青山音楽室で紫門さんのライブが行われました。仕事の状況に波があるため 万全を期して休みを取りましたが、紫門さんのホームページによれば「予約が いっぱいになりつつある」とのこと。当日青山音楽室に確認したところ 「立ち見でも良ければ入場はできます」との話だったので、とりあえず一安心。 「状況によってはお立ちいただくことになるかもしれません」と言われましたが、 補助の丸椅子が出たことで立ち見にはなりませんでした。
 昨年発売されたアルバム『とおりゃんせ』は歌詞に多少説教くさい印象はある ものの、楽曲や音の作りがとても良くコンセプトがしっかりしていて、統一感のある 内容になっています。
 サポートはアルバム『とおりゃんせ』のプロデューサでもある丸山ももたろう さん(Gt)。客席にはギタリストの岩田裕樹さんが来ていました(彼もももたろうさんと 同じような透明感のあるギターを弾く人です)。

第1部
 1. ボタン
 MC 「ボタン」の歌詞に触れ「眼鏡をしている男性はかっこいい人が多い。」と
    ももたろうさんに話すと、会場からかすかな笑いが。
 2. かさぶた
 MC 「かさぶた」を友人の結婚式で唄った。新婦のリクエスト。歌詞の一部、結婚式に
    あまりふさわしくない「終わりが来る」という歌詞は「あなたがいる」に変えて
    唄った。
 3. 童神(古謝美佐子)
    最近ウチナーンチュの「童神」を聴くことが多かったので、紫門さんの「童神」は
    すっきりとした都会的な印象でした。「光」を「恵み」と唄っていましたね。
 MC 「名前が似ているけど」とSIONさんのカバーを。
 4. がんばれがんばれ(SION)
 MC これまで聴いてきた音楽について。子供の頃は松山千春さん、チャゲ&飛鳥など。
 5. 熱い想い(チャゲ&飛鳥)
 MC 新曲。
 6. 緋の花
 MC
 7. 祈り

第2部
 1. 月あかり
    新曲。ももたろうさんの曲だそうです。ボサノバ系の曲は紫門さんでは最近は
    ほとんどなかったと思います。
 MC 「NHKでは唄えない曲を。」
 2. Weekend Milk
 MC おじいちゃん子だった話。音楽の楽しさを教えてくれたおじいちゃんへ感謝を
    込めて。
 3. Grand-Pa
 MC
 4. うた
 MC 新曲を。
 5. 蛍
    今回聴いた新曲の中では一番今の紫門さんらしい曲。
 MC 「S〜陽のあたる場所」の"S"について。「紫門の"S"でありsanctuaryの"S"など
    いろいろな意味がある」とのこと。また「6文字って何ですか」と尋ねられた
    けれどその意味についてはいずれまた、だそうで。
 6. S〜陽のあたる場所
    大サビで紫門さんが早く入りすぎてしまいます。
 7. とおりゃんせ

E1. 君と歩く道
    ももたろうさんが活動しているユニット“ももかん”の曲らしいです。元は
    インストとのことですが、今回紫門さんが歌詞を付けて唄います。ももたろうさん
    曰く、この曲に詞をつけて唄う人は紫門さんで4人目らしいです。
E2. やすらぎ
    唄いだしの部分で、ややリズムを崩して唄っていました。

 最初は多少こもったような声と音だったのですが、すぐに気にならなくなります。 紫門さんのシャキッとした声が一筋の光のように客席を照らしているかのようでした。 あたたかさの中に芯の強さがある、そんな唄です。「音楽のジャンルは子守唄」と いうように、心を静めて穏やかにしてくれる音楽でした。
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copyright かみと,2007