長野から新潟へ行って高岡奈央さんのインストアライブを見てきました。長野の朝は どしゃぶりでしたが、新潟に着く頃には青空が広がっていました。日差しが暑いくらい です。
 高岡奈央さんのシングル「ちょちょら」は7月1日発売になりますが、蔦屋書店系の CDショップではこの日から先行発売となり、その発売に伴うインストアライブが 鬼のように入っています。この日の最初のステージは蔦屋書店HIE'S黒埼店。 あらかじめ調べていたところ、電車で行くとすれば青山駅が最寄になりそうです。 かつてジャスコで行なわれた公開生放送を見に、青山駅は何度か利用したことがあり ます。ジャスコの横を抜けて、ひたすら南を目指します。照り付ける日差しがきつい のですが、雨が降るよりはましです。前日同様、「この道で合っているのだろうか?」 という思いを振り切って歩くのみ。途中で「バスという手段もあっただろう」と 思ったのですが、弾き返すわけにもいかず、黙々と50分ほど歩いて、なんとか会場に 到着しました。ちょうど奈央さん一行が到着したところだったのか、店の前に関係者が 集まっていました。挨拶を済ませた後、店内へ。もともと音楽系のイベントスペースは 無い場所のようで、CD販売コーナーの入り口がステージになっていました。演奏を 始めたら、誰も販売コーナーに入っていけないのではないか?という作りです。
 ここでのサポートはGt,Bs,Perc,Gtで、力の入れようがわかります。始まる前から ステージ前で待っている人もいて、滑り出し好調の気配。13時を過ぎたところで この日1回目のステージが始まりました。

 1. 青空
    この日の天気にふさわしい、すがすがしい1曲。知り合いを見付けたのか、ニコニコ
    しながら唄っていました。
 2. ちょちょら
 3. 月のひかり
    ややゆっくりかな、という印象でした。「ちょちょら」がアップテンポなので、
    余計にゆっくり感じるのかもしれません。高音までしっかり出ていて、調子
    良さそうなことがわかります。

 終了後はCD即売とサイン会。知り合いも多かったかとは思いますが、ことのほか 盛況でした。
 続いての会場はTSUTAYA竹尾インター店。スタッフの方が、残り2ヵ所の会場まで 送ってくださるというお言葉にあまえ(こんなに信用されてもいいのでしょうか)、 同乗させてもらったので、絶対にリハにも間に合う移動となりました。なぜなら 奈央さんも同乗していたのですから(^_^;)。
 竹尾インター店もCD販売コーナーの入り口がステージとなりました。こちらは お客さんの見る位置が正面に取れない場所です。15時になったところでイベント 開始となりました。サポートはGt,Bs,Gtとなります。Percのハカセさんは、 会場内でFM新潟の番組用と思われる収録をされていました。

 1. 青空
    Bsの音が出なかったり大きすぎたり、というトラブルはありましたが、
    2回目のステージだけに、奈央さんの声もだいぶ乗ってきていることがわかります。
 2. ちょちょら
 3. 月のひかり
    この日のイベントで一番良かった「月のひかり」は、ここでの唄でした。

 終了後の即売会は、こちらの会場も売れ行き好調で、黒埼店から移動してきた 人もいるようでした。あわただしく次の会場へ向かいます。
 この日最後のイベント会場は蔦屋南万代フォーラム店。3ヵ所のうちでは一番 新潟駅に近いところです。会場に行ってみると、人を集めている書籍売り場や CD売り場からはずっと離れたスポーツ用品店の横のスペースでした。吹き抜け状に なっていて、かなり音が回ります。リハの音を聴いて、歯切れの良い演奏なのに 音がつながって聴こえるほどでした。スペースとしては一番広かったのですが、 お客さんが来るかどうか、不安になるほどです。開始時刻の17時になると、 スタッフの努力もあってか、思ったよりも人が集まっていました。

 1. 青空
 2. ちょちょら
 3. 月のひかり

 「月のひかり」での自然なリバーブはありがたいのですが、やはり他の2曲では 音が回りすぎる会場でした。私はこの会場で「ちょちょら」を購入。しばらくして 「最後の1枚」という声が出ていたので、この日持ち歩いていたCDは完売したのかも しれません。

 今回のインストアはこのスタイル及び選曲でおこなわれるのでしょうね。選曲は 良かったと思います。「青空」でお客さんを呼び寄せて、今回の売り「ちょちょら」を 聴いてもらい、ダメ押しで「月のひかり」でビシッと締める、そんな選曲です。 一連のインストアイベントが終わる頃には、精神的に余裕もできて、きっとMCも 上達していることでしょう(願望含む)。些細なことですが、気になる点として 「月のひかり」の間奏でのフェイク、あと5cm〜10cmくらいマイクを離して、 少しぼやかした方が良いと思います。オフマイク気味にすることで、幻想的な 効果を期待したいところです。「ちょちょら」は何度も唄っていると、メロディーが 一部変わってくるのではないかと思っています(願望含む)。アレンジで「あれっ?」と 思わせる部分と、メロディーで「おやっ?」と思わせる部分があると、聴いていて 面白さが増すと思います。まだまだ成長しそうな歌です(などと、リリースしたばかり なのに、こんなこと書くのはどうかと思いますが…)。  全体を通して思ったのは、奈央さんの調子も良さそうで、気合十分のイベントだった ということです。この日から予定されているたくさんのイベントも、この調子で 張りきって唄ってもらいましょう。

 それにしても、前日同様いろいろな方にお世話になった日でした。 ありがとうございました。
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copyright かみと,2001