長谷川都さんの企画“歌種その36”が表参道FABで行われました。今回の 映画は『COOL RUNNINGS」、音楽は『GUMBO』(DR.JOHN)、食べ物は “すたみなにっこりにんいくごはん”、飲み物は“トマト麦酒で微笑みを”、 “桃の紅茶で思い出し笑い”。
 この日の客席は前列がテーブル席になっていて、客席内の横にサブステージが 組んでありました。ステージにはキーボード1台のみ。
 ライブで配られている“歌種TSUU-SING”によれば、今回のテーマは“笑顔”ですが ショッキングな出来事があったとのことで、どうやら社長が失踪したとのこと。 仕事か何かでどこかに行っているのを“失踪”と書いただけの冗談なのかとも 思いましたが、どうやら本当のことのようです。

第1部
 0. うふふ
 1. 歌をうたおう
 2. あいのくに
 MC いつもだと“すてきです”のコーナーだけれど、ショッキングな出来事のために
    今回は無し。社長の失踪で固形物が喉を通らないほどショックを受けている。
 3. ミルク
 MC ここでサブステージに移動します。「サブステージでグランドピアノを弾きたい
    という夢が叶いました。」
 4. だいきらい
    グランドピアノといってもトイピアノです。
 MC 再びメインステージに戻ります。
 5. 銀色のポット
    今回の新曲。別の曲ができていたけれど、前日にできたばかりのこの曲を披露
    していました。
 MC カバー曲のコーナー。
 6. 花(喜納昌吉)
 7. 愛ゆらら

転換中にキーボードが1台追加されます。

第2部
 MC 早速“うふふゲスト”の東真紀さんを呼び込みます。二人の出会いは昨年末。
    お互いに知ってはいたけれど、前回の歌種の打ち上げで隣の席に座ったことが
    話すようになったきっかけ。その後、真紀さんのラジオ番組にゲスト出演した。
    真紀さんにとって弾き語りのアーティストの友達はつーちゃんが初めて。
    譜面の書き方がそっくりだったり、何かと通じるものがある。
 1. ジョンの純な恋物語(東真紀)
    前半、つーちゃんはジャンベです。
 MC 犬についての話。
 2. ひとりじめ(東真紀)
    つーちゃんのリクエストで。
 MC 次は真紀さんがライブで聴いて涙してしまった曲。
 3. はなうた
    歌詞がしどろもどろになってしまう真紀さん、つーちゃんがわざと間違えたの
    ではないかと思うようにブレイクを入れて、フォローしていました。
 MC 真紀さんのステージはここまで。真紀さんについて「空気が合う人」と
    締めくくっていました。
    バレンタインデーが近いということで、次の曲。
 4. すてきなふたり
 5. 風まかせ
 6. fuzzy peach
 7. おんなじ空の下

ここで本編終了。アンコールではすぐ出てきます。

 MC 「1曲忘れていました。アンコールしていただけて唄えることになりました。」
E1. 満ちてゆく

ダブルアンコール。
 MC (社長の失踪も含め)歌種3周年で、歌種を始めたころの心境に近い。
E2. 大事なのは強く思うこと

 失踪事件についての詳細はわかりませんが、つーちゃんは相当衝撃を受けている と思われます。しかしそれを拭い去るかのような、しっかりとした力強い唄でした。 余裕というよりも大きさを感じさせるところがあり、この3年間の精神的な成長ぶりを 思わせます。後半の「すてきなふたり」「風まかせ」などが良かったと思います。
 東真紀さんは落ち着いているように見えて、結構緊張していました。トークで ほぐれるかと思ったものの、「聴くとわかるけどすごいよ」とつーちゃんに紹介され たりしていて、微妙にプレッシャーを感じていたのかもしれません。「はなうた」は つーちゃんよりもずっと力強く鮮明なファルセットで、しかもメロディーの乱高下で 難しい曲だけに、つーちゃんとは一味違う「はなうた」になっていました。 二人のハモリは若干微妙なところがあって、PAの関係もあるとは思いますが、 バランスが悪かったり音がずれていた感があったりしました。ビブラートの真紀さんと ノンビブラートのつーちゃんということで、明確にコーラスに徹しないと、 合わせるのは難しそう。
SAIL Music Laboratoryへ戻る
copyright かみと,2006