長谷川都さんとアナム&マキによる“さんにん娘。と坊主と侍〜ぶらり旅立ち〜”が 渋谷O-WESTで行われました。この日で長谷川都さんがライブ活動を休止するという こともあり、結構お客さんは集まっていました。とはいえ基本的に椅子席で、2階席も 開放されていました。思ったよりもゆったり見られる感じ。

まずはアナムさんが登場してギターを弾き始めます。
 1. “雨が降ってても…”
    マキさん、都さん、サポートの中村キタローさん、入倉リョウさんが登場して
    ラインダンスのような踊りを踊っていました。
 2. あいのくに
 MC 都さん、サポートの二人はステージを下ります。
 3. “小さな朝のともし火…”
 MC サポートの二人が戻ります。「サンダルでライブ、初めてやわ」
 4. “私は知らない…”
    曲が終わると都さん登場。
 5. “愛してるって…”
 MC サポートの二人が下がります。3人で並んで椅子に座り、休憩タイム。
    アナマキによる都さんのものまね、都さんによるアナマキのものまね。
    都さんはアナムさんの足まね、マキさんの手まね、ということでした。
    サポートの二人が戻ります。
 6. Fuzzy peach
 MC 「アナマキタローとやると知らない自分を発見する」
 7. みやこうた
    曲が終わるとアナム&マキ、サポートの二人は下がります。
 8. はなうた
    前半はア・カペラでした。
 MC サポートが戻ります。4年ぶりのO-WEST(2002/04/23ですかね)。
    「ミルク」の新録のアレンジはキタローさん。
 9. ミルク
    曲が終わるとアナム&マキの二人が戻ります。
10. 大事なのは強く思うこと
11. “返らない私の赤い日々…”
12. “愛って愛って…”
    曲中にCall&Response。マキさんがめがねをかけてマキ先生に変身し、ラップの
    指導をします。都さんが下がって、再び登場したのは長谷川先生。ジャージ姿
    でした。ラップ(?)を披露して、すぐに下がってしまいます。再び戻ってきた
    都さんは前の姿に。
13. 風まかせ
14. 月の花まつり

E1. 愛ゆらら
E2. “弱いものに…”
    曲中、長谷川都さんのライブ活動休止に関する挨拶。
E3. おんなじ空の下

 ほとんどの曲を3人でパート分けして唄っていました。ボーカルの割合でいうと、 アナム&マキの二人を足したくらいが都さんと同等といった音の作りでもあり、 アナムさんの声はもう少し力強さが欲しかったところ。都さんの唄は全般的に 安定していて、音の粒がなめらかにあふれ出るような感じ。アナム&マキの 聴きどころはやはりアグレッシブなギターでしょうね。あれは見ているだけでも 楽しい。いろいろと企画的には面白いものでしたが、詰めが若干あまいところも 感じられたライブでした。
 この日で長谷川都さんが活動休止とのことですが、それほどしめっぽい雰囲気に ならなかったのは好感が持てます。このところのライブはお客さんも共演者も まるで活動休止をイベントとして楽しんでいるようなところがあったので、 あまり派手にすると戻りにくくなるのに、と思っていました。なので、今回の ステージは次が決まってはいないものの、きっちり次につながるような内容だったと いえます。個人的には半年間の休止で年越しライブで再開が良いのではないかと、 勝手に思っています。最近アナムさんの影響で占いに凝っているという都さん、 今後について占ってもらったら「音楽からは離れられない」ということを言われた らしく、そういうところも次につなげたい意識が感じられました。今回の活動休止の 発表に“踊らされた”お客さん(いろいろプレゼント用意したり皆で何かやろうと企画 したりした人たち)は満足かもしれませんが、都さんって結構したたかな人だと 思います。彼女は音楽を辞められない人でしょう。
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copyright かみと,2006