我那覇美奈さんのライブが原宿アストロホールで行なわれました。関係者や招待客も 多かったようですが、まんべんなくお客さんが入っていました。

 1. 夢はどこだろう
    かき鳴らすように我那覇さんのGtVoのみで1コーラスほど唄います。音数が少ない
    のに、かなり前面に音を出していて、もう少し抑えても良かったのではないかと
    思ってしまいます。
 2. L.N.O.
    ここからバンド構成になります。Bs,Dr,Key,Gtのサポート。バンド構成になると
    音のまとまりが良くなります。
 MC 「こんばんは、我那覇美奈です。熱いね。ツアーの最終日、一段と気合いも入って
    ます。元気でした?私も元気でした。熱い感じでやりますので、鼻血ブーな感じで
    いろんなもの出して楽しんでいってください。」
 3. 日曜に
    前半で良かったと思うのはこの曲。気持ちよく聴くことができます。
 4. 寄り道
    ギターを置き、唄い始める前に体をほぐすように動かします。
 5. 太陽
    バックの音にボーカルが負けていますが、声自体は良く出ていました。転調後の
    音程はちょっと不安定。
 MC 「元気?アルバムちゃんと聴いて来た?」
    「(自分が)興奮気味だね。落ち着こう。」
 6. 思ひ出
 7. 二十歳のうわごと
    バンドとしての音が良くまとまっていました。
 8. 白く優しく
 MC 「キリンジのお兄さんに作ってもらった曲。新しい出会いがたくさんあった。」
    ハシケンさんの描いた絵が、奄美大島の大浜海岸(?)海岸みたいという話もあり
    ました。
 9. 波の音
10. ラヴレター
    前半はベースに合わせてボーカルをかぶせるのですが、音をとるのが大変そう。
11. 言わないで
 MC 「元気ですか?まだまだ元気ある。」勢いで「三三七拍子」と言うと、バックの
    メンバーが三三七拍子で合わせます。ここで簡単にメンバー紹介。
12. “午前8時…”
13.“お正月と言えば…”
    ボーカルにかなりエフェクトかけていました。加工すると変になることも多いの
    ですが、この唄は雰囲気良かったと思います。一部歌詞が飛んだのでしょうか、
    ちょっと表情が変わったところもありました。
14. 夢はどこだろう
    スカっぽい雰囲気でハイテンポのアレンジになっていました。唄は着いていけて
    いない感じで、やや雑なところもありました。
 MC 「楽しんでいますか?」お客さんの反応に「今日は激しいなぁ。受付で何か
    もらったんじゃないの?」次のツアーは夏という話も出ていましたが、特に
    決まっているわけではないでしょう。「我那覇美奈を見かけたら遊びに来て
    ください。」
15. ふたつのあした
    やや唐突なところがありましたが、無難にまとめ上げたという印象。唄はやはり
    一部に疲れを感じさせます。

ここで本編終了。アンコールとなります。

 MC 「ありがとう。熱いですね。アンコールだ…。今日上手だね、いい気分にさせて
    くれて。」
E1. Primrose-Yellow
    本人のGtVoのみ。やはりGtVoのみのとき、音のバランスが悪いように感じて
    しまいます。
E2. 君に届くまで...
   曲中で「今日はどうもありがとうございました。楽しんでもらえましたか?」
    メンバー紹介もありました。また、サビの部分をお客さんにも唄わせていました。
 MC 「もう1曲唄ってもいい?(皆で唄ったことについて)ちょっと青春だったね。
    キャンプファイヤーみたいで。」どうやら皆が唄ってくれるは思っていなかった
    様子。
    「みんなのいろんなことがピタッと来たときだと、なるよね。」言いたいことは
    わからなくもありませんが、文字にすると全く意味不明のコメントでした。
    「ピタッとくる日を忘れちゃだめだね。」
E3. 桜のころ
    どうしても唄いたかったというデビュー曲。丁寧に唄っていました。

 夢中になれるほどではありませんでしたが、全体的な唄の雰囲気は良かったと思い ます。若いのにうまいと言われた時期を過ぎ、年を重ねる毎にその実力を伸ばして いかなければならないだけに、もう少しレベルアップを期待したいところです。 気になったのは、ライブを見ていて覚醒する瞬間が多いというか、どうも気が散って しまうところが多かったこと。客席の妙な温度差が原因かもしれません。後ろの方は 関係者が多いためか冷静な視線でライブを見ていて、前の方はまばらでしかも極端に 盛り上がっているように見えました。
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copyright かみと,2001