吉祥寺Star Pine's Cafeで行われた“詩百の木63”を見てきました。Amikaさんが 出演することもあり、開場時から人が並んでいる盛況ぶり。立ち見も多数出るほど でした。

○REALBOOK
  以前に見たことがありますが、あまり憶えていません。Hanako Suenagaさん(Vo)、
  Mitsuhiro Matsudaさん(Key)、Satoshi Yoshidaさん(Gt)、Tomohiro Egamiさん(Bs)、
  Goh Nakazawaさん(Dr)、Keisuke Nakamuraさん(Trp)、Kenshi Watanabeさん(Sax)。
 1. アイタイナ
 2. Tea for two
 3. GRANNY
 4. Why not?
    この曲からSax,Trpが加わります。
 5. tokutou-seki
 6. So in love
  松任谷由実さんのような声質のところもあり、唄っている曲はジャズ系からR&Bっぽい
  ものが主でした。一番良かったと思うのは3曲目ですが、どこが良いと明確に言えない
  感じがあります。全体的に印象は薄かった気がします。
  http://www.galstown.ne.jp/ongaku/realbook/

○高岡奈央
  今回はStar Pine's Cafeの雰囲気に合わせてしっとりとした曲中心で、事前に私の
  リクエストに応えてくれるという話を聞いていたこともあり、楽しみでした。
  サポートはGt,Bs,Perc。
 1. 100円ショップ
    少し鼻声かな?と思って聴いていましたが、後で本人に聞いたら特にそんなことは
    ないとのこと。だとすると少し高音域の伸びが足りません。
 MC 「こんばんは、高岡奈央です。久しぶりのStar Pine's Cafe、人がいっぱいだ。」
 2. デメキンの唄
    この曲は声が良く出ていました。
 MC 無料CDについて。
 3. オニ
    前の「デメキンの唄」とは対照的にささやくように唄います。今回の曲数では
    メリハリという面で効果が薄かったかもしれません。きっとこの曲は、ロック系
    の選曲で進めていった後で、ふっと力を抜けるような位置づけにあると良いように
    思います。「こういう曲も唄えるんだ…」とお客さんに思われるとベスト。
 4. 補助輪
    最近この曲の歌詞をいろいろと考えています…ということをアンケートに書き
    ました。主な内容は“自転車はペダルをこぎ続けていないと倒れてしまう。
    子供は補助輪を付けて倒れないようにしていられるけれど、大人は補助輪無しで
    自転車に乗る。大人は暮らしていくために走り続けなければならない。でも、
    時には補助輪が欲しいときもあるもの。自分にとっての補助輪って何だろう?”
    というもの。
 MC ライブ告知。
    「初めてStar Pine's Cafeに来たとき、ここで唄いたいと思った曲を。」
 5. 月のひかり
    高岡奈央さんをスタパに連れて行ったとき、「ここで「月のひかり」を聴きたい」
    と言ったことを思い出します。高い天井にすーっと抜けていく感じがなんとも
    言えません。大サビの最後の部分など、いつものようにゾクゾクする感じが
    味わえました。
  全体的に高岡奈央さんの声が引き立つ内容でした。コーラスもきれいに決まって
  いて、一体感のあるステージだったと思います。どうしてもメロディアスな曲や
  曲の構成に起承転結のあるタイプが好きなので、前半の比較的単調なメロディーの
  曲よりも「月のひかり」のような楽曲が増えることを望んでしまいます。

○原田博行
 1. 夢のないライオン
 2. 遠い空
 3. 砂の嵐
 4. プロ野球観戦
 5. そんなわけで私は元気です
 6. 帰路(?)
  いつもながらの穏やかで笑顔を絶やさないステージでした。唄もしっかりしていて
  ソロでのスタイルもきっちりと形になっていると思います。…といいつつも、彼の
  所属する京都町内会バンドは見たことありませんが。客席には同じ京都町内会バンド
  の笹野みちるさんがいました。彼女を見るのはかなり久しぶり。

○鈴木朋
  久保田光太郎さん(Gt)、ファイヤーさん(Bs)、田辺晋一さん(Perc)の
  サポート。GtとBsはSuper Trapのメンバーです。
 1. REDEMPTION SONG(BOB MARLEY)
 2. インド歌
 MC 口内炎になったという話。
 3. 生活のサイズ(Super Trap)
 MC
 4. 大事な気持ち
 5. 旅に出よう(?)
    この曲だけ朋さんはKey、他の曲はPfでした。
 MC メンバー紹介。
 6. 薔薇色の日々
    朋さんの世界観がうまく表現できている曲だと思います。
 7. いえいえそんなウソウソドキ
 8. All right
  MCの感じはROCOさんみたい、スキャットの入れ方は二階堂和美さんみたい。
  最近の朋さんはボーカルに力が出てきたので、今回のようなバンド編成でも
  負けることなく、しっかり声を伝えられていたと思います。もっとも、彼女の
  声は好き嫌いがはっきりしそうなので、いかに受け入れてもらえるかが鍵になる
  かと思っています。
  鈴木朋さんを見に、イズミカワソラさんが来ていたそうです。私は見かけません
  でしたが、妹のまりさんは見かけました(まりさんは今は唄っていないのでしょうか)。
  そらさんが見に来るアーティストって(所属関連は除き)、そらさんに似た癖のある
  ボーカルの人が多いようですね(以前見かけたのはesrevnocの時でしたし)。

○Amika
  たつのすけさん(Pf)のサポート。以前から関わっていたたつのすけさんとの
  ステージだけに、雰囲気は穏やかなものがありました。
 1. ナンを食べにいく
    曲の最後にたつのすけさんが、ピアノ線を直接引っかいて音を出しているのには
    ちょっとびっくり。
 MC 「こんばんは、Amikaです。久しぶりにたつのすけさんとのライブです。」
 2. How can I say
 MC 「次はカバー曲、とても悲しい歌です。」
 3. Moonlight Shadow(Mike Oldfield)
 4. 朝方
 5. 愛とそのほか
 6. 90%
 7. 星の光
 MC 「気をつけて帰ってください」
 8. 世界
E1. 揺れる光ない海の底
  いつものように独自の世界を展開するAmikaさん。昔の曲を唄ってくれているので、
  私が聴いていた頃からの時間の経過をそれほど感じさせません。たつのすけさんとの
  息はぴったりですね(たつのすけさんがうまく合わせている)。Amikaさんの場合は
  うまいとか下手とかいう次元ではなくて、心にグサッと刺さるものがあるかどうかで
  聴いた人の好みが分かれると思っています。コアなファンがついているのもそういう
  ことからかと思います。異例の(?)アンコールまでやっていましたが、ダブル
  アンコールを要求して一人だけで5分以上手を叩いている、周りの状況を判断できない
  お客さんがいる辺りも、いかにもAmikaさんのコアなファンらしい。
 

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copyright かみと,2002