東海ラジオで「米倉千尋のSMILE GO HAPPY」という番組を持っている米倉千尋さんの 公開録音が行われました。千尋さんがメインの番組の公開録音は初めてです。 往復葉書で応募し、当選したリスナー100名が招待されたものです。
 私が会場に着いたのは13:45頃。葉書には「14時前に並ぶことはできない」という ことが書いてありましたが、既に30人ほど並んでいました。近くに落選したらしい 人もいて、何とか入れないか並んでいる人に交渉していたりしました。スタジオの スペースの関係からか、応募段階で1名または2名を指定することになっていて、 人数については厳密に管理していたようです。
 14:05頃から順次入場となります。最近はメディア関係であってもチェックの あまいことが多かったのですが、東海ラジオさんは厳密にチェックしていて、 葉書の名前とリストとを照らしあわせ、入場許可証の番号をリストに記入していく というものでした。狭いエレベータで5階の第1スタジオへと向かいますが、 その際も番号順に並ばせるという念の入れようでした。並んでいるところで アンケート用紙などが配られます。始まる前に回収されたものは、番組のコーナー 「仁義なき戦い」で使われるもの。「中日ドラゴンズと名古屋グランパスエイトの どちらが良いか」という内容でした。他に、○×の書かれた紙、別のアンケート用紙、 東海ラジオのタイムテーブル、名前を記入して貼るシール(すぐなくしてしまった)、 注意事項やディスコグラフィーが書かれた紙がありました。そのディスコグラフィー などが書かれた紙の裏には「桜色の街(仮)」と書かれた曲の歌詞が書いてありました。
 アンケートを書き終えた頃にスタジオ内へと入ります。客席にはびっしりと パイプ椅子が並べられていて、私は4、5列目中央付近に座りました。ステージ 中央にはテーブルとマイクがあり、後ろにはバンドの楽器が並べられています。 テーブルには「番組テーマ曲「犬と赤いフリスビー」収録『Colours』発売中」と CDが置いてありました。入ってくるお客さんはラジオのリスナーということもあり、 中高生中心といった感じです。まずはKING RECORDSの佐藤プロデューサーと みずかわディレクターが登場。佐藤さんは、こういう場では妙なテンションに なるのはよくあること(^_^;)。知らない人が見たらびっくりするかもしれませんが、 一人漫才状態でみずかわさんもつっこめないくらいの前説を繰り広げていました。

 予定時刻の15時頃番組のジングルが流れて、「犬と赤いフリスビー」が続きます。 曲にあわせて千尋さんが登場しました。薄いピンク色のブラウスにジーンズ。 千尋さんのパンツルックは滅多にないんですよね。いかにもラジオです、という ラフなイメージでした。センターに置かれたテーブルにつき、まずはあいさつ。 「ちっひーとゆかいな仲間達〜ちひゴロウさん東海ラジオへ行く!!!〜」という タイトルを告げます。その後の説明によれば、今回入場できたのは応募人数1200人 の中から選ばれた100人だそうです。あまく見ていた私でしたが、実は競争率12倍と 知ってちょっとビックリ。
 「改めましてこんにちは、ちっひーこと米倉千尋です。」この後は葉書を紹介 します。「公録ということで、今の正直な気持ちは?」という内容。「遠足の前 とか、緊張して眠れなくなんない?昨日は興奮して寝たのが3時くらい。変な夢 を見て、高層ビルの上で洗濯物を干している夢とか。」朝6:30くらいに起きて 名古屋に来たそうです。次の葉書については「いわい(祝)公録」と以前“祝”を “いわい”と読んだという話をちらっとして、「部活で行けない、公録のために 部活を辞めたいと顧問に言ったら却下された」という内容を紹介。生ライブで 「Just Fly Away」を、というリクエストでしたが今回はやらないため、CDで 流していました。曲中、先ほどアンケートで募集した「仁義なき戦い」の出演者が 呼び出され、曲開けの「今週のちっひーはどこかな」の説明。これは千尋さんが エレベータガールに扮したりと、いろいろな声を聞かせるというものらしく、 今回はアントニオ猪木さん。
 曲が開けると演歌調のメロディーに乗せ「今週のちっひーはどこかな」と東北弁の ナレーション。これは佐藤さんの声だそうです。例の「1、2、3、ダーッ」と 声を上げます。リハーサルでは千尋さんの迫力に、スタッフから元ヤンか?と 言われたらしいです。
 続いては「生・仁義なき戦い」のコーナー。お客さんから選ばれた6名が順に 20秒ずつ、中日ドラゴンズと名古屋グランパスエイトについての思いを語ります。 愛知県内の名古屋以外の所から来た人に対して「名古屋じゃないの?」とか、 「赤いシャチ?」とか、「熱田区とツメタ区」とか、喋るたびにボロが…(^_^;)。 途中で千尋さんがマネージャーの なかむらゆかさんの話題を出すと、ゆかさんは 素知らぬ振りをして、皆の視線をごまかそうとしていました。最終的にお客さんは ドラゴンズ支持が多かったようですが、千尋さんの結論はグランパスエイトでした。 「謀反を起こした。人数が少ないと応援したくならない?」という理由。出演した 6名にプレゼントが渡されて、コーナー終了。
 ここで番組収録もエンディングコーナーになります。客席にいた馬の被りものの 人について話したりして終了となりました。15:35頃だったので、30分に収めるため 途中カットされるところがあるかもしれません。千尋さんの喋りは、台本を意識 しすぎていたためか、ちょっと滑らかさに欠けるところはありました。番組なので フリートークというのも大変でしょうから、もう少し台本を読んでおけば良かった のかもしれません。

