こながやひろみさん、高岡奈央さんのライブが吉祥寺Star Pine's Cafeで行われ ました。以前から高岡奈央さんのことをスタパに売りこんだり、2002/02/04に本人を スタパまで案内したりしていましたが、今回ついに出演となりました。

○山崎智咲子
  PfVo。途中からChoの女性が入っていました。
 1. a silent prayer
 2. I love London. OK
 3. 月曜日のABC
 4. 願い
 5. 私の宝物
 6. アワ
 7. シアワセの雨
  鼻にかかった特徴のある声質で、前半はやや声が震えている感じでしたが、4曲めで
  Choが入ったあたりから(初めはハーモニーが不安なところがあったものの)、良い
  感じになっていました。「私の宝物」「アワ」など、きれいなメロディーでした。
  「シアワセの雨」はD→E→Fというように転調していきますが、歌詞はあまり工夫が
  されていなかったので、もうひとひねり欲しいかも。

○Kumako
  PfVo。サポートはBs、Gtでした。この構成は初めてだそうです。
 1. sigh
 2. In the midnight hour
 3. いちばんBlues
 4. 恋のうら
 5. Days(Instrumental)
 6. again
 7. Moonlight Serenade
  昨年8月以来のライブとのこと、そのとき「いちばんBlues」の“いちばん”の
  意味を説明していたのを憶えています(意味は憶えていませんでした(^_^;))。
  全体的に聴き流してしまいそうなところがあり、インパクトが薄い印象でした。
  葛岡みちさんのような声や雰囲気が好きな人は好きかも。
  http://www.woman.co.jp/myhomepage/71/kuma-ring/

○高岡奈央
  サポートはPfKey(女),Bs,Perc(女),Gtでした。普段のメンバーとは違います。
 1. ちょちょら
    やや速いように感じました。Jackさん(fromソラリズム)のGtがきれいに決まって
    います。楽器が増えている分だけアレンジに変化を持たせられると思うのですが、
    それでも後半は単調になりがち。
 2. 100円ショップ
    初めて聴く曲。低音域中心のメロディーが続くので、あまり声の良さが活かされて
    いない感じ。楽曲は「ちょちょら」のようなメロディーに、「デメキンの唄」の
    みたいな箇条書きの日記のような歌詞をつけたものでした。
 MC Star Pine's Cafe初めてのライブ、という話。
 3. デメキンの唄
    Keyの音がほとんど聴こえなかったのですが、なんとなくトラブッている感じの
    PAでした。この曲も含め、全体的にGtのアタック音が強く感じられて、もう少し
    抑えた方がバランス良いのではないかと思ってしまいます。
 MC
 4. I can't make you love me(Bonnie Raitt)
    カバー曲。好きなアルバムに入っている曲とのこと。
 5. 青空
    こちらもなんとなく速い印象。もう少し軽い音作りになれば速く感じなかったの
    かもしれません。テンポについていけず全体的にもたついている感じがしました。
    私にしてみれば懐かしい曲で、奈央さんの高音域がきれいに出ているのを
    聴いて少し安心。
 6. オニ
    こちらも初めて聴く曲。全体的に力を抜き気味に唄っていて、新たな高岡奈央さん
    の一面を見せてくれました。「ラッセル車」の雰囲気に近いかも。じわじわ染みて
    くるような楽曲だと思うので、うまくこの曲の雰囲気を作れるようになると、
    さらに良くなるでしょうね。
  Pf(Key)が入る構成を見るのは初めてでした。座って唄うくらい、全体的にもっと
  ゆったりと余裕を持って欲しかったように思います。今回のメンバーは普段と異なる
  こともあり、少し堅さが感じられましたが、奈央さん自身はしっかり唄っている
  印象を受けました。スタパではボーカルの伸びが活かせる楽曲が欲しかったですね。
  私の希望は「月のひかり」でした。この曲が一番スタパに合っていると思って
  います。
  それから、これを機にソラリズムもStar Pine's Cafeでやってもらいたいところ。
  
○こながやひろみ
 1. 雨降り人
 MC 「夜もふけてまいりましたが、最後までゆっくりしていってください。」
    なかやまゆきさん(Perc)が登場します。
 2. 春の歌
    間違えて最初からやり直します。歌詞を間違えていたのが原因だったようです。
    3回目にしてやっと最後までいきますが、終わり方も中途半端な感じ。
 3. クルクル
    実際にPercが入ったのはこの曲から。
 MC なかやまゆきさんは専門学校の先輩。学生の頃に組んでいたバンドのメンバーでも
    あったとのこと。先月も一緒に出演していますが、先月まではずっとやっていな
    かったそうです。なかやまさんとの演奏は次の曲まで、という話をしたのですが、
    曲順を間違えていたようです。
 4. ギター
 5. 二人のことを
 MC 「順番を間違えてごめんね。」
 6. 眠たくなってきた
    なかやまゆきさんのサポートはここまで。
 MC 「眠たくなっちゃいましたか?」「大ハプニングはありましたが…」
 7. わたし(仮)
    思ったことを言えないとか、弱虫とか、ずるい人とか、そういうイメージなの
    でしょうか。
  今回のこながやさん、声は良く出ているのですが、なんとなく普段と違うところに
  意識が集中しているように感じられ(ピントがずれている感じ)、思い込みによる
  間違いが多かったようなライブでした。そんなライブでしたが、盤が印象的でした。
  しっかりこながやさんの世界を作れていた気がします。

 こながやさんのサポートをしていたなかやまさんの付き人状態でPiasaさんが いました。普段からあんなフリルのついたスカートはいているのか、とちょっと 笑ってしまいました。
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copyright かみと,2002