小林清美さんのライブが池袋LIVE INN ROSAで行われました。通常だと4,5組の 出演者があるのですが、数日前に出演が決まったラブリン・タンブリンと2組のみの 出演でした。そのためか、19時スタートではなく、19:30スタートに変更されて いました。入り口のところでラブリン・タンブリンのAyaさんとすれ違ったのですが、 かなり久しぶりなのに憶えていてくれたようです。

○ラブリン・タンブリン
  かつてa・aという名前で活動していた二人。改名してから見るのは初めてです。
 1. ひとりごと
 MC 「秋といえば落ち葉」Ayaさんは乾いた落ち葉を踏みしめるのが好きなのだとか。
 2. ミルク
 3. carnival
 MC 池袋初進出ということで「初ブクロ」だそうで。工事中の道路標識が「日本
    むかしばなし」で見た絵に似ている、と、何やら突飛な話をしていました。
 4. 横顔
 5. LOVE SO MUCH
 MC ライブ告知など。
 6. 天使が微笑んだ
  楽しそうに唄っていて、Ayaさんの声も良く伸びていました。Akihiroさんの演奏も
  華やかさがあって、見ていて楽しくなってくるステージでした。

 小林清美さんのセッティング中に、LIVE INN ROSAの鈴木さんとちょっとだけ話を
  していました。2組とも知っていることを告げると「どこから情報を仕入れているん
  ですか?ライブハウスの人よりも詳しいですね」と言われてしまいました。
  清美さんが新事務所となってから出演したのは吉祥寺Star Pine's Cafeと
  池袋LIVE INN ROSAということになりますが、どちらもスタッフに知り合いが
  いるだけに、私でも簡単にブッキングできてしまう可能性があり、事務所の
  方にはもっとがんばってもらわないと、と思ってしまいます。
  
○小林清美
  バンドバージョンでのライブ。アコースティック系の編成はありましたが、
  本格的なBs,Dr,Gtのサポートは初めてとなります。
 1. オマエタチ
    清美さんはキーボードを立って弾きながら唄います。
 2. 未来
    中音域の声が良く出ていたと思います。
 MC ROSAには初めて出演した、という話。
 3. 水玉の傘
    一人で弾きながら唄っているときは良いのですが、バックが入るとボーカルが
    負けてしまいます。
 MC アンケート用紙を初めて手書きにした。レンタルビデオ屋で子供を殴っている
    母親を見て哀しい気持ちになった。ここで清美さんはセンターへ移動。
 4. マシュの木陰
    バックとのバランスも良く、しっかりと唄えていました。この後再びKeyの
    位置へ移動します。
 5. 二人のまま
    Key,Gtのみの演奏。普段の清美さんらしい音になっていました。
 6. おやすみ
    Gtのみの伴奏。中学生の頃に作った曲だそうです。最近の清美さんの曲は
    技巧的になりすぎているところがあり、この曲のような素直なところは
    懐かしくさえ感じてしまいます。本来の清美さんらしい、穏やかな良い曲でした。
 MC キーボードへ移動し、メンバー紹介。
 7. 仮初めの涙
 8. 人魚
    ファルセットの弱さが気になります。バンドサウンドなだけに、かなり弱く
    感じてしまいます。
 MC 「希望を捨てないで」
 9. 夢路
E1. 水玉の傘
    アンコールは全く用意していなかったそうで、この曲を一人の演奏で唄いました。
    「1番と2番とどっちが良いですか?」と、時間を気にしてか半分で終わらせようと
    していたようです。でもフルコーラス唄っていました。

 バンド形式でのライブは初めてということもありますが、唄い方がバンド向きに なっていない感じがしました。サポートがしっかりしていたので、全体的な 安定感とか、弾き語りでは出しにくいサウンドの広がりなどはありました。 以前から「唄をしっかり聴いてもらいたい」という話をしていた気がするのですが、 バンドによって歌詞が伝わりにくくなっていることは認識すべきです。
 今回のバンドライブは挑戦としては面白いと思いますし、いろいろな形態をとれる ことを示してくれた意味は有ったと思います。しかし、清美さんがどういう方向に 進みたいのか、何をやりたいのかが不明確になっているということも感じています。
 また、「多くの人に唄を聴いてもらいたい」と言っていた彼女の思いを叶える 活動になっているか、まだまだ現事務所に対する疑念は消えません。現事務所に 入ってからもうすぐ1年、清美さんは自分の望む姿になっているのでしょうか? 私は、昨年現事務所のIさんが豪語していた内容を忘れてはいません。

 今回も特に清美さんと話す機会はありませんでしたが、挨拶程度とは言え、 清美さんのお母さんと話している時間の方が長くなってきそうな感じです(笑)。
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copyright かみと,2001