 収録後、この模様が4/2深夜24時から放送されること、4月からAM KOBEでもネット される(土曜日24:00から)ことを告知していました。
 引き続き、一番遠くから来ている人にインタビューということで、茨城から来た 女の子二人にインタビュー。茨城でラジオを聴いているとのこと、千尋さんは 「窓を開けると、結構風に乗って…」と会場の笑いを誘っていました。そんな 二人には記念品が贈られました。
 このあとは○×でのクイズ大会。これがなかなか難しい問題でした(^_^;)。
・番組がスタートしたのは2000年1月2日の日曜日である→○
・番組テーマ曲は「赤い犬とフリスビー」である→×(「犬と赤いフリスビー」)
・「仁義なき戦い」の2月のテーマは「ご飯vs.パン」→×(「2枚目vs.3枚目」)
・千尋さんの血液型はA型→○
・テレビドラマ「北の国から」は全て見ている→○
・「WILL」のカップリングは「Truth」→×(「FRIENDS」千尋さんは間違えたらしい)
・漢字の“祝”を“いわい”と読むほど漢字に弱い→○
・生まれも育ちも横浜→○
・「Sweet True Love」の歌詞に出てくる呪文は「シャバダウー」→×(SHA-BA-LA-BOO)
・ホラー映画が大好き→○
・第1回放送で葉書が採用されたのは「たからのかい」ちゃんと「なっとう」くん→×
  (「なっとう」くんではなく「すぎはられいん」ちゃん)
・第1回放送の1曲目はボンジョビ→×(リッキーマーチン)
・「嵐の中で輝いて」はテレビアニメ機動戦士ガンダム第08MS小隊のオープニング曲
  →×(テレビアニメではなくOVA)

ここで勝ち残りが6名ほどになったので、ステージに呼ばれます。

・スキューバダイビングの免許を持っている→○
・お酒は日本酒が好き、一晩中飲んでいられるほど酒豪→×
  全員が○を出してしまいます。千尋さんが飲めないことを知っていた私は、皆から
  酒豪に思われているのかと個人的には爆笑ものでした。
・身長は小学生の時から変わらず153cm→×(147cm)
・高校時代卓球部に所属していた→○
 ステージに上がった人たちは記念品をもらっていました。優勝した人はポラロイド での記念写真付き。会場からは羨望のため息が漏れていました。番組を聴いていない 私にはやはり、放送内容に関する問題は難しいですね。

 15分ほど休憩をはさみ、ライブになります。サポートはGt,Key,Gtでした。 千尋さんは紫色の半袖の服、ベージュのロングスカートに着替えています。 まずは客席の馬が大仏になっているのに驚いていました。

 1. 犬と赤いフリスビー
    キーボードは何度かグリッサンドがありますが、一番最後が少し遅れていた
    感じで、わずかにずっこける私。千尋さんの唄はわずかにシャープ気味、
    テンションが高い証拠かもしれません。
 MC 「この曲でちっひーを知ったギャルスマイラーも多いのでは。」
 2. WILL
    カラオケ付きでした。現時点で千尋さんの代表曲と言えばこれでしょう。
 MC サポートメンバー紹介。福田真一郎さん(Gt)、ささきそうさくさん(Key)、
    さかきばらながのりさん(Gt)の3人でした。千尋さんのライブではおなじみの
    人たちです。
 3. FRIENDS
    ライブでは珍しく(?)「WILL」と「FRIENDS」の組み合わせでした。バラードは
    千尋さんの力の見せどころですね。
 MC この日のために短時間で作ったという新曲を披露。出会いの大切さを力説し、
    千尋さん自身、高校時代に知り合った親友について語っていました。
    最後のコーラス部分を皆と練習してから、曲に入ります。
 4. 桜色の街(仮)
    まだ1フレーズしかできていないということです。「出会い」についてリスナー
    からエピソードを募集し、それを元に千尋さんが作った曲です。
    皆に唄わせているフレーズはオフコースっぽいかな、と思って聴いていたの
    ですが、どうも別の歌詞が頭に浮かんできます。それは、出会いを唄った
    小林清美さんの「あなたを知ってから」でした。

 ライブ後には、「桜色の街」の内容の題材となった「きりゅうしおん」さん (前述の茨城から来た女の子)がステージに呼ばれ、ポラロイドでの記念撮影などが ありました。今回の演奏及び皆の唄声はCDのレコーディングで使う予定だそうです。
 最後に、8月上旬に公開録音第2段を予定しているという話(次回はもっと大きい ところでやる予定だそうです)があり、お客さんをバックに記念撮影して16:45頃に 終了となりました。千尋さんらが先に退場してからお客さんを順次出していきます。 スタジオの外ではKING RECORDSのまつばやしさんがCDを売っていました。 『Colours』の通常盤(カラーピーケース仕様ではないもの)などでした。千尋さんの 写真が載っているジャケットしか記憶になかった私が(^_^;)ふと「Just Fly Away」に 手をかけたところ、「同じです」と笑われてしまいました。

 KING RECORDSのスタッフも多く、サポートメンバーも3人来ていて、全体的に かなり気合いの入った公開録音でした。千尋さんも多少緊張していたところは あるかもしれませんが、かなりテンションが高いことがわかります。お客さんが 若いこともあり、千尋さんのライブは初めてという人も多かったのでしょう、 中学生くらいの女の子は、曲目を聴く度に小さな歓声をあげていました。そんな 女の子達は、写真やサインなどをもらっているステージの人を見て羨ましそうに していて、なんだかこちらまで新鮮な気分になります。中高生を相手に、少しだけ お姉さんっぽく見えるところもあった千尋さんでした。
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