渋谷O-Crestで“東京百歌・別冊”を見てきました。Pigeon's Milk、[ma]などが 出演です。私が着いたときはオープニングアクトのヒルギさんのステージが始まって いました。チケット料金がドリンク別で前売2500円、当日3500円だったのは、 ちょっと衝撃的でした。

○ヒルギ
  2日前も見逃していたヒルギさん。沖縄出身の女性で、GtVoです。パワフルな唄い方の
  方が合っていると思うので、いかにも沖縄を意識したような島唄系メロディーの曲は
  唄わない方が良いのではないかと思います。それがシングル曲らしいですが…。

○[ma]
 1. flare
 2. 三日月
 3. 今日も明日も
 4. Replay
 5. aLIVE
  曲数の少ない中でうまくまとめていたと思います。全体的にAyakoさんの線の細さが
  気になるところはありますが、そういうユニットになってしまった、というのが
  正しい判断なのかもしれません。

○Pigeon's Milk
  Key,Vcのサポート。宗一郎さん(Gt)はいませんでした。
 1. 北風
 2. 川に浮かぶ花
 3. りんご
 4. 同じ空の下
 5. Reborn
  サポートの音色の関係もあり、柔らかい音を響かせるライブでした。「同じ空の下」
  など、せつなさ漂う良い雰囲気だったと思います。
  見たのは4月初めのワンマンライブ以来でしたが、宗一郎さんが出演しない上、
  3rdシングルのタイトルが「Reborn」だったりして、もしやソロユニットになって
  しまったのではないか、と心配しつつ聴いていました。
  追記:4月末で宗一郎さんは脱退したそうです。今後は工藤ももさんがソロユニット
  Pigeon's Milkとして活動していくとのこと(2004/06/19)。

○大島花子
  KeyVoのポップス系。坂本九さん、柏木由紀子さんの娘として名前の通った人です。
 1. 東京タワー
 MC 昨年11月に「見上げてごらん夜の星を」をリリースした。Smooth Aceが
    レコーディングに参加してくれて、公私共に仲良くさせてもらっている。
 2. your side(Smooth Ace)
 3. ホットミルク
 4. 見上げてごらん夜の星を(坂本九)
    オケ付き。
 5. “ある時ふと思った…”
    オケ付き。
  演奏は危なっかしいところがあって、間違えると唄だけになる状態も何度か
  ありました。鼻にかかった声で、低音域や高音域は苦しそうでしたが中音域の
  やや低めのあたりが一番得意そうな音域のようです。「見上げてごらん…」は
  なかなか斬新なコード進行でした。リリースして半年経ち、「自分らしさを
  出していけば良いと最近気付いた」とか言っていましたが、レコーディング前に
  気付くべき?
  Smooth Aceの重住ひろこさんが来ていました。暗がりだったのでちょっと自信
  ありませんが…。

○鈴木早智子
  元Wink。Gtのサポート。
 1. “長い夜が悲しい…”
    カバー曲(?)。
 2. 好きになって、よかった(加藤いづみ)
 3. UNBREAK MY HEART
 4. VOICE
    オケ付き。
 5. 止まった時計(飛鳥涼)
    オケ付き。
  全体的にもわっとした感じ、というか、鼻歌に近いような印象でした。
  Winkという過去の栄光はあるものの、Winkも没個性といったイメージがあって、
  その路線は継承していると言えるのかもしれません。

○篠原美也子
  客席をうろうろしていた篠原美也子さんが飛び入り参加。唄い出す前に早口
  (本人曰く、3倍速)で、自己紹介や東京百歌の宣伝をしています。
  「奇跡のオンタイム進行(東京百歌では珍しいらしく、大阪百歌は1時間50分
  押しだったとのこと)、ここからが長いよ。」とか話していました。
  「4月18日のワンマンライブ以来、初めてピアノに触った。」とか…。
  早口で喋りまくった後(5〜6分?)、おもむろに唄います。
 1. 秒針のビート
  デビュー当時の篠原美也子さんを思わせるような雰囲気の曲で、いかにも
  篠原美也子さんらしい楽曲でした。こういう曲を唄ってくれるとうれしい。

○奥井亜紀
  Gtのサポート。
 1. I LOVE YOU
 2. ゆきうさぎ
 3. LOVE&LOVE
 4. AKA
 5. ラブレター
  高音域まで安定したバランスを保っていて、安心して聴いていられるライブでした。
  「ゆきうさぎ」など懐かしく聴かせてもらいました。柔らかさと強さを兼ねている
  ファルセットなど、10年の貫禄を見せ付けるかのような内容でした。


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copyright かみと,2004