○瓜生明希葉
  Gt,Bs,KeyAccのサポート。
 0. Singing in the Rain
 1. Suggest game
 2. パンとチーズ
 3. フォークロア
 4. 木漏れ日の沈黙
 5. Endless story
  ポップス系、フレンチポップスのテイストを感じます。どこぞのお嬢様風の上品な
  雰囲気があります。唄い方や透明感のある声には若干特徴が薄いような印象でした。
  3,5曲目では本人がKeyを演奏していました。2曲目のような明るめのタイプの曲が
  似合っているように思います。
  アンケート用紙に、個人情報保護に関する記載あり。

○Arearea
  二人とも和服で登場。その意味はわかりません。
 1. “夏のにおい…”
 2. “ミルクティーが冷める前に…”
 3. MAS QUE NADA(カバー)
 4. 私は誰を探しているのだろう
 5. “失いし時を心に刻んで…”
 6. Like a wind
  技術力の高さは確かなものがあり、RinoさんのボーカルもYukiさんのキーボードも、
  それぞれ聴かせどころがきっちりできています。選曲としてはやや統一感に欠ける
  ところもありますが、Areareaの幅広さを感じさせるには十分でしょう。以前は
  結構力任せなステージだったように思うのですが、今回は落ちついた印象を受け
  ました。和服のためでしょうか。

○Tahnya∴
  Gt,Vo(女),Perc。
 1. アニバーサリー(松任谷由実)
 2. 明日に吹く風
 3. 幸の種
 4. これまでとこれから
 5. 初恋
 6. おやすみ
  なんとなく“力んだNUUさん”のような雰囲気がありました。張りのある唄い方を
  する部分はインパクトありますが、あまり音域が広くないのか、得意な音域以外では
  物足りなさを感じてしまいます。この辺りのつながりがなめらかになると良さそう。
  やっている音楽は比較的バラエティに富んでいました。印象に残ったのは「幸の種」。

○神山みさ
  Key(女),Percのサポート。
 1. “夏の歌が聴こえますか…”
 2. きれいな涙
 3. 子守唄
 4. STAND
 5. “見えない明日へと…”
 6. キレイ
  鼻にかかった声でストレートにぶつけるような唄い方ですが、それが逆に投げやりな
  印象を与えてしまっています。彼女なりに丁寧に唄っているのだろうとは思うも
  のの、単調に感じられるので、力を抜いて唄う部分とのメリハリがもっと出てくると
  唄の幅が広がるように思います。Keyの吉田佳奈子さんとのハモりは声質の違いが
  活かされていてきれいでした。

○芙咲由美恵
  Bs,Dr,Gt,Keyのサポート。
 1. ひとつになろうよ
 2. 帰り道
 3. いつか
 4. ひとりごと
 5. リンゴ
 6. さびた線路
  「ひとつになろうよ」は初めて聴く明るめの曲。この日のライブはバンドだけに、
  元気な曲は勢いがあります。「帰り道」「さびた線路」など、おなじみの暗めの
  曲が由美恵さんの過去の心の葛藤であるならば、「ひとつになろうよ」は現在の
  素直な心の喜びなのかもしれません。サポートも含め、細かいミスなどはあった
  ものの、それらを全て超越するだけの由美恵さんの深みを感じさせるライブで、
  確固たる実力がきっちりと表現できていたように思います。お客さんを惹き付ける
  パワーは見事でした。今回のライブはアンコールしたくなるくらいの内容でした。

かみと,2005