久しぶりに小林清美さんから手紙をもらって、レオアクターズスクールの イベントで唄う清美さんを見てきました。清美さんの前回のライブは2002年 1月9日だったので、会うのは丸3年ぶりになります。会場は甲府の湯村ホテルで、 12:20頃到着。自動ドアを入るとすぐ左側に喫茶スペースのような場所があり、 子供たちの団体が食事をしていました。その中に混じって、3年ぶりだというのに 後姿でわかってしまう清美さんがいました。すっかり音沙汰がなくなって どうしているのか心配していただけに、こうして再会できたことが夢のようです。 背後から近づくことになった私に気付いた清美さんは、早速私のことを生徒たちに 紹介していました。「こんにちは」と元気な声に圧倒されつつ、清美さんの 先生ぶりに感心します。保母さんになりたかった清美さんだけに、子供の扱いは さすがです。まぁ、10年前からのイメージもあり、エネルギッシュな清美さんは 子供の一人みたいに見えなくもありません。
 清美さんらがいた横にレストランがあります。今回のイベントはこのレストランで、 グランドピアノがありました。扉があるわけではないのでリハーサルの様子が 筒抜けなのですが、あの清美さんが「清美先生」と呼ばれ、てきぱきと子供たちに 指示を出したりする姿を見ると、まるで成長を喜ぶ父兄のような気分になります。
 徐々にお客さんも集まり始め、あわただしいリハーサルが終わると開場。 そして開演。まずは清美さんだけが登場。

 1. “君のためなら…”
    Pf弾き語り。途中から生徒たちが参加、合唱団的なコーラスを入れています。
 MC 挨拶。生徒は、いしいゆかさん、かたおかまこさん、依田美月(よだみつき)さん、
    齋藤恵(さいとうけい)さん、しげさん、ルルさん、むらわきふみやくん、
    杉本茉優(すぎもとまゆ)ちゃん。
 2. “小さくため息をついて…”
    しげさんがGtで参加。
 MC
 3. グロウアップ(Hysteric Blue?)
    さいとうさん、かたおかさん、よださんによるダンスと唄。カラオケ。
 4. えりあし(aiko)
    さいとうさんのソロ。カラオケ。
 5. 夢日和(?)
    まゆちゃんの唄で、さいとうさん、かたおかさん、よださんがダンスで参加。
    カラオケ。
 MC 清美さんが登場して、まゆちゃんにインタビュー。まだ8歳とのことですが、
    NHKの連続ドラマやCMに出演していたりするそうです。
    清美さん自身のことについて。ファンクラブのすべての人に今回のことを
    お知らせしたかったけれど、関東と関西の代表に1通ずつ送った。イベントの
    ことがインターネットで話題になっていて嬉しくなった。唄をやめようかと
    思った時期もあったけれど、生徒たちのパワーをもらってもう一度唄いたいと
    思った。自分が演奏し唄う曲はオリジナル。子供たち向けにはどうしても
    元気な曲になってしまうけれど、次はバラード。
 6. 君を思うまま
    清美さんの弾き語り。曲の中盤で生徒たちが入ってきますが特に一緒に唄う
    わけではありません。
 7. 負けないで
    元気な曲。清美さんと生徒たちが交互に唄ったりハモったり。
 8. ささやかな祈り(Every Little Thing)
    よださんの唄。マイクが不調でしたが、慌てることなく唄っています。
 9. 小さきもの(林明日香)
    ふみやくんの唄。
 MC ふみやくんはまゆちゃんとともにYBSでレギュラー番組を持っている。
10. 母の月(ヤン・アーレン?)
    ルルさんの唄。
 MC ルルさんへにインタビュー。中国から来て、第2のテレサテンさんのような
    歌手をを目指していると紹介されていました。
    レオ・アクターズスクールの宣伝など。
11. 粉雪
    しげさんを除く皆で唄います。清美さんがいとこのために作った曲だそうです。

アンコールになります。
E1. 負けないで

 生徒たちと清美さんで半分くらいずつ時間を分けるのかと思っていましたが、 ほとんど区別はありませんでした。清美さんが仕切って生徒たちをぐいぐい 引っ張っていく様子を見て、なんとも感慨深いものがありました。清美さんの唄は 後半になるにつれて“らしさ”が出てきていました。「粉雪」はいかにも清美さん らしい曲で、懐かしい感じすらありました。子供といってもおかしくない年齢の 生徒もいる中で、皆に負けないくらい元気で若々しい清美さんでした。 生徒たちも子供らしく元気で、臆することなく楽しそうに唄っていて、将来が 楽しみです。
 終演後は清美さんと話すことができました。表情からもわかりますが、 今本当に充実していることが伝わってきます。メジャーの頃の「売れなくては いけない」という重圧がなく、生徒たちを通して音楽の楽しさを体全体で 表現しているかのようでした。デビュー当時から「お客さんと話せなくなるなら 売れなくてもいい」と言っていたくらいだったので、当時から売ることを目指して 唄っているわけではなかったのですが、やはり周囲のスタッフに対する責任を 感じ続けていたようです。今回「見に来てくれた人、一人ひとりのために曲を 作って唄いたい」と言っていて、あの頃と同じように唄うことの本当の意味を 彼女なりに再確認したようです。 近いうちにまた唄うつもりだそうなので、また次回を楽しみにしたいと思います。
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copyright かみと,2005