長谷川都さんの“歌種その16”を下北沢440で見てきました。今回のテーマは雨。 BGMの映画は「SINGIN' IN THE RAIN(雨にうたえば)」、音楽は「RHYTHM OF THE RAIN」 とのこと。今月の特別飲み物は「TSUUが夢中のラムコーラー!」、特別食べ物は 「初夏の雨とササミヤコ入り生春巻」。

第1部
 0. “ごきげんいかが…”
 1. 土の中
    軽く自然に唄っています。
 MC 「今日は雨の中、来てくださってありがとうございます。雨は今日の演出。
    晴れ女なんですけど、雨をテーマにしたとたんに雨って…。」
 2. 大人のこども
 MC 階下の251の音が伝わって「下からドンドン来るんですけど…負けない!!」
    歌種の説明。最近はパーカッシブになっている。「心がしずしずしています。
    唄うって大事なこと、届けるって大変なこと。」
 3. すてきなふたり
 MC ゲストを紹介するにあたり「音楽が繋がっていけばいいと思っています。」
    この日のゲストは戸田和雅子さん。いきなり戸田さんからお詫びがありました。
    つーちゃんの家に遊びに行ったとき、お土産としてメロンを持っていったけれど
    後になって別の人から、つーちゃんはメロンが嫌いということを聞かされた。
    戸田さんの名前の“和”は「置き字ということで」だそうです。
 4. 霧雨(戸田和雅子)
    小さなウィンドチャイムを使っているつーちゃん、勢い余ってマイクの方に
    倒してしまいます。
 5. 大事なのは強く思うこと
    つーちゃんと戸田さんの声がうまく合っています。確かに似ているかも。
 MC 6月19日のライブに向けて二人で曲を作ろうとしている。
 6. 出かけよう(戸田和雅子)
 MC ここで戸田さんはステージを下ります。
    「誰かと一緒に曲を作ることが無かったので、すっごい楽しい。」
 7. はなうた〜明日が思い出になるまえに〜

第2部
 1. 言葉なんてなければいいのに
 MC 「楽しんでいらっしゃいますか。」
 2. だいきらい
    ゆったりとした唄でした。
 MC 「なかなか自分を好きになれない、好きになったり嫌いになったり。」
    おしゃべりのコーナー「すてきです」今回は「歌ってすてきです」ということで
    お客さんからテーマをもらって、即興で曲を作ることになりました。
 3. あじさい
    即興で作った曲。2コード程度の簡単なものでしたが、わずか数分で核となる
    部分を作り上げてしまいました。
 MC カバー曲のコーナー。戸田さん、入倉さんを加えての演奏。
 4. Rain drops keep falling on my head(カバー)
    戸田さんのサポートはこの曲のみ。入倉さんは引き続きサポート。
 MC 「新曲のコーナー。」
 5. 雨の音
    先月行った清里で歌詞が浮かんだのだとか。
 MC 「新曲祭り。」
 6. さよならの向こう側
    お客さんの身の上話がもとになっているらしい。
 MC 「新曲大会。」
 7. 幸せのかけら
 MC 「言いたいことは歌に詰め込んでいるので言いません。」
 8. 愛ゆらら
    入倉さんはここまで。
 9. おやすみさん
    メトロノームの名前は“メトロ君”でしたっけ?

 MC 「今日はひときわ拍手が大きい気がします。」
E1. 満ちてゆく

 軽めに唄っていますが、雨の日にふさわしいしっとりとした質感のある ライブでした。毎回ゲストを呼んでいるこの企画ですが、声質の観点から 戸田和雅子さんとのハーモニーが今までで一番合っているように思います。 それぞれがオリジナル曲で主旋律を中心に唄う構成で、ときどき逆になったり ソロになったりすると、二人の音域の違いが感じられますね(戸田さんに つーちゃんの高音域は苦しそう)。
 いろいろと新たな企画(?)を盛り込んで、変化をつけようとしていることが わかりますが、ちょっと苦しさが見えかくれしているような…。歌種の元々の コンセプトには、歌を素の状態のまま聴かせるということが有ったと思うので、 無理矢理イベント的な企画を考えようとするよりも、もっと歌(新曲)で勝負して いっても良いのではないかと思ったりします。新曲品評会でも良いのではないかと。 今回新曲として扱われていた(既に何度か唄っている曲もあります)「雨の音」 「さよならの向こう側」「幸せのかけら」では、私の好みはこの逆の順番の並びに なりそうです。
 客席には矢野真紀さん、ありましのさんが来ていました。
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copyright かみと,2004