入日茜さんのワンマンライブが南青山マンダラで行われました。普段のライブの状況 を考えるとお客さんが集まらないのではないか、と心配していたのですが、ほぼ満席 でした。10分ほど遅れて開演。いつもの登場時の音楽に乗せて一人で登場。

 1. 春霞
    緊張気味なのか、少し声が震えています。いきなり1曲目からライブが終わりそうな
    別れの曲なのか…と新たな旅立ちでも意味するのかと考えていましたが、そもそも
    入日茜さんは別れの曲が多いのでした(^_^;)。
 2. 紗幕
    ロングトーンがもう少し安定していると良かったと思います。まだ緊張感がある
    のか、しっかり声をコントロールできていないのことは、ロングトーンでわかる
    ものです。
 3. 冬の証(仮)
    「冬の帰り道」という言葉が印象的でした。
    追記:「霜月〜冬の匂い」というタイトルになったようです。
 MC 一人目のゲスト登場。宮澤貴子さん(Fl)。前日が誕生日だったそうです。
    誕生日に入日さんがバースデーケーキを買って来た、という話もありました。
 4. 檸檬
    声や音のバランスがとても良かったと思います。
 5. 骨なしヴァランタン
    この曲ではVnが入っています。Vnの音がきれいに響いていました。入日さんらしい
    音の作りになっている気がしました。
 MC 伊藤ゆきさん(Vn)を紹介。
    入日さんは映画音楽が好きだったこともあり、開演前の曲も映画音楽を使っていた。
    映画の曲は映画を離れても映像が浮かぶ。そのような曲を作っていきたい。
 6. 白い部屋
    前半から少しミスタッチがありましたが、後半で結構派手に間違えています。
    知らない人はそういうものかと思って聴いてしまうかもしれませんが…。

ここで一旦入日さん退場。もしかして衣装替えか?と思っていましたが、ステージが
ほとんど見えないところにいたので、確認できていません。ここでDr,Bsのサポートが
入るためにセッティング。本来ならばMCでつないでも良さそうなくらいの小休止、
入日さんだけに一旦退場していたのかも。

 7. 水色の街
    Fl,Vn,Dr,Bsでバンドっぽくなります。この曲はDrよりもPercくらいの方が良い
    ように思います。Drをバシバシ鳴らせるわけではないので、今一つ締まりの無い
    感じになりがち。
 8. 別れの情景
    Vn,Dr,Bs。入日さんの曲の中で好きな1曲。曲の導入部分がさりげないほど、
    心に入りやすくなる気がします。
 MC 宮野和也さん(Bs)、HIDEさん(Dr from can/goo)の紹介。スペシャルゲストとして
    DEENの田川伸治さん(Gt)が登場。入日さんがレコーディングやツアーに参加した
    とか、楽曲を提供してくれたとか、口数の少ない入日さんに代わって解説して
    いました。
 9. ほどけた糸
    Fl,VnがChoとなり、さらにDr,Gt,Bs。
10. 真夜中の猫
    Cho,Cho,Dr,Gt,Bs。バンドとして一番よくまとまっていたと思います。曲の最後は
    上がるメロディーラインになっていましたが、曲の雰囲気を考えると下げる方が
    良いように思います。
11. 魂のうた
    Fl,Vn,Dr,Gt,Bs。こちらもバンドサウンドによりスケールの大きな曲になって
    いました。唄も安定していたと思います。
 MC サポートメンバー退場。「またひとりになりました。」
    「私を今まで育ててくれた両親に感謝の気持ちをこめた曲を。」
12. 羽
 MC 東京へ来て丸2年という話から、皆の協力があってこうして唄っていられると
    感謝の気持ちを表していました。「皆さんの心に届く歌を作っていきたいと
    思います。」
13. シルエット

本編終了。アンコールになります。

E1. Tears on Earth
    DEENに提供した曲らしいです。
 MC 「アンコールありがとうございます。たくさんの人に支えられてここにいます。
    自分は何ができるか…歌を作って歌を唄うこと、それだけです。人の中には
    いろいろな感情があって、自分が強く感じたものを歌にして生きていきたいと
    思います。」
E2. リリィ
    最後は定番のこの曲でした。

 普段のライブ構成に慣れているためか、小休止前の4,5曲目(ちょうど開演から30分 くらい?)が一番安定していたと思います。バンドでのライブは始めはぎこちないところ があったものの、入日さんのアラが隠される感じでした(^_^;)。 かなり気合いの入っているライブだったのは見ていて伝わってきますね。終演後に 入日さんの顔が紅潮しているように見えたのも、そのことを物語っていたと思います。 私の印象としては、構成こそ普段と違っていたものの、普段の入日さんそのもの という気がしました。
 聴いていて思ったのは、バンドにするよりもオーケストラ(そこまではできないと 思いますのでカルテットくらいで手を打ちましょう(笑))が似合うだろうということ。
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copyright かみと,2003