拝郷メイコさんのアルバム『日々是青色』発売記念ワンマンライブが 渋谷duo MUSIC EXCHANGEで行われました。久しぶりのバンドライブです。 開場前からたくさんの人が集まっていて、前日のduoよりも多めに用意された 椅子も、ほどなく埋まっていました。開演予定時刻の25分くらい前から 「ものがたり」のPVなどが流されます。18:05頃開演。サポートはKey,Bs,Dr,Gt。

 1. いちりん
 MC 「いらっしゃいませ、ようこそ渋谷duoへ。日々是ワンマンライブ、最後まで
    楽しんでいってください。」
 2. ふと
 MC 「顔が見たいよ。皆の顔が見たい。(客電が点灯すると)改めまして今晩は、
    背後メイコです。相変わらずサブイボナイトですね。"923"(9月23日)が合言葉に
    なっていて、こんなにたくさんの人が来てくれると思って…いました。
    信じてました。」バンドライブは2年ぶり。「いつもと違う自分になれそうな
    気がしていますので、見逃さないでください。」
 3. 変身願望
 4. メロディ
 5. 蒼い花
    伴奏はKeyのみ。
 MC 「蒼い花」は11月公開の映画「変身」の主題歌。デビュー4年目を迎える。
    ここでメンバーを呼び込みます。
    「どれどれの唄」がテレビで流れたり、車内吊り広告になっていたりして、
    小学校の頃の友達などから電話がかかってくるけれど、憶えていない人も多い。
    「(メイコさんの言動に対し)失笑が多いんだよねぇ。」
 6. どれどれの唄
    メイコさんは鍵盤ハーモニカくらいの大きさのキーボードを危なっかしく
    弾いていました。うまく弾けた後はガッツポーズ。
 MC 「いい曲ですね。すがすがしい。皆さんが木に見えました。もうブレイク寸前
    ですよ。」会場内に設置されたテレビカメラについて。ケーブルテレビの番組
    「ミュージックパーティー」のカメラで、10月1日から15日まで「まるごと
    拝郷メイコ」という特集で放送されるようです。
 7. ななしのおさる
    お客さんにも唄わせます。
 MC 「最高です。これだからやめられない。」
 8. 吉日
    "923"を思っていてできた曲とのこと。
 MC サポートメンバーは「吉日」を「吉田」と言っていた。「どっちでもいいので
    憶えてください。」
    10代の頃は今のような感じではなくはじけていた。「昔の自分を思い出しながら」
 9. 帰り道
10. 君と海
11. 君恋唄
 MC 「少しずつここまで歩いて来れました。知ってくれている人というより、
    (メイコさんが)知っている人が増えてうれしい。初めて出会った人から、両親と
    お姉ちゃんですけど、見守ってくれている人が見に来てくれている、ここには
    そういう人しかいない。」「ライブは空気と思っているけれど、今日は濃密です。
    特別なワンマンです。」
12. せかい
 MC
13. ものがたり
14. 夏の神様
    メイコさん一人のステージ。

アンコールになります。
 MC 物販でTシャツとマグカップを売っている。「アンコールがきてよかったね。
    感動しちゃった。」
E1. トマトスープ
E2. 家路
 MC 「すてきな夜をありがとう。」

 終演は19:54頃。前半は喜びがにじみ出るような唄い方で、せつない曲も 楽しそうな雰囲気で唄っていました。バンドということで「メロディ」は 少しアップテンポな感じで、唄そのものは軽めに聴こえます。「蒼い花」は 声の柔らかさが強調されていました。新曲の「吉日」はこれまでになかった タイプのポップな曲で、唄い方も少しロック系。10代のころの話をした後に Fragrance Balanceの頃の曲でも唄うのかと焦ってしまいましたが、さすがに そんなことはなく、この日一番良かったと思う「帰り道」でした。しっくりと 音が会場に馴染むように、ゆったりとした波動となって思いが伝わってきます。
 全体を通じ、きっちりと練られたライブという印象でした。多少声が揺れて いるところはあったものの、きっとメイコさん自身が誰よりも一番楽しみに していたライブだったのではないか、と思えるくらい、1曲1曲をかみしめる ように楽しんでいる雰囲気が伝わってきて、きっちりとまとまったライブだった と思います。もっと長時間のライブをやっているメイコさんだけに、あっさりと 終わってしまった気もしますが、また次があると思える安心感があるだけに、 2時間弱という内容は無難な構成だったように思えます。
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copyright かみと,2005