bs)、キャプテンの板垣正美さん(Dr)は
    川平慈英さんのミュージカル(調べたところ「THE TAP SHOW『SHOES ON!
    シューズ・オン!』」銀座博品館劇場のようです)に出演していて、30日にも
    板垣さんが出演するらしく、千尋さんも見に行きたいとのこと。
    一緒にキムタクを見に行った小口由紀子さん(Cho)は千尋さんのお母さんと
    同じ誕生日だそうです。「歳は違うよ」と即座に言っていましたが。
    なお、これまでの千尋さんのライブでサポートしている、小口さんの旦那さんの
    べーシスト村上聖さんは、この日は西荻窪音や金時でライブとのことです。
    バンドの要となっている福田真一郎さん(Gt)。お客さんの「キムタク!」の
    声に謝っていました。幻のバレンタイン企画では、「バレンタインデイキッス」
    を唄うことになりそうだったようです。余談ですが、初期の平成真鍮隊時代に
    WLAMのメンバーと一緒に活動していたと思います。
    最後に、喋り出すと止まらないらしいささきそうさくさん(Key)。

    「次も生唄は初めてだ。何かわかるかな?」前にいたお客さんがすぐに
    「Just Fly Away」と答えると、「当たり、ジャストミート。何もないけど
    握手くらいしようかな。」と握手を交わします。
 5. Just Fly Away
    喉を締め付けるような唄い方をしています。スピード感のある、千尋さん
    作詞作曲の作品です。2/2に発売される新曲。
 6. 嵐の中で輝いて
    続いてはデビュー曲。音がはみ出しているという印象でした。こういう曲は
    きっちりハマると気持ちよいのですが…。

 MC 「次がラストの…。また次があるからいいじゃん。楽しいことはとっておく、
    腹八分目、そういうことです。」
    「5年目を迎えたということで、その当時から温かく見守って下さっている
    ファンの方もいるし、それから出してきた曲で私のことを知って下さって
    こうして足を運んで下さる皆さんがいたり、大勢の皆さんが見守ってくれて
    くれていることに感謝しています。」「(「これからもがんばって」という
    お客さんの声に)まだまだ引退しませんよ(笑)。」
    「失敗もしちゃうし、おっちょこちょいなところもあるし、ラジオにしても
    これから勉強しなければいけないことがあるし、スタッフの皆さんもよろしく
    お願いします。もちろん皆さんも忘れていないですよ。もっと皆さんにお会い
    できるように頑張っていきたいと思います。」
 7. My Song For You
    最後は静かな感じでしめくくります。大きな世界をイメージさせる内容に
    なっていました。

 MC 「皆さん、短い間でしたけれどどうもありがとうございました。」

 今回の千尋さんのCD購入特典は、シングルが「Colours」または「WILL」の ブックレット、アルバムが「Just Fly Away」のCDサイズブックレットでした。 結局またしてもアルバムを買ってしまったわけですが、私がこれまでに何枚も 買っていることをご存じの、キングレコードの男性にあきれられてしまった ような(^_^;)。
 今回はお客さんが始まる前から妙に盛り上がっていて、かなり期待が高まって いる様子がわかりました。それに応えるかのように、思う存分飛ばしまくった という感じでした。わかっていて盛り上がるのなら良いのですが、そうでないと 「何だか楽しそうだ」という野次馬的なファンが増えてしまうんですよね。 しかしこれまでのライブと比較して、アニメからラジオのDJという方向に話題が 転換しつつあることもあり、今回のライブではお客さんのノリからも音楽関係の ファンが多かったように感じます。今後は、アニメ関係のイベントと音楽主体の ライブとを両立させていく方向に進んでいくと、皆が満足する形になっていく のではないでしょうか。
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