加藤あすかさんのライブを四谷天窓で見てきました。前日に引き続き"PIANO&WOMAN" です。オープニングアクトがあると聞いていたのを忘れていて、私が着いたときは 既にオープニングアクトの演奏が始まっていました。

○Sanae
  唄・演奏ともに安定していていました。石嶺聡子さんのキーを高めにして
  洋楽ポップスを唄わせたような感じです。低音域の声に迫力がありました。
  どことなく楠野紋子さんのような雰囲気を思わせます。「ハレルヤ」という曲は
  鬼束ちひろさんの「月光」のような曲でした。最後の曲ではBluem of Youthの
  松ヶ下宏之さんがサポートしていました。
  http://hw001.gate01.com/~bgb/sanae/

○Kissing Grammy
  D2さん(Pf)とAyaeさん(Vo)の男女ユニット。以前D2さんのライブにAyaeさんが登場
  したところを見たことがあります。
 1. 雨が止むまで
 2. Dear Boys
 3. ガーベラ(スピッツ)
 4. 五月雨橋
 5. 月桃
  ボーカルは前半特に弱めで、あまりはっきりしないところがあります。A前後の
  音域が一番良いと思います。低音域の唄い方はsistersみたいでした。
  曲の雰囲気など花岡幸代さんを思わせる感じ。全体的にハモリは微妙でした。

○マコロン
  いとうまさみさん。柔らかい声でフワフワした唄い方をします。
 1. 肉料理魚料理
 2. 天気雨
 3. ポッキー
 4. ???
 5. 南国旅行
 6. 鳥
 7. ブラウニー
  全体的に短い曲が多く、唐突に終わってしまうような印象の曲がありました。
  ボーカルが特徴的だと思うので、声がもっと前面に出てくるような唄い方が良い
  のかもしれません。最後の「ブラウニー」はもう少しスイング色を強めたいところ。

○成底ゆう子
  相馬哲也さん(Gt)のサポート。
 1. 幻の花
 2. 眠り
 3. white
 4. 深い海
 5. 秋色は満月の恋
  「幻の花」はまろやかな唄、それに対して「眠り」は力強い印象。今回は「white」
  があったので、演奏曲の中でもアクセントになっています。全体的に唄が安定して
  います。完成された感があるので、今後成長するのは大変かもしれないと思いながら
  聴いていました。

○加藤あすか
  1ヶ月のフランス留学から帰ってきて初めてのライブになります。
 1. R
    あっさり唄い始めます。高音域の伸びはいつもながらにきれいです。
 MC 「帰ってきました。2ヶ月ぶりのライブ、一皮むけた加藤あすかです。」
    「フランスへ行って1,2kg肥えて一回り大きくなった加藤あすかを楽しんでいって
    ください。」21歳になったという話もありました。
 2. Yellow
    後半でリタルダンド〜ア・テンポしていました。
 3. アレクシア
    新曲。21歳になったということで、バーをテーマにした(?)大人っぽい曲とのこと。
 4. Sunny Days
    今回のライブで一番良かったと思う曲。
 MC フランスに行っている間、ちょっとホームシックになったりしたけれど、手紙や
    メールで励ましてくれた友達から、光みたいなものをもらった。その人達に
    駅衿蝶の気持ちを込めて。
 5. Dear my...
    新曲。この新曲も印象的でした。ロングトーンで均一に声が出るところなど、
    安定感があって良かったです。
  全体的に緊張感は漂っていたものの、声の状態や唄い方は前回のライブより良かった
  と思います。スーッと伸びる声が気持ち良いですね。

○藤原豆子
  Accordのサポート。
 1. モノグラム
 2. ニイタカ山ノボレ
 3. インピーダンスと氷砂糖
 4. もんきーばなな
 5. トロワ・トロワ・トロワ
 6. ショートケーキ
 7. オペラ(マリアカラスをぶっとばせ!)
  よく聴けばストーリー性があるのかもしれませんが、さらっと聴くと散漫な
  メロディーに感じてしまいます。曼荼羅などに出ているタイプで、アコーディオンが
  入ることで、キキオンを思い出すようなイメージが強く感じられます。


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copyright かみと,2002