渋谷duo MUSIC EXCHANGEで伊藤サチコさんのライブを見てきました。 "Duo Piano"というイベントで、ステージにはグランドピアノのみ。

○aki
  オープニングアクト。Pfのサポートで、本人は唄のみ。
 1. 愛をとめないで(オフコース)
    オフコースのカバーですが、akiさんのデビュー曲でもあります。
 2. ひとつひとつ
 3. カーニバルの朝
 4. 愛の祈り
  しっとりとした声で大人っぽい唄でした。きっちりと唄っている印象ですが、
  あまり個性が感じられず、レストランやバーなどでBGMとして唄っていそうな
  誰にも耳障りとならないような唄でした。ボサ風の「カーニバルの朝」を
  聴いていて、シャンソンが似合うのではないかと思ったりして。
  それにしても、名前がなんとかならないのかと思ってしまいますね。akiを
  名乗るアーティストは他にも何組かいて、とても紛らわしい。

○伊藤サチコ
 1. MUSIC LIFE
 2. 雨だれの涙
 3. さようなら、木
 4. 天気雨
 5. 赤い魚
 6. 東京の空
 7. 三日月の夜
  いつものような立ち上がりの不安定感はありませんでした。比較的安定して
  唄えていた方だったと思います。肩の力が抜けている、そんな余裕が感じられ、
  声も良く出ていたと思います。「天気雨」は軽めに唄っていて、片思いを
  唄った世界観に合っていました。ちょっとピアノは怪しげでしたが。
  MCでは、小学4年からピアノを習って中学で挫折したけれど、合唱コンクールの
  伴奏者に選ばれ、唄いながら伴奏していたとか、ピアノは自分にとって
  良きライバル、といった話など。

伊藤サチコさんが終わるとどやどやとお客さんが入ってきて、客層の組織色が
濃くなりました。

○Angela Aki
  PfVo。颯爽と登場します。ダイナミックな演奏と少しひっかけるような癖のある
  唄い方。アメリカ人と日本人のハーフで、徳島生まれ。中学時代を岡山、
  高校はハワイ、大学はワシントンDCでそれぞれ過ごしたということで、
  日本語は微妙に関西弁。音楽的には洋楽のバラード系ヒットナンバーに日本語を
  付けたような楽曲が中心。自分がハーフであることから、アメリカと日本の
  架け橋になるような仕事をしたいと思っていたそうで、楽曲的にも洋楽との
  架け橋のような位置づけになる感じでした。力強い演奏で唄もしっかりしています。
  9月14日にメジャーデビューとのこと。
  ちなみに大学時代は政治を勉強していたのだとか。大学ではアカペラグループに
  所属し、ゴア副大統領(当時)の官邸でのクリスマスパーティで唄ったこともある
  話(豪華な扱いを期待していたのに控え室が車庫だった、など)もしていました。


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copyright かみと,2005