千葉大学の学園祭で伊藤サチコさんのライブを見てきました。会場は体育館です。 前売りチケットは2500円でしたが、なかなか動員が苦しいようで、当日500円で 売られていました。千葉大生は無料とのこと。前の方は指定席になっているため、 混乱することも無く16時の開演時間を迎えます。16:11頃開演。学園祭にしては比較的 スケジュール通りに進んでいた方ではないでしょうか。まぁ、学生は受け付け程度しか やっていなかったのかもしれませんが。

 1. 宿題
    まずは一人で登場し、弾き語りで唄います。唄い始めは少しかたい印象でしたが、
    すぐに力強い唄になりました。
 MC 「みなさん改めまして、伊藤サチコです。こんにちは。(お客さんからの声があり)
    声が聞こえて安心しました。今回は千葉大の学園祭に呼んでくれてありがとう
    ございます。」
 2. 花束
    この曲からサポートメンバー登場。ビックリするようなメンバーでした(メンバー
    については後述)。
 3. 万華鏡
 MC 「今、21歳で大学生と同じ年頃です。大学には行ったこと無くて、高卒なので。
    大学祭に出られて緊張しています。」
    マネージャーさんが千葉大学出身という話。
    「ライブを心底楽しんでもらいたいのですが、続けていいでしょうか。」
    「大学生というと夢を持って過ごしている方が多いと思いますが、私は
    音楽しかやりたことが無くて、音楽しかできることが無かったので、こうして
    音楽をやっています。」
    ここでサポートメンバーは古川昌義さん(Gt)のみになります。
 4. 嫌いになってください
    前半で良かった曲。シンプルな構成だけに、ボーカルが映えます。
 5. 心の扉
    この曲では伊藤サチコさんは演奏せずに、Gtのみの伴奏。
 MC ここで棚谷祐一さん(Key)がアコーディオンを持って登場。棚谷さんはアルバムや
    「カレンダー」などでのサウンドプロデューサ。
    「学園祭オーラが無くなる感じだけど…」と次もしっとりした曲。
 6. コップが割れた日
 7. 僕の場所
    この曲もパワーがあります。いつかCD化したいとのことでした。
 MC bayfm「仮面キッズ」について。千葉大生がレギュラーで出演していたことを
    お客さんに確認、「知ってますか?(初めは無言の客席でしたが、しばらくして
    「知っている」の声を受けて)…そりゃ良かった。」千葉大生にお願い事を
    言われたけれど、忘れてしまったとのこと。
    ここで三沢泉さん(Perc)も戻ります。
 8. 虹と夕日と
    サウンド的には、この辺りが一番の盛り上がりどころだったのだと思います。
 9. カモメ
 MC マキシシングル「カレンダー」の日付シリーズについて。同じ一日でも人それぞれ
    違う、という内容。
    「うっかり喧嘩したときの歌を唄います。ライブ初披露です。」
10. あの日のこと
11. さようなら、木
    徐々に盛り上るこの曲、魂がこもっている感じが伝わってきます。
 MC ここで伊藤サチコさんはセンターへ。「すごく気持ちよく唄いたいと思います。」
12. カレンダー
    全般的に良かったのですが、一部ロングトーンが雑に聴こえてしまうところが
    ありました。PA側にも少しトラブルがあって、ボーカルの外音が途切れる場面も。

ここで本編終了。17:26頃でした。アンコールになります。

E1. ハンカチ
    棚谷さんと二人のみのステージ。

 終了は17:34頃だったでしょうか。
 古川昌義さんと三沢泉さん、学園祭ではもったいないと思ってしまうようなすごい サポートメンバーでのライブでした。学園祭でこのメンバーを使ってしまうなんて、 かなり力が入っているのだと思ってしまいます。このメンバーで当日500円は安すぎ。 きっちりとした演奏で良いのですが、学園祭ということを考えると、ちょっと 落ち付きすぎてしまったかも。体育館にしては音の回りも気にならない感じで、 ホールくらいの残響で抑えられていたこともあって、聴きやすいライブだったと 思います。伊藤サチコさんの声も全体的によく出ていて、この日にターゲットを 合わせていたのだろうと感じさせる気合いの入り具合でした。
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copyright かみと,2002