下北沢MOSAiCで芙咲由美恵さんのライブを見てきました。

○KEYNA
  ケーナさん。GtVoの女性で、16歳、高校1年生。右足に包帯を巻いて足を引きずる
  ようにして登場。ストレッチをした後に唄い始めます。
 1. “あなたが今哀しいなら…”
 2. カケラ
 MC 夏休みを利用して広島から東京の間をツアーした。「広島から東京」と言って
    おきながら、最初に出てきたのが群馬だったのには笑ってしまいました。
 3. 孤独なヒーロー(ゆうき)
    大阪のミュージシャン ゆうきさん の曲だそうです。
 MC 高校に電車やバスを乗り継いで2時間くらいかけて通っている。この日の朝、
    乗り換えの駅で階段から落ちて怪我をした。意識が遠くなって電車の中に
    しゃがみこんでしまった(…ライブしている場合じゃない?)。
 4. ラーメン屋の隣のクリーニング屋さん
    甲本ヒロトさんの実家を訪ねたときのことを書いた曲だとか。
 5. 15才
 6. 迷い道
  自称「BLUE HEARTS狂い」というだけあって、ストレートでぶっきらぼうな唄い方は
  甲本ヒロトさんに影響を受けていることがわかります。声質は太め。まだまだ唄に
  ムラがあり、演奏も危なっかしいのですが、がむしゃらなパワーを感じさせます。
  メロディーやコードの付け方ももう少し工夫したいところがありますが、これから
  BLUE HEARTSだけでなく、いろいろなものを吸収していくと変わっていきそうです。

○aya
  KeyGtVoの女性。ポップス系で名古屋出身とのこと。
 1. little love(Instrumental)
    Key演奏。
 2. dear
 3. ここにいて
    この曲からGt。素直なメロディーの曲でした。
 4. (タイトル未定)
 5. 夜空をこえて
    再びKey。
 6. little love
    Gt。
  高音域がきれいで、丸みのある声質です。鼻にかかった声で力強い唄で、
  どことなく大城光恵さんを思わせる唄い方、という印象でした。演奏の方は
  ちょっと危なっかしくて、ストロークがぎこちないところがハラハラさせます。

○芙咲由美恵
  Key,Gtのサポート。
 1. Pistol
    初めて聴いたときから、R&Bなどにありがちなメロディーという印象は
    ありましたが、うまくボーカルを乗せて唄っています。
 MC
 2. さびた線路
    この曲のサビの展開は見事です。楽曲的に良くできていると思います。
 3. 傷跡
 4. 効果てきめん応援歌
 5. 帰り道
 6. ゆれるゆれる
    hiro:nさんっぽい唄い方。
 MC 17歳で家を出て3年が経った。
 7. 猫のうた
  以前ライブで1度しか聴いていない曲であっても、妙に印象に残っていて
  次のメロディーが浮かんできます。興味深い曲を作る人、という気がします。
  人間関係など、いろいろと苦労してきた人なのでしょうが、それらをバネにして
  唄に力を注いでいることが感じられます。「好きこそものの上手なれ」と話す
  彼女らしい、のびのびとしたステージでした。
  この日から2枚目のCDを発売していましたが、枚数が少なかったようで、すぐに
  売り切れてしまっていました。


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copyright かみと,2004