長野まつもと芸術館小ホールで行われた[ma]のワンマンライブ“Aprire”を 見てきました。当日の昼になって見に行くことを決めたという状況でした。 中央本線経由で松本へ。電車が遅れたこともあり、会場着は開演予定時刻の 5分前でした。当日券はありましたが、定数288の席はかなり埋まっているようでした。 ステージにはリビングルームのようにソファーとテーブルがおいてあります。 18:15頃、サポートメンバー(Bs,Gt,Perc)が登場し、テーブルにあったドリンクを 持って定位置へ。続いてmayuさんが登場しキーボードへと向かいます。 ayaさんは客席の後ろに現れ、ステージへ。ayaさんがソファーに座り、 リモコンを操作してAVコンポのスイッチを入れるしぐさでスタートとなります。

 1. dice cast
 MC 「ようこそ"Aprire"へ。ゆったりゆったりゆったりしていってください。」
 2. Days
 MC 「松本(桜)満開の土曜日です。」
    仕事を辞めて音楽に専念してから、4月で3年。支えてくれる皆さんがいるから
    続けていられる。次の曲は仕事を辞めようと決断した頃に作った曲。
 3. innocence
 4. リセットボタン
 5. 三日月
    この曲でPerc→Drになります。
 MC 「皆さんどうですか、良き感じですか。暖房なしでもいいくらいあたたかくして
    いきます。」
 6. 今日も明日も
    曲中にメンバー紹介。なかむらはやとさん(PercDr)、おのたかしさん(Gt)、
    くろすかつひこさん(Bs)。
 7. Sing a song
 MC 「あついですね、こりゃ冷房ですよ。」
    mayuさんが前に出てきて、二人並びます。ここでゲストとして二人の後輩に
    あたる信州大学の学生でオーケストラのメンバー(Vn,Vn,Va,Vc)を呼び込みます。
    mayuさんはグランドピアノへ。Dr→Percになります。
 8. Replay
 9. free free
    サポートのメンバーはステージを下ります。信大のメンバーはステージに残って
    いますがこの曲では演奏せず、[ma]の二人だけ。
 MC 次の曲は、平凡な毎日だと感じたときに自分の思いを爆発させたいと思って
    太陽の表面の爆発になぞってタイトルを付けた。
10. flare
11. ユートピア
    この曲で再びサポートが戻ります。
 MC 二人が出会ってから10年。「10年って早いですね。」信大の入試のときに
    mayuさんから話しかけ、一緒に買い物までした。合格するかどうかもわから
    ないのに、また会える確信があった。授業では二人がペアになることになり、
    友達の誕生日にayaさんにオリジナル曲を唄ってもらったことが[ma]の
    始まりだった。今では聴いてくれる人も増え、自分たちもちょっとずつ大きく
    なっている気がする。
    この曲を唄うたびに唄う意味、[ma]をやっている意味を確認することができる。
12. アカシ
13. 花風
 MC
14. aLIVE

本編はここまで。19:43頃でした。アンコールになります。

 MC 「今日、("Aprire"を)やって良かった。」
E1. 夏のまぼろし
    サポートの3人が入ります。
E2. やすらぎの場所
    二人だけのステージ。

 まるで朝のひとときのような爽やかさのある「dice cast」でスタート。柔らかく 滑らかな唄でした。「innocence」はやや線の細さが気になります。「三日月」では 低音の不協和音がありました。ステージ後ろの壁には照明の三日月が浮かんでいます。 「Sing a song」ではスピード感があり、良かったと思う1曲。続いての「Replay」は まるでグラスハープのような響きがありました。「free free」では水の中のような 青い照明の中でゆったりとたゆたうピアノのアルペジオがうまくマッチしていました。 唄は比較的ベタッとした感じでした。「花風」のあたりは、低音域があまり出て いません。「aLIVE」では唄いだしの歌詞を間違えるayaさん。 全体的に[ma]のテンポで流れる穏やかなライブだったと思います。細かい点では いろいろと気になるところもありますが、今後も気張らずに定期的にワンマンライブを 実施していってもらいたいものです。
 この時点で20:00。このあとダブルアンコールがかかっていましたが、時間切れ だったので(指定席を取っていた中央本線の最終は20:02だったので、完全に遅れて いるのですが)会場を出てきました。宿泊するつもりはなかったので、結局長野回りで 帰りましたが、スタートの15分遅れがなければ6千円程の無駄が発生しなかったかも。
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copyright かみと,2006