新井裕子さん、石嶺聡子さん、成田有里恵さんらが江古田マーキーで行われた イベントに出演しました。石嶺さんをマーキーのようなところで見られるという時点で 興味がありましたが、新井裕子さん出演で見に行くことが決定。会場につくと既に 長い行列ができていて、かなりの盛況ぶりでした。やはり石嶺さんのお客さんが多い ようですが。

○恋川はる野
  オープニングアクトです。Gt,Gtのサポートで本人は唄のみ。
 1. 異邦人(久保田早紀)
 2. 遠くにいる君へ
 3. となり
 4. 海まで
  透明感のある声質で、歌謡曲路線といった感じ。「異邦人」を選曲していることも
  あり、あまり若そうに見えないのですが、私の思い過ごしかもしれません。癖の無い
  唄い方なので、歌謡曲系のコーラスなどに向いているように思いますが、メイン
  ボーカルとなると、もう少し特徴が欲しい気がします。

○石嶺聡子
  Gt,Perc,Keyのサポート。Percは小関純匡さんでした。
 1. “ブーツを脱いで…”
    低めのキーの曲。
 2. “生まれたての世界に…”
    本人もGtを弾いています。
 MC 「こんばんは、石嶺聡子です。アコースティックで短い時間ですけれども、
    楽しんでいってください。」
 3. ローズマリー&タイム
    石嶺さんの曲の中で好きなもののひとつ。
 MC 沖縄に行っていて、一昨日はライブがあった。東京では久しぶりのライブで、
    女性ボーカルのイベントに出ることはないので、楽しみにしてきた。
    最近は曲作りをしていて、家にこもっているため、近くのコンビニに行くことが
    気晴らしになっている。家から見える景色、家の様子を歌にすることが多い。
 4. ベランダ
    最近作った曲とのこと。
 MC いつもライブで洋楽のカバーを唄っている。
 5. Both Size Now(Joni Mitchell)
 MC 沖縄出身なので雪がものめずらしい。
 6. マフユノハナビ
 MC メンバー紹介。
 7. ひだまり
    後奏でリズムが4拍子から3拍子に変わりましたが、お客さんは同じペースで
    手拍子していて、石嶺さんちょっと困った様子でした。
  さすがに圧倒的なボーカルの力、表現力ですね。今回のような音数の少ない状態でも
  きっちり世界観を表現できているのは見事です。

○新井裕子
  以前はBs,Gtというパターンでしたが、今回はPerc,Gtのサポート。
 MC 「こんばんは、新井裕子です。」
 1. あの空の向こうに
    スローなバージョン。コード進行が通常バージョンと違うので、ちょっと違和感
    があります。
 2. A Place Inside Me
    少しギターの音が濁り気味かな、という印象でした。
 3. Endless Summer
 MC 「こんなにいっぱい見に来てくれてうれしいです。パーマをかけたのですが、
    どうでしょうか。ライブハウスは久しぶりで、この日をずっと待ちわびて
    いました。久々だから緊張します。」
 4. talk about us
 MC 「この曲は、作詞作曲して初めてCDになったのでうれしかった。思い入れの強い
    曲です。」
    「曲作りをしていて、いきなりいい感じの曲ができたので、緊張するけれど…
    やさしい曲です。」
 5. FLOWER
    高音域が綺麗に伸びていました。3連の曲。
 MC 「どうでした?幸せな曲を聴きたいと思って作った曲でした。」
    「皆が楽しめる曲を持ってきました。」
 6. Everyday is a winding road(Prince)
    曲の途中でメンバー紹介。お客さんにも唄わせます。
 MC 「楽しいですね。帰りたくないな。」
    ライブ告知。10/4の三軒茶屋グレープフルーツムーンについて「チケット持って
    いる人?」と元気よく尋ねていましたが、誰一人反応しません。お客さんから
    突込みがあって、前売りが無いことを知って苦笑い。
    「体が震えるような喜びって感じたことありますか?そんな強い喜びの歌です」
 7. true days
  ストリートライブだけに限らず、このところ頻繁に唄っていることもあってか、
  着実に成長していることがわかります。今回のライブは声に伸びがあり、安定した
  唄でした。ギターはもう少し練習した方が安心できる気がします。

○成田有里恵
  Gtのサポート。
 1. Baby, Baby, Baby
    穏やかに聴くは強すぎる、しっかり聴くには弱すぎる感じ。
 2. 自由旅行
 MC 「ずいぶんさっきより見やすくなっていると思います(苦笑)。」
    お客さんの数は石嶺さんのときがピークで、新井裕子さんの前で3割くらい減って、
    成田さんの前にはさらに2割くらい減った感じでした。
    「穏やかに、大きな心でいたい。」
 3. 空
    先日披露したばかりの新しい曲。
 MC 「性格的にアーティスト向きと言われます。社会に適用できないということらしい
    のですが。」
 4. 愛ある場所
 5. 月と太陽
    この曲の後半で転調したいと思ったのですが、「Hey Boy」と同じような展開に
    なってしまうのかも。
 6. プレゼント
 MC 蚊の話。とても虫には敏感で、蚊に刺されると人一倍腫れてしまう。先日電車に
    乗っていたら、隣の席で寝ていた若い男の人の頬に蚊が止まっていて、このまま
    では刺されると思ったけれど、叩くわけにもいかないし、一生懸命追い払おうと
    していた。ふと前を見ると、そんな自分が見られていて、まるでその男の人を
    好きなのかと思われていたんじゃないかと感じて、それ以上何もできなくなった。
    でも気になって男の人を見ると、蚊が少し移動していてまた血を吸っていた。
    どうにもできないので、少しずつ離れて自分の身の安全を守ることにした。
 7. Hey Boy
    一番成田さんの唄い方に合っている曲だと思います。
 MC 告知。しっかりライブ告知の歌も唄っていました。
 8. Bon voyage
  成田さんの唄は、中高音域の得意なところだと声がしっかり出ているのですが、
  低音域などは弱め。弱く唄っているのではなく、必然的に弱くなってしまっている
  ように聴こえていて、うまく声をコントロールできていない感じがします。
  その辺りが滑らかにつながると聴きやすくなるように思います。

 成田さんからのDMに、私がどういう仕事をしているのか気になる旨が書かれて いましたが、本当に気になるのでしょうか?(笑)
 また、成田さんのMCの中で「心を大きく持ちたい」という話がありました。 私もそうありたいと思う反面で、自分に対して正直でいたいという気持ちの方が強い のかもしれないと思っていて、「心を大きく持つ」ということはどういうことなのか と考えていたりして。本来の自分の心よりも大きく見せるのは見栄や偽善になりかね ない、本来の心が大きい人は大雑把とか無関心とか優越感とか。自分の中でそれぞれに 心の広さの基準があるから、人それぞれで良いのですけど。 (例)あなたはいくらまで募金できますか(いくらまで友達にお金を貸せますか)? 大抵上限がありますよね。
(例)自分や世間に対する他人の行動をどこまで許せますか?どういう行動かにも寄りますが。
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copyright かみと,2